安倍出戻り内閣は2015年6月に、今年3月末でに福島第一の建屋への地下水流入量を1日当たり100トン以下にすると発表しました(2)。期限から半月が過ぎましたが東京電力の発表(3)を見る限り1度も100トンを切った事が無く、最新の発表(4)では倍の1日当たり210トンでした。福島第一の廃炉はなかなか計画通りには行かないようです。
福島第一原発では原子炉やタービン建屋に汚染水が流れ込み(5)、日々汚染水が増え続けています。

※(6)を集計
図―1 日々増え続ける福島第一汚染水
最新のデータ(7)を(=^・^=)なりに集計すると約104万トンになります。増え続ける汚染水に合わせ、汚染水タンクを作り続けなくてはなりません。東京電力は福島第一の汚染水増加を抑える対策を実施するとし(8)、2015年6月に今年(2017年)3月末までには福島第一の建屋への地下水流入量を1日当たり100トン以下にすると発表しました(2)。
以下に「福島第一の建屋への地下水流入量」の推移を示します。

※(3)を集計
図―2 福島第一の建屋への地下水流入量
図に示すように地下水の流入量は徐々に減って行き3月30日の週には1日当たり110トンまで減りました。ただし100トンを切ることはできませんでした。それでも東京電力は3月30日に
「至近の平均では120m
3/日程度(2017/3の平均値)まで低減しており,前回の中長期ロードマップ改訂時に目標としていた水準(100m
3/日未満)に概ね到達している。」
と発表しました(9)。さらには最新の最新の発表(4)では倍の1日当たり210トンでした。福島第一の廃炉はなかなか計画通りには行かないようです。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
東京電力の会見(10)を聞いていると盛んに言い訳をしていました。上手く行きそうなデータが一瞬でもでると、上手く行った「喧伝」します。このような姿勢では福島の皆様は不安だと思います。
福島県が力を入れいている農畜産物に鶏肉(地鶏)があります(11)。この月末には福島では軍鶏祭も開かれます(12)。福島県は福島産鶏肉は「安全」だと主張しています(13)。でも、福島県相馬市のスーパーのチラシには福島産鶏肉はありません。

※(14)を引用
図―3 福島産鶏肉が無い福島県相馬市のスーパーのチラシ
当然の結果です。(=^・^=)も福島県相馬市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
中長期ロードマップ|東京電力(2)(1)中の「2015年6月12日(廃炉・汚染水対策関係閣僚等会議第2回)⇒
(資料1)中長期ロードマップ改訂案について(133KB)PDF」
(3)
報道配布資料|東京電力中の「建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移 」
(4)
2017年4月17日建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF 206KB) (5)
原子炉の安定化|東京電力(6)
プレスリリース|リリース・お知らせ一覧|東京電力ホールディングス株式会社中の「福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について」
(7)
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第299報)|プレスリリース|東京電力ホールディングス株式会社(8)
汚染水対策の主な取り組み|東京電力(9)(1)中の「中長期ロードマップの進捗状況⇒2017年3月30日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第40回事務局会議)
【資料3-1】汚染水対策(31.8MB)PDF(10)
2017/4/17(月) 原子力定例記者会見(11)
ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ(*)
ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ(12)
第13回川俣シャモまつりin四季の里開催 - 川俣町公式ホームページ(13)
安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ(14)
Webチラシ情報 | フレスコキクチ中の「相馬店」
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- 2017/04/17(月) 19:41:25|
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