めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

東電再建計画改定、賠償・除染費用は8.4兆円、1年で破綻する。

 東京電力は事実上は再建計画である特別事業計画(1)の改定を発表しました。主な改定内容は除染・賠償の東京電力負担額をこれまでの7兆6585億円から8兆3644億円に変更したものです(2)。経済産業省は昨年12月初めに賠償7.9兆円、除染4兆円の合計11.9兆の見積もりを発表しており3.5兆円程足りません。同計画には「、交付の時期については、既に機構が交付した6 兆8,518 億円を控除した金額を、2016 年度及び2017 年度までに交付することとする。」との記載がり(2)、有効期限は2018年3月の後1年のようです。新たな東京電力の再建計画は1年で破綻します。
 福島は福島原発事故によって汚染されました。
事故から6年近く経って、汚染されたままの福島
 ※1(4)の数値データを元に(5)に示す手法で2月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(6)による
 図-1 原発事故6年近く経て、汚染されたままの福島
 
 事故から6年近くが経過しましたが、福島では国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超える(7)の地域が広がり、汚染されたままです。
 このために「除染」を実施し(8)しています。モモの生産量は山梨県が第一位で、福島県は第二位です(9)。7.8月が福島のモモのシーズンです(10)。そこで7.8月のモモの取引価格を調べて見ました。
原発事故後に拡大した福島産と山梨産のモモの価格差
 ※(11)を転載
 図―2 東京中央卸売市場のモモの取引価格

 多くの消費者の皆さんが福島が汚染された地であることを認識し、福島産を避けた結果だと思いますが、事故後に福島産モモの山梨産に対する価格差が広がり解消の兆しがありません。当然ながら多額の賠償が発生します。こうした費用は事故を起こした東京電力が支払うことになっています(12)。以下の半年毎の東京電力の賠償や除染費用の支払い額を示します。
半年で数千億円で推移する賠償・除染費用の支払額
 ※(13)を集計
 図―3 東京電力の賠償・除染費用支払い額

 概ね半年毎に数千億円を払っています。1月27日までの累計は約7兆円(6兆8588億円)になりました(13),このようなお金が東京電力にあろうはずがなく、原子力損害賠償・廃炉等支援機構(以下機構と略す)とゆうなったらしい名前の組織が東京電力に「交付金」を渡し、それを元に東京電力が支払っています(14)(15)。以下に、東京電力が支払う賠償・除染費用のお金の流れを示します。
最後は電気代に上乗せとなる賠償・除染費用
 ※1(14)(15)にて作成
 ※2 原子力損害賠償・廃炉等支援機構は機構と略す。
 図―4 東京電力が支払う賠償・除染費用のお金の流れ

 国は機構に対し債務保証(交付国債)し、これを元に機構は金融機関からお金を借り東京電力に渡しています。借りたお金は返さなくてはならないので、電力会社から「分担金」として徴収します(15)。分担金の徴収額の推移を示します。
年2000億程度の分担金・特別分担金の納付額
 ※1(15)にて作成
 ※2 「特別分担金」は東京電力に対する上乗せ
 図―5 分担金・特別分担金の納付額

 分担金と東京電力に上乗せされる特別分担金のこれまでの合計は8,513億円で東京電力が支払った賠償・除染費用に図―3と比べ極めて少額です。東京電力の支払が終わってもしばらくは続きます。電力会社にはお金が無いので「基本」は(=^・^=)も支払う電気代に上乗せです。
 こうしたお金の流れを計画してるのが「特別事業計画」です(16)。事実上の東京電力の「再建計画」です(1)。1月31日に新たな計画が発表されました。主な改定内容は除染・賠償の東京電力負担額をこれまでの7兆6585億円から8兆3644億円に変更したものです(2)。ただ既に東京電力は6兆8588億円を支払っていのるので、残りは1兆5066億円です。図ー3の数値を合計すると東京電力の2016年支払額は1兆3270億円なのであと1年2ヵ月でなくなりそうです。同計画には。同計画には「、交付の時期については、既に機構が交付した6 兆8,518 億円を控除した金額を、2016 年度及び2017 年度までに交付することとする。」との記載がり(2)有効期限は2018年3月の後1年のようです。経済産業省は昨年12月初めに賠償7.9兆円、除染4兆円の合計11.9兆の見積もりを発表しており3.5兆円程足りません(3)。
 以下に「特別事業計画」に示された賠償・除染の見込み額の推移示します。
増え続ける賠償・除染の見込み額
 ※(2)にて作成
 図―6 賠償・除染の見込み額の推移

 増え続けています。これからも増え続けると思います。将来は(=^・^=)も支払う「電気代」に上乗せです。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 安倍出戻り内閣は福島原発事故の全容をなかなか示そうとはしません。図―6にあるように1年毎に小出しにしています。これでは福島の方は不安だと思います。
 福島県はイチゴ栽培が盛んだそうです(17)。福島ではもイチゴ狩りが楽しめます(18)。福島はイチゴの季節です。福島県伊達市は福島最大のイチゴの産地です(19)。同市産のイチゴはとても甘くてちょっと酸っぱい、新鮮そのものだそうです(20)。福島県は福島産イチゴは「安全」だと主張しています(21)。でも福島県伊達市のスーパーのチラシには福島産イチゴはありません。
他県産はあっても福島産イチゴが無い福島県伊達市のスーパーのチラシ
 ※(22)を引用
 図―7 福島産イチゴが無い福島県伊達市のスーパーのチラシ

当然の結果です。(=^・^=)も福島県伊達市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)東京電力:関与、政府が長期化 再建計画、廃炉費増え後ずれ - 毎日新聞
(2)特別事業計画の変更の認定について|プレスリリース|東京電力ホールディングス株式会社
(3)東京電力改革・1F問題委員会(第6回)‐配布資料(METI/経済産業省)中の「参考資料(PDF形式:783KB)
(4)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(5)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(6)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(7)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(8)除染情報サイト:環境省
(9)もも(モモ/桃)の収穫量ランキング: 教えて!全国ランキング 2017  ~都道府県ランキング 日本の統計~
(10)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(11)めげ猫「タマ」の日記 福島値下がり、山梨値上がり7,8月のモモ価格、当然の結果です。
(12)東京新聞:福島原発事故の賠償・除染負担が8兆円増 電事連、超過分に国費を要望:経済(TOKYO Web)
(13)賠償金のお支払い状況|東京電力(過去の掲載分も含む)
(14)原子力損害賠償・廃炉等支援機構 - Wikipedia
(15)原子力損害賠償・廃炉等支援機構
(16)原子力損害賠償・廃炉等支援機構
(17)甘酸っぱい幸福感!赤くてかわいい、イチゴ! | ふくしま 新発売。
(18)福島 いちご狩り特集 | 一般社団法人 福島市観光コンベンション協会公式ページ こらんしょふくしま
(19)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(1月3週)―福島でイチゴ狩りが始まる。検査結果はありません―
(20)伊達のいちご - 福島県伊達市ホームページ
(21)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(22)リオン・ドール スーパーマーケット お得情報満載
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  1. 2017/02/02(木) 19:48:34|
  2. -
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