めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

食品中の放射性セシウム検査のまとめ(3月2週)―千葉のスズキは20ベクレル、福島は64件全数ND―

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。3月2週中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。先週に続き今週もしっかりセシウム汚染食品が見つかっています(4)。牛肉を除く検査結果の概要は以下の通りです。
  ①検査数1,254件中1件の基準超え
  ②平均は、1キログラム当たり1.3ベクレル、最大140ベクレル(千葉県産ウナギ)。
事故から6年経て見つかるセシウム汚染食品
   ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(5)を参照
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2017年3月2週)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県

 今週のデータを解析すると
 ①千葉のスズキは20ベクレル、福島は64件全数ND
 ②福島産キュウリの出荷が始まる。検査結果はありません。
 ③上昇する広野町ミカンのセシウム
 ④福島第一20km圏内の漁業再開、ストロンチウム90は大丈夫?
 との特徴が見えます。福島産からは今週は基準超は見つかっていませんが「安全」とはいえません。

1.千葉のスズキは20ベクレル、福島は64件全数ND
 厚生労働省は千葉産スズキから1キログラム当たり20ベクレルのセシウムが見つかったと発表しました(8)。ところが福島県が実施した福島産では検出限界未満(ND)でした(10)。以下にスズキの検査結果を示します。
他県で見つかっても福島産スズキからは見つからないセシウム
 ※1(1)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからないと)を示す
 ※3 日付けは捕獲日
 ※4 淡水は除く
 図―2 スズキの検査結果

 千葉だけでなく、宮城産や茨城産のスズキからもそこそこセシウムが見つかっています。でも福島産からは見つかっていません。今回の発表を加えると64件連続で検出限界未満(ND)です。
 厚生労働省は先週につづき(4)、青森県産マダラからセシウムが見つかったと発表しました(11)。ところが福島産は8件全数で検出限界未満(ND)です(10)。従前の発表を含め、マダラの検査結果を示します。
他県で見つかっても福島産マダラからは見つからないセシウム
 ※1(1)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからないと)を示す
 ※3 日付けは捕獲日
 図―3 マダラの検査結果

 図に示す通り青森だけでなく、北海道、岩手、宮城産のマダラからもセシウムが見つかっています。でも福島産からは見つかっていません。今回の発表を加えると89件連続で検出限界未満(ND)です。 
 スズキしてもマダラにしても他県ではセシウムが見つかっているのに、汚染源がある福島産から見つからないなどはおかしな話です。スズキやマダラを含め福島産の農水産物を検査しているのは厚生労働省の発表(1)を見ると福島県農林水産部に所属する「福島県農業総合センター」です(13)。中立性に疑問があります。
 福島産は他よりも低い値がでる検査で「安全」とされ出荷されます。

2.福島産キュウリの出荷が始まる。検査結果はありません。
 福島を代表する農産物にキュウリがあります(14)。福島のスーパーのチラシを見たら福島産キュウリが掲載されていました(15)。
福島産キュウリが掲載されたスーパーのチラシ
 ※(15)を引用
 図―4 福島産キュウリを掲載されている福島のスーパーのチラシ

 キュウリの検査結果が気になります。厚生労働省発表(1)では昨年12月以降の検査結果には検査結果がありません。福島県が提供するサイトで検査結果を検索したのですが、福島産キュウリの結果が出て来ません(16)。それでも福島県は福島産キュウリは検査で安全が確認されたと主張しています(17)。
 福島産は検査していなくても検査で安全が確認されたとして市場に出荷されます。

3.上昇する広野町ミカンのセシウム
 福島県広野町ではミカンが栽培されています。町民のレクリエーション目的で市場出荷は行っていないそうです(18)。厚生労働省は同町産ミカン3件全てでセシウムが見つかったと発表しました(19)。以下に検査結果を示します。
上昇する広野町産ミカンのセシウム
 ※1(1)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからないと)を示す
 ※3 日付けは収穫日
 図―5 広野町産ミカンの検査結果

 図に示す様に昨年に比べ上昇しています。
 先週の記事では同町産のヒラメのセシウム濃度が上昇をお伝えしました。今週も広野町産ヒラメからセシウムがが見つかりました(20)。以下に推移を示します。
上昇する広野町産ヒラメのセシウム
 ※1(1)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからないと)を示す
 ※3 日付けは捕獲日
 図―6 ヒラメの検査結果

 図に示すようにこちらも昨年末からセシウムが見つかるようになり、上昇しています。

4.福島第一20km圏内の漁業再開、ストロンチウム90は大丈夫?
 事故から6年が経ちましたが、福島第一原発から海洋への放射性物質もれは続いています。以下に外洋に直接に繋がっている福島第一A排水路の放射性物質濃度を示します。
WHOガイドラインを超えた汚染排水が流れる福島第一A排水路
 ※1(21)を転載
 ※2 セシウム134はCs-134と137はCs-137と略す。
 ※3 NDは検出限界未満(見つからい事)を示す。
 図―7 A排水路の放射性物質濃度

 図に示すようにセシウムだけでなく、これを超えるストロンチウム90由来の全ベータ(22)が含まれています。一方で、厚生労働省はストロンチウム90の検査は不要としています(6)。
 以下に福島第二原発沖2kmの東京電力がT―S7地点のストロンチウム90濃度とカルシウム含有量の相関を示します。
カルシウムを多く含む魚程高い福島産魚のストロンチウム90濃度
 ※1(23)を転載
 ※2 カルシウム含有量は100g当たりのmg数
 図―8 ストロンチウム90濃度とカルシウム含有量の相関

 図に示す通り、カルシウム含有量が多い魚程、ストロンチウム90濃度が上昇しておりカルシウムとストロンチウム90は密接な関連を持っています。
 福島第一沖10~20kmの海域域でイカナゴの漁が3月13日に再開しました(24)。
福島第一20km圏内のイカナゴ漁再開を報じるFTV
 ※(25)をキャプチャー
 図―9 福島第一沖10~20kmの海域域でイカナゴの漁を報じる福島のローカルTV局・FTV

 イカナゴは100g当たり生で390mg、煮干しすると740mgのカルシウムを含むカルシウムたっぷりの魚です。ストロンチウム90汚染が心配です(26)。確かに東京電力はお魚のストロンチウム90の検査を実施していますが、イカナゴはありません(27)。なんか怪しげなものは検査は避けられている気がします。
 福島産は怪しげな物の検査を避けて「安全」とされ出荷されます。


<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 ・他所より低くでる検査で安全とされる福島産
 ・検査されていなくても検査さていて「安全」され出荷される福島産
 ・セシウム濃度が上昇する事もある福島産
 ・怪しげな物の検査を避けて「安全」とされ出荷される福島産
 これでは福島の皆様は不安だと思います。
   福島県喜多方市産米の全数・全袋検査数が約89万件に達しました。郡山市の約131万件に次いで福島県第二位です(28)。郡山市が人口は約34万人に対し(29)、同市は人口は5万人に満たないので(63)、大変に米作りか盛んな市です。同市辺りのお米は「極上」だそうです(30)。同市の小学生の皆様は福島産米のテレビCMに出演されPRにも努めました。
福島産米TVCMに登場する福島県喜多方市の小学生
 ※(31)を転載
 図―10 福島産米のテレビCMに登場する福島県喜多方市の小学生の皆さん。

 福島県喜多方市は同市産米は「安全」だと主張しています(32)。
喜多方市産米は安全だと主張する福島県喜多方市
 ※(33)を引用
 図―11 福島県喜多方市産米は「安全」だとする福島県喜多方市

 でも、福島県喜多方市のスーパーのチラシには福島産米はありません。
他県産はあっても福島産米が無い福島県喜多方市のスーパーのチラシ
 ※(34)を引用
 図―12 福島産米が無い福島県喜多方市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県喜多方市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第1024報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(3月1週)―青森産マダラからセシウム、福島産は68件全数ND―
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)(3)中の「1 自治体の検査結果⇒検査結果(PDF:1,329KB)
(8)(7)中のNo5376
(9)(3)中の「2 緊急時モニタリング又は福島県の検査結果⇒ 検査結果(PDF:122KB)
(10)(9)中のNo163
(11)(7)中のNo6094,6096
(12)(9)中のNo107,108,109,177,235~238
(13)農林水産部 - 福島県ホームページ
(14)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(15)平尼子店 | マルト - 店舗情報
(16)農林水産物モニタリング情報 - ふくしま新発売。を「キュウリ、キュウリ(施設) 」で3月15日に検索
(17)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(18)ウンシュウミカン - Wikipedia
(19)(9)中のNo10,11,12
(20)(9)中のNo219
(21)めげ猫「タマ」の日記 福島第一汚染水(3月2週)―外洋からトリチウム―
(22)めげ猫「タマ」の日記 全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質
(23)めげ猫「タマ」の日記 ストロンチウムほぼ影響なし 福島沿岸魚類(福島民報)、実は一桁以上上昇
(24)コウナゴ試験操業始まる 震災 原発事故6年 | ホッとニュース | 福島民報
(25)福島のニュース (3月13日ひる放送) FTV8
(26)五訂増補日本食品標準成分表 [第2章]中の「 魚介類 の10033」
(27)報道配布資料|東京電力中の「魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域> 201*年度 第*四半期採取分及びその他採取分」(*には1~6の数字が入る)
(28)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報を2月15日に閲覧
(29)郡山市の現住人口/郡山市
(30)喜多方市ホームページ
(31)沖縄県へ米のトップセールスを実施 - 喜多方市ホームページ
(32)めげ猫「タマ」の日記 今年活躍した福島の10人の女性(2016)
(33)平成28年産米の放射性物質検査結果 - 喜多方市ホームページ
(34)(33)中の「?平成28年産米の販売促進用チラシ [PDFファイル/74KB]
(35)リオン・ドール スーパーマーケット お得情報満載
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  1. 2017/03/15(水) 19:42:28|
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