めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

食品中の放射性セシウム検査のまとめ(4月2週)―事故7年目も流通するセシウム汚染食品―

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。4月4週中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。先週に続き今週もしっかりセシウム汚染食品が見つかっています(4)。今週は基準超えです。牛肉を除く検査結果の概要は以下の通りです。
  ①検査数1,328件中1件の基準超え
  ②平均は、1キログラム当たり2ベクレル、最大120ベクレル(茨城県産シイタケ・流通品)。
事故7年目をセシウム汚染食品が流通する日本
   ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(5)を参照
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2017年4月3週)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県

 事故から7年が経過すましたが
 ①事故7年目も流通するセシウム汚染食品、流通品が検査されない福島産
 ②茨城産シラウオからセシウム、福島産は全数ND
 ③福島はキュウリの安全宣言、汚染が酷い主要産地の伊達、二本松は検査していません。
 ④福島県相馬市のギョウジャニンニクのセシウム濃度は上昇中
との特徴が認められます。

1.事故7年目も流通するセシウム汚染食品、流通品が検査されない福島産
 市場に流通している茨城県産シイタケから基準値(6)を超える1キログラム当たり120ベクレルのセシウムが見つかったと発表がありました(3)。セシウム汚染シイタケを販売したのは茨城県常陸大宮市鷲子272 「みわ★ふるさと館 北斗星」で、生産したのは益子忠一さんだそうです。自主回収を行っています(7)(8)。以下に外観を示し間ます。
茨城産セシウム汚染シイタケ
 ※(9)を引用
 図―2 茨城産基準超セシウム汚染シイタケ

 心当たりの方はパッケージ等を確認され、参考にさせていただいたサイト様(8)に連絡先が記載されているので、ご確認されてみてはいかがでしょうか?
 茨城産シイタケの検査結果を示します。
茨城県検査では基準値以下も県外検査では基準超となる茨城産シイタケ
 ※1(1)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 図―3 茨城県産シイタケの検査結果

 図に示す通り、茨城県の検査では基準値超えは見つかっていませんが、茨城県外の機関が流通品を検査すると基準超が度々見つかっています。このことは
 ①茨城産シイタケは基準超が生産される可能性がある。
 ②茨城県は基準超のシイタケの市場流出を防止する十分な処置をとって無い
ことを意味します。ところが茨城県の対応は
「当該出荷者に対して,迅速な自主回収及び再発防止策を講じるよう指示した。」
です(9)。今回の問題は当該直売所特有の問題でなく、茨城県の体質の問題ですが茨城県は一直売所特有の問題に矮小化し、問題の収束を図っているようです。これでは「安心」などできません。怪しげな産地を避けるのは当然の行為です。
 そして福島が心配です。以下に福島産シイタケのうち流通品の検査件数を示します。
殆んど実施されない福島産シイタケの県外検査
 ※1(1)を集計
 ※2 精密検査を集計
 図―4 福島産シイタケの県外精密検査件数

 図に示すように流通品に限ってみれば福島産は年1回程度の検査です。最後に福島県外で精密検査されたのは1年前の4月25日です。図―3に示すように茨城産は茨城県の検査では基準超はありません。でも茨城県外の流通品検査では基準超が見つかっています。同じことは福島産にも十分に起こり得るはずです。でも福島産は福島県外の流通品検査が殆ど実施されていません。
 福島産は福島県外での流通品が検査さる事なく「安全」が喧伝されます。

2.茨城産シラウオからセシウム、福島産は全数ND
 茨城産シラウオからセシウムが見つかったと発表がありました(10)。福島産が気になります。以下にシラウオ(含むイシカシラウオ)の検査結果を示します。
茨城産からは見つかっても福島産からはセシウムが見つからないシラウオの検査結果
 ※1(1)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからないと)を示す
 ※3 日付けは捕獲日
 ※4 淡水は除く
 図―5 シラウオ含む(イシカシラウオ)の検査結果

 図に示す通り茨城産シラウオからはセシウムがそこそこ見つかっているのに福島産からは見つかっていません。従前の記事で千葉産スズキからセシウムが見つかっているのに福島産からは見つかっていない旨の記事を書きました(4)。新たに福島産スズキの検査結果が発表があったので(12)以下に記載します。
他県では見つかっても福島産からは見つからないスズキの検査結果
 ※1(1)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからないと)を示す
 ※3 日付けは捕獲日
 ※4 淡水は除く
 図―6 スズキの検査結果

 千葉だけでなく、宮城産や茨城産のスズキからもそこそこセシウムが見つかっています。でも福島産からは見つかっていません。今回の発表を加えると103件連続で検出限界未満(ND)です。
  シラウオ、マダラでは他県ではセシウムが見つかっているのに、汚染源がある福島産から見つからないなどはおかしな話です。シラウオ、スズキを含め福島産の農水産物を検査しているのは厚生労働省の発表(1)を見ると福島県農林水産部に所属する「福島県農業総合センター」です(13)。中立性に疑問があります。
 福島産は他よりも低い値が出る検査で「安全」とされ出荷されます。

3.福島はキュウリの安全宣言、汚染が酷い主要産地の伊達、二本松は検査していません。
 福島を代表する野菜にキュウリがあります。伊達市、二本松市、須賀川市が主要な産地です(14)。4月9日にはキュウリの選果作業が始まったそうです(15)。福島県はキュウリの安全宣言を出しました(16)(17)。
キュウリの安全宣言をする福島県
 ※(17)を引用
 図―7 キュウリの安全宣言

 産地は品質の良いキュウリをと意気込のでいるようです(15)。以下に検査状況を示します。
伊達産と二本松市産が検査されていない福島のキュウリ
 ※1 (18)のデータを(19)に示す手法で4月1日に換算
 ※2 避難区域は(20)による
 ※3 検査は(1)(21)による。
 ※4 ◎一つが検査一件
 図-8 郡山市・相馬市・南相馬市といわき市

 事故から7年目ですが、図に示す通り福島のキュウリ産地の伊達市、二本松市、須賀川市では 国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超える(22)地域が広がっています。福島のキュウリは汚染地帯で作られています。
 特に伊達市と二本松市では除染が必要な地域が広く広がっています。でも図に示す通り検査結果はありません。
 福島産は汚染が酷い産地を避けた検査で「安全」とされます。


4.福島県相馬市のギョウジャニンニクのセシウム濃度は上昇中
 福島県相馬市産ギョウジャニンニクから1キログラム当たり35ベクレルのセシウムが見つかったと発表がありました(23)。以下に推移を示します。
上昇し過去最高を記録した相馬市産ギョウジャニンニクの検査結果
 ※1(1)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからないと)を示す
 ※3 日付けは収穫日
 図―9 相馬市産ギョウジャニンニクの検査結果

 図に示すように事故から7年目になりましたが上昇が続いています。福島産には事故から7年目になってもセシウム濃度が上昇するものがあります。


<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
・流通品が検査されない福島産
 ・他所より低く出る検査で安全とされる福島産
 ・セシウム汚染が酷い産地を避けた検査で安全とされる福島産
 ・セシウム濃度が上昇する事もある福島産
 福島のキュウリの主要産地の須賀川市では出荷が始まり、福島県は「安全」したのは本文に記載の通りです。須賀川市辺りのキュウリはみずみずしい香りとパリッとした歯切れがよいそうです(24)。でも、福島県須賀川市のスーパーのチラシには福島産キュウリはありません。
 他県産はあっても福島産キュウリが無い福島県須賀川市のスーパーのチラシ
※(25)を引用
 図―10 福島産キュウリが無い福島県須賀川市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県*の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第1030報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(4月3週)―千葉産ブリからセシウム、福島産は74件連続ND―
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)いばらき食の安全情報
(8)みわ★ふるさと館 北斗星 (道の駅みわ) 公式サイト
(9)(7)中の「「原木しいたけ」の自主回収について (PDF:218KB)
(10)(3)中の「1 自治体の検査結果⇒ 検査結果(PDF:1,021KB)No6072」
(11)(3)中の「2 緊急時モニタリング又は福島県の検査結果⇒ 検査結果(PDF:149KB)
(12)(11)中のNo93、94、95、289、290、361
(13)農林水産部 - 福島県ホームページ
(14)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(15)トピックス | JA夢みなみ
(16)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(17)(16)中の「きゅうり [PDFファイル/210KB]
(18)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成28年9月14日~11月18日測定) 平成29年02月13日 (KMZ, CSV)」
(19)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2016年)
(20)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(21)農林水産物モニタリング情報 - ふくしま新発売。を「キュウリ 、キュウリ (施設)」で4月26日に検索
(22)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(23)(11)中のNo30
(24)特産品 - すかがわ岩瀬 | JA夢みなみ
(25)ヨークベニマル/お店ガイド
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  1. 2017/04/26(水) 19:38:07|
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