めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島・安達の葬式は14%増、相馬は増えず(事故6年目の2016年3月-17年1月)

 福島県安達地方は事故前より農水産業の生産額が増えています。そして葬式も14%増えています。同じ福島でも避難中の飯舘を除く相馬地方では農水産業の生産額が半減しています。そして葬式も増えていません。
 (=^・^=)は福島産について
 ①福島産のセシウム検査は他より低い値が出る。
 ②福島産のセシウム検査は汚染が酷い場所が避けられている。
 ③福島産のセシウム汚染は増加するものがある。
 ④福島産は基準値を超えても出荷制限されない場合がある。
との特徴を見出しています(1)。それでも福島県、東京電力、安倍出戻り総理等は福島産は安全であり、福島産を避ける行為は風評被害だとしています(2)(3)(4)。でもこの方達は福島原発事故前には原発は安全だと言っていた方々です(5)(6)(7)。およそ信じる事が出来ません。
 福島は原発事故によって膨大な放射性物質がばら撒かれ、事故からまもなく6年ですが、国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超(8)える地域が広がっています。
事故から6年近く経て、汚染されたままの福島
 ※1(9)の数値データを元に(10)に示す手法で2月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(11)による
 ※3 相馬地方の範囲は(12)、安達地区の範囲は(13)による。
 図-1 相馬地方と安達地方

 図に示す通り福島は汚染された状態が6年近く続いています。安達地方と相馬地方は避難区域を挟み西と東に位置しています。以下に安達と相馬の1次産業の生産額の推移を示します。
福島安達は3%増、相馬地区は67%減の1次産業生産額
 ※1(14)を集計
 ※2 相馬は飯舘村を除く
 図―2 安達地区と飯舘村を除く相馬地方の1次産業生産額

 図に示す通り安達地区でも原発事故のあった2011年は少し落ち込みましたが、その後は徐々に増やし、
 事故前の2010年   94.7億円
 事故後3年目2013年 97.9億円
で事故後3年目で事故前を3%上回っています。
 一方飯舘村除くを相馬地方では
 事故前の2010年  104.8億円
 事故後3年目2013年 45.1億円
で△67%減です。
 福島産が「安全」とゆう安倍出戻り総理、福島県、東京電力の主張が正しければ両者の保健衛生状態に差は生じないと思います。そこで、安達と相馬の葬式(死者)数の推移を比較してみました。以下に安達地区(二本松市、本宮市、大玉村)(13)の各年3月から翌年1月までの葬式(死者)数を示します。
事故後に葬式が増えたままの安達地方
 ※(15)を集計
 図―3 安達地方の各年3月から翌年1月間の葬式(死者数)の推移

 図に示し通り原発事故前の2010年3月から翌年1月の葬式(死者)数は978人ですが、それ以降は6年連続で1078人を超えています。そして2016年3月から17年1月までの死者数は1,111人で14%増えています。偶然に起こる確率を(=^・^=)なりに計算すると0.4%で、統計的な差(有意差)あるとされる5%(16)より大幅に低くなっています。以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。

 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
 ※ 計算方法は(17)による。
有意差検定表

以下に全村避難が続く飯舘村(11)を除く相馬地方(新地町、相馬市、南相馬市(12))の葬式(死者)数を示します。
事故後もあまり葬式が増えていない相馬地方
※1 (15)を集計
 ※2 飯舘村を除く
 図―3 飯舘村を除く相馬地方のの各年3月から翌年1月間の葬式(死者数)の推移
 震災のあった2011年3月からは増加していますが、後はそれ程には増えていません。原発事故前の2010年3月から11年1月の葬式(死者)数は1,141人で、2016年3月からの17年1月は1,155人で少し増えていますが、統計的な差はありません。
 相馬地方は2011年3月から12年1月は増えていますが、この間に震災があり飯舘村を除く相馬地方は大変な津波被害にあいました(18)(19)(20)。津波による死者や生活環境の悪化で葬式は増えたと思います。一方で安達地区は図―1に示す通り内陸にあり津波被害はありません。
 同じ福島でも 1次産業が増えた安達では葬式増え、大幅に減った相馬では増えていません。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 こんなデータが出て来ると
  福島産、食べて応援、あの世行
 なんて気分になります。それでも福島県の地方紙・福島民友は2月24日の社説の冒頭で
「県外に根強く残っている本県と放射能が結び付いたマイナスのイメージを拭い去らなければならない。」
 と論じていました(21)。これでは福島の皆様は「福島県と放射能が結び付いたマイナスのイメージ」が無いようにとれますがほんとうですかね?
 福島県相馬地方などを含む福島県北部を活動範囲とする農協の広報誌が旬の農作物として「イチゴ」を紹介していました(22)。福島はイチゴの季節です。福島県相馬市ではイチゴ狩りも楽しめます。相馬ぼイチゴは
「幸の香は大粒の苺がいっぱい生っており食べ応え十分です。また苺の中では一番酸味と甘味のバランスの良い苺でコンデンスミルクとの相性は抜群です。」
とのことです(23)。福島県は福島産イチゴは「安全」だと主張しています(24)。でも、福島県相馬市のスーパーのチラシには福島産イチゴはありません。
他県産はあっても福島産イチゴが無い福島県相馬市のスーパーのチラシ
 ※(24)を引用
 図―4 福島産イチゴが無い福島県相馬市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県相馬市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(2016年)―デタラメな検査で安全とされる福島産―
(2)福島県風評・風化対策強化戦略について - 福島県ホームページ
(3)2015年1月16日(いわき市漁協組合員説明会資料)風評被害対策について(PDF 325KB)
(4)平成28年6月3日 福島県下訪問 | 平成28年 | 総理の一日 | 総理大臣 | 首相官邸ホームページ
(5)福島第一原子力発電所3号機におけるプルサーマル実施に係る安全確認 - 福島県ホームページ
(6)原子力安全・品質保証会議|東京電力
(7)衆議院議員吉井英勝君提出巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問に対する答弁書
(8)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(9)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成28年9月14日~11月18日測定) 平成29年02月13日 (KMZ, CSV)」
(10)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2016年)
(11)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(12)相馬地方とは | 相馬広域観光案内
(13)安達地方広域行政組合
(14)福島県市町村民経済計算 報告書 - 福島県ホームページ
(15)福島県の推計人口(平成29年2月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(16)有意水準とは - 統計学用語 Weblio辞書
(17)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(18)[PDF]新地町 調査総括表(1/14) 1.被害の状況等 2.復興計画の策定状況
(19)相馬市 調査総括表(1/8) 1.被害の状況等 2.復興計画の策定状況
(20)南相馬市 調査総括表(1/8) 1.被害の状況等 2.復興計画の策定状況
(21)【2月24日付社説】本県と放射能/マイナスイメージ拭い去れ:社説:福島民友新聞社 みんゆうNet
(22)広報誌 | JAふくしま未来中の「最新号 Vol.12(2017.2)
(23)TOP | 和田観光苺組合
(24)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(25)Webチラシ情報 | フレスコキクチ中の「相馬店」
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  1. 2017/02/26(日) 19:44:06|
  2. -
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