福島第一原発の作業されているかたの、被爆線量の集計結果を東京電力は発表しています。11月の発表までは積算の線量でした(1)。12月発表分からは月毎に変わっていました(2)。1月発表分を変わりました(3)。
簡単に言えば、
11月発表分まで:
福島原発に入いいた時期で、3月に入いた方はxxmSv、4月のかたはxxmSvなんて形でした。
12月発表分
3月はxxmSv、4月はxxmSv被爆した形での発表に変化しました(累積でなく、その月に浴びた放射線量と、人数)。
1月は発表分
12月に浴びた外部被ばく線量と、3月からこれまで浴びた内部被ばくを含む放射線量
ころころ発表の形式が変わる東京電力の意図を(=^・^=)は説明されていません(4)。でも、面白いデータが得られました。3月から、これまでに福島第一原発に行った方で、どれだけの人が今も福島第一原発で働かせてもらっているかです。
以下に(1)(2)(3)から集計した、
月別の下請けさんの人数、雇い入れ数、そして延べ人数がわかりました。12月まで働いている方の推移のグラフを示します。

図―1 東京電力福島第一原子力発電所の下請けさんの雇用状況
これまで、16,226人の人が下請けさんに雇われ、福島第一原子力は発電所に行っています。その中で、12月も働けた人はたった5,016人です。平均すれば
16,226÷5,016≒3ヶ月
です。
下請けさんは、たった3ヶ月の使い捨て が(=^・^=)の結論です。
でも、それだけではありません。3月に下請けさんのうち、21名の方が、100mSv以上の被爆をしています(1)。今日(1/31)の発表で,100mSv以上被爆した方で、今も福島第一原子力発電所で働いている方の人数が出ていました。下請けさんは
「0」でした。大量に被爆された方は、いなくなっています。
今日、ネットでこんな記事を見つけました(5)。
「(福島第一)原発事故以前は原発関連で働いていた住民が仕事を失いました。」
(=^・^=)の想像ですが、3月に2、088人の下請けさんが、福島第一原発の事故収束のために頑張っていただきました(1)。でも、頑張った方は、被爆線量が多く、これ以上は福島第一原発では働けなくなり「原発事故以前は原発関連で働いていた住民が仕事を失いました。」になったのではないかと。
2012年1月に、柏崎刈羽原子力発電所には、5,111人の下請けさんが働いています。福島第一原発は、柏崎刈羽原子力発電所より規模(発電量)が半分程度なので、半分程度の方が事故前から働いてい思います。すると、2600人程度です。3月の事故で、がんぱった下請けさんは2088人です。すぐに2000千人以上の方(しかもある程度の知識や経験がある方)を集めるのは無理だと思います。それまでいた下請けさんが残り、頑張ったのだと思います。
でも、放射線を浴びすぎたら○○になったりして。(=^・^=)は想像たくなります。
福島第一原発事故を収めたのはスキャンダル報道官(7)でも、食道癌になった発電所所長(8)でもないと思います。必死に頑張った、第一線の作業員(下請けさん)だと思います。
<お詫び>
以前、「福島第一原発 下請けさんは4ヶ月の使い捨て」なんて記事を書きました(9)。でも、計算しなおしたら、3ヶ月の使い捨てでした。その中には、福島第一原発の収束のために命を張った方もいると(=^・^=)は思います。
―参考にいたサイト様―
(1)
福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況について(10月実績)(2)
福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況について(3)
福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況について(12月実績)(4)
定例会見(過去1週間分)(5)
福島 川内村長が「帰村宣言」(6)>
発電所で働く人たち(7)
西山英彦 - Wikipedia(8)
吉田昌郎 - Wikipedia(9)
福島第一原発 下請けさんは4ヶ月の使い捨て
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- 2012/01/31(火) 21:38:01|
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