2月3日付の厚生労働省の発表で、栃木県産シイタケから、1キログラム当たり600ベクレルも放射性セシウムに汚染されたシイタケが見つかったそうです(2)。しかもスーパーで売られているみたいです(4)。
さぞや、大慌てと思ったら、栃木県のホームページを見たら(2月8日 20:00閲覧)(1)。

図―1 栃木県のホームページ抜粋(アンダーランは(=^・^=)追加)
栃木県のHPには「安心」と書いています。とても、安心して食べることなどできません!
―2月3日の発見からもう5日、でもまだ「食品衛生法に適合」とHPに乗せている栃木県は何を考えているのだろう―
2月2日は、長野県に出荷された茨城県産の乾しシイタケから、非常に高い(2、080(Bq/kg))の濃度の放射性セシウムが見つかりました(3)。そして、そのシイタケもすでに販売されているそうです(5)。販売した業者さんは、
「過去に茨城県産の原料を使用した可能性のある下記の商品を自主回収させていただきます。」
と告知しているみたいです(3)。でも、ネットを調べた限りでは、2月4日時点での茨城県の対応を見つけることができませんでした(見つけた方は書き込みをお願いします)。
お役所(県庁)の対応はなんともいい加減としか思えません!(=^・^=)は心配になりました。そこで、今年の暫定基準値を超えた検査状況を調べてみました。
表―1 2012年度の食品中の放射性物質検査概要

データは(6)によります。なお、精度の低い検査(主にNaI)、全数検査(牛肉など)および実際には出荷いていない食品(福島県産の海産物)は除外しました。
消費地で2日連続で、基準値越えの放射性セシウム汚染食品が売られいます。
茨城県は、まったく乾しシイタケを検査していません。
栃木県の、シイタケの値は、2月3日に見つかったシイタケの3分の1以下です。
産地でちゃんと検査しているので「安心・安全」と言われてもこんなデータがあってはとても信じられません。しかも、栃木県には前科があります。セシウム汚染牛肉が見つかった去年8月、栃木県は「0」と発表しま(7)。
(=^・^=)の結論
産地の発表は、信じてはいけない。信じる者は騙される。
<余談>
もし、私が栃木県のお役人なら、栃木県のホームページから「生シイタケ」とっくに削除してます。
<追記>
今日2月13日に栃木県のホームページ(1)を見たら「生シイタケ」が消えっていました。

でも、買ってしまった生シイタケをどうすればいいかは書いていませんでした。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
栃木県/放射能に関する農産物の安全性確認状況(2)
食品中の放射性物質の検査結果について(第313報)(3)
茨城県から基準値越えの放射性セシウム汚染乾シイタケが流出した。今の体制では、ブロックできない?100g食べただけでICRP勧告の1.7%は被爆する。(4)
時事ドットコム:栃木のシイタケからセシウム=都内スーパーで流通-厚労省(5)
干しシイタケからセシウム 長野・愛知・群馬で販売(6)
厚生労働省(食品中の放射性物質の検査結果)(7)
8月の食品中の放射性セシウム検査をまとめて見た。(8)
栃木県 - Wikipedia(9)
野菜類 | 食品の放射能検査データ
スポンサーサイト
- 2012/02/04(土) 20:04:57|
- -
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0