3月18日と20日に韓国の格安航空会社のチェジュ(済州)航空(1)がソウル/仁川と福島間のチャーター便の運航を計画していますが(2)、チャーター便への乗務を拒否する乗務員が続出しているおり(3)、結局は中止になりました(4)。福島は汚染されており、福島第一は不安定なので(=^・^=)は当然の事だと思います。
福島原発事故によって福島は汚染されました。

※1(5)の数値データを元に(6)に示す手法で2月1日時点に換算
※2 避難区域は(7)による
図―1 福島空港の位置
図に示す通り国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(8)地域が広がっています。当然ながら多くに方は福島を正しく警戒し、避けたと思います。以下に福島空港の利用者数を示します。

※1(9)を転載、イベントは(9)による。
※2 ①2007年3月、仙台空港鉄道開業
※3 ②2009年2月、日本航空、福島空港撤退
※4 ③2010年
3月、茨城空港開港
7月、成田スカイアクセス開業
※5 ④2011年3月、福島原発事故
※6 ⑤2015年3月、ひたち品川乗り入れ
図-2 福島空港の利用者数
事故後に利用者が低迷しています。特に事故以降は国際線定期便が運休しています(10)。それでも 3月18日と20日に韓国の格安航空会社のチェジュ(済州)航空(1)がソウル/仁川と福島間のチャーター便の運航される見込みとなりました(2)。チャーター便を利用した旅行商品が企画され、福島県も知事がチラシに登場するなど(11)、売り込みに必死のようです。

※(11)を引用
図―3 韓国旅行のチラシに登場する福島県知事
チャーター便は韓国から飛んでくるので、採算をとるためには韓国から福島を訪れてくれるお客さんを載せて飛んで来て、その後で福島から韓国を訪れる方を運ぶ必要はあります。韓国から福島への誘客にも努めているようです。「ふくかん農食品文化交流事業」の交流会は22日、福島市吾妻学習センターで開かれ、韓国・全州(チョンジュ)市の農業関係者が訪れたそうです(12)。福島県は国際チャーター便で実績を積み、福島空港の国際定期便の復活を目指す思惑があると思います。
でも上手く行かないようです。このチャーター便への乗務を拒否する乗務員が続出しており(3)結局は中止にとなりました(4)。ドタキャンです。(=^・^=)は当然の結果だと思います。
以下に福島県が発表している福島空港の放射線量を示します。

※(13)より作成
図―4 福島空港の放射線量(福島県発表)
図に示す通り毎時0.07マイクロシーベルト程度でしょうか?以下に航空機モニタリングより作成した福島空港が立地する玉川村(10)の放射線量分布を示します。

※1(5)の数値データを元に(6)に示す手法で2月1日時点に換算
※2 避難区域は(7)による
図―5 福島県玉川村の放射線量分布
図に示す通り福島空港付近では毎時0.12マイクロシーベルトありそうです。値が合いません。福島県は過去に福島県は人為的操作で放射線測定器付近の放射線量を局所的に下げています(14)。福島県が発表する放射線量はあてになりません。
以下にスズキの検査結果を示します。

※1(15)を転載
※2 NDは検出限界未満(見つからないと)を示す
※3 日付けは捕獲日
※4 淡水は除く
図―6 スズキの検査結果
図に示す通り宮城、茨城、千葉産スズキからはそこそこセシウムが見つかっていますが、厚生労働省の発表(16)を見ると福島産スズキは55件連続で検出限界未満(ND)です。他県産スズキではセシウムが見つかっているのに、汚染源がある福島産から見つからないなどはおかしな話です。スズキを含め福島産の農水産物を検査しているのは厚生労働省の発表(1)を見ると福島県農林水産部に所属する「福島県農業総合センター」です(17)。中立性に疑問があります。
(=^・^=)は福島第一は時間共に核分裂の連鎖反応が再発する「再臨界」を起こしやすくなっていると考えています。それなりに調べると離れた2カ所でヨウ素131が見つかれば、「再臨界」の可能性が濃厚になると思います(18)。福島県は県北浄化センターと県南浄化センターの汚泥中のヨウ素131の濃度を毎日測定し、公表しています(19)。以下に結果を示します。

※1(20)を転載
※2 NDは検出限界未満を示す。
図-7 県北および県中浄化センターの汚泥中のヨウ素131濃度
図に示す様に同期してヨウ素131が度々見つかっており福島第一の不安定な状態は事故から6年近く経た今も解消していません。
以下に2015年11月から16年11月までの放射線量の増減をしめします。

※1 (21)を転載
※2 2016年11月18日時点の値―2015年4日時点の値で計算
※3 集計は公表されたCSVデータを元に自作のアプリケーションで集計
※4 山の位置は地図で確認
図―8 2015年11月から12年11月までの1年間の放射線量量の増減
図に示す様に高い山がが連なる山形・新潟・群馬県境沿いで増えています。福島では放射性物質が飛び交い、県境の高い山を乗り越えられず県境付近で落下したと考えのが自然です。
以上を纏めると
①福島県が発表する放射線量はあてにあならない。
②福島県が発表する食品検査の値は他県の値と整合性が無い。
③福島第一原発には再臨界の兆候がある。
④福島では放射性物質が飛び交っている。
になります。これでは韓国の航空会社の乗務員の皆様が福島へのフライトを拒否すのは当然です。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
韓国の皆様は福島を避けているようです。福島の皆様の反応が気になります。
福島産コシヒカリが特Aにランクされたそうです(22)

※(23)を2月24日に閲覧
図―9 福島産コシヒカリが特Aランクになったと報じる福島県の地方紙・福島民報
福島県棚倉町産米の全数・全袋検査数が15万件を超えました(24)。同町は人口14、449人の町(25)なので住民が食べるのは十分な量です。福島県は福島産米は全数・全袋検査が実施されており「安全」を主張しています(26)。でも、福島県棚倉町のスーパーのチラシには福島産米はありません。

※(27)を引用
図―10 福島産米が無い福島県棚倉町のスーパーのチラシ
当然の結果です。(=^・^=)も韓国や福島県いわき市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
チェジュ航空 - Wikipedia(2)
インフォメーション | 福島空港(3)
チェジュ航空の福島チャーター便、乗務員の乗務拒否続出 韓国メディア報道 - トラベルメディア「Traicy(トライシー)」(4)
韓国・チェジュ航空 福島便就航計画を撤回= 放射能懸念で(5)
航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成28年9月14日~11月18日測定) 平成29年02月13日 (KMZ, CSV)」
(6)
めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2016年)(7)
区域見直し等について - 福島県ホームページ(8)
除染の目標・計画などについて | 除染・放射線Q&A | 除染情報プラザ:環境省(9)
めげ猫「タマ」の日記 福島空港にMRJ?未来は暗い(10)
福島空港 - Wikipedia(11)(2)中の「 ※株式会社 ツアー・ウェーブ 仙台営業所⇒
商品チラシは こちら」
(12)
県産食材 いただきます 韓国の農業関係者ら福島訪問 | 県内ニュース | 福島民報(13)
福島県放射能測定マップ(14)
めげ猫「タマ」の日記 5月測定器の周りを除染で福島県の放射線量が激減!―補正式が必要(15)
めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(2月3週)―北海道産ブリからセシウム、福島産は91件連続ND―(16)
報道発表資料 |厚生労働省(17)
農林水産部 - 福島県ホームページ(18)
めげ猫「タマ」の日記 再臨界について(19)
流域下水道終末処理場における下水汚泥等の放射性物質濃度・空間線量結果について(6月末現在) - 福島県ホームページ(20)
めげ猫「タマ」の日記 福島2ヶ所の汚泥から同時にヨウ素131(2016年12月)、再臨界?(21)
めげ猫「タマ」の日記 広範囲で放射線量が増加した事故6年目の福島(22)
県産コシヒカリ全て最高「特A」 11年ぶり 28年産米食味ランキング | 県内ニュース | 福島民報(23)
福島民報(24)
ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報(25)
トップページ | 棚倉町公式ホームページ(26)
<水田畑作課 - 福島県ホームページ/a>
(27)エコス/棚倉店のチラシと店舗情報|シュフー Shufoo! チラシ検索
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- 2017/02/24(金) 21:17:49|
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