福島県広野町からの避難されている方への住宅支援が先月末で原則打切りになりました(1)。何かおかしな事が起こっていないか心配なので、福島県の発表(2)から過去半年間(2016年10月から17年3月)の赤ちゃん誕生数を調べたら
男の子 2人
女の子 9人
で、女の子が多くなっています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら3.5%で、統計的に差があるとされる5%(3)を下回っています。
福島県広野町は福島県沿岸部の福島第一原発から20~30kmにある町です(4)。

※1 (5)のデータを(6)に示す手法で4月1日に換算
※2 避難区域は(7)による
図-1 福島県広野町
事故から7年目ですが、図に示す通り 国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超える(8)地域が広がっています。事故から7年目の福島は汚染されたままです。福島原発事故で一時は全町避難すたのですが、2011年9月にには「安全」とされ避難指示が解除されました(4)。さらには先月末(2017年3月)には自主避難に伴う住宅支援が原則的に打切りになりました(1)。これは住民の帰還させるには効果的な施策だったようです。広野町の3月末時点の住民4935人中3697人が町に帰還していますが、このうち748人は先月(2017年3月)中の帰還です(9)。多くの広野町民がリスクを覚悟しながらも仕方なく帰還したようです。なにか起こってないか心配です。以下に半年毎の赤ちゃん誕生数を示します。

※(2)を集計
図―2 広野町の赤ちゃん誕生数
図に示す通りこの半年で急に男の子が生まれなくなりました。人数を見ると
近々の半年(2016年10月から17年3月)
男の子 2人
女の子 9人
で、女の子が多くなっています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら3.5%で、統計的に差があるとされる5%(3)を下回っています。通常は男の子が少し多く生まれるので(10)異常な事です。
その前の半年(2016年4月から9月)は
男の子 9人
女の子 8人
で男の子がやや多かったので、急に男の子が生まれなくなりました。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
男の子でも女の子でも生まれてくればいいと考える方が大多数だと思います。まして福島の女性はお隣の宮城や茨城に比べても大変に綺麗です。

※(11)を転載
図-3 モモを吐かれた福島の綺麗な女性
放射性影響研究所は広島や長崎の原爆投下で遺伝的な影響が生じていない根拠として 赤ちゃんの男女比に異常が起きていないことを上げています(12)。 でも福島では起こっています。それでも福島は「安全」とされ、自主避難は「自己責任」とされ自主避難による住宅支援は打ち切られました(13)。事故が起こったのが福島で良かったと思っている方もいるような気がします(14)。事故が関東や東海で起こっていればもっと悲惨なことになったと思います。これでは福島の皆様は不安だと思います。
福島県が力を入れている農畜産物に鶏肉(地鶏)があります(15)。今日・明日と福島県福島市では軍鶏まつりが開かれます(16)。福島県は福島産鶏肉は「安全」だと主張しています(17)。でも、福島県福島市のスーパーのチラシには福島産鶏肉はありません。

※(18)を引用
図―4 福島産鶏肉が無い福島県福島市のスーパーのチラシ
当然の結果です。(=^・^=)も福島県福島市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
東京新聞:住宅支援は「命の問題」 福島県、きょう打ち切り 自主避難者なおSOS:社会(TOKYO Web)(2)
福島県の推計人口(平成29年4月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ(3)
有意水準とは - 統計学用語 Weblio辞書(4)
広野町 - Wikipedia(5)
航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成28年9月14日~11月18日測定) 平成29年02月13日 (KMZ, CSV)」
(6)
めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2016年)(7)
区域見直し等について - 福島県ホームページ(8)
国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について(9)
広野町(10)
出生性比(11)
めげ猫「タマ」の日記 福島民友の特集記事【復興の道標・不条理との闘い】に反論する(12)
原爆被爆者の子供における放射線の遺伝的影響 - 放射線影響研究所(13)
東京新聞:憤る避難者「自己責任って何ですか」 復興相「自主避難は本人の判断」:社会(TOKYO Web)(14)
復興相「東北でよかった。首都圏だと甚大な被害」 :日本経済新聞(15)
ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ(16)
第13回川俣シャモまつりin四季の里開催 - 川俣町公式ホームページ(17)
安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ(18)
チラシ情報 | スーパーマーケットいちい
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- 2017/04/29(土) 19:41:11|
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「まして福島の女性はお隣の宮城や茨城に比べても大変に綺麗です。」は宮城県や茨城県の女性に対して失礼なのでは。本文と関係ないように思います。
- 2017/04/30(日) 06:53:32 |
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匿名様
お問い合わせありがとうございます。以下回答します。
Q1> 宮城県や茨城県の女性に対して失礼なのでは。
A1>宮城や茨城の女性も綺麗だけれど、福島の女性はそれ以上に綺麗だとのことで、宮城や茨城の女性に失礼ではありません。秋田美人なることばがありますが(
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%8B%E7%94%B0%E7%BE%8E%E4%BA%BA)、これに従えば秋田の女性はお隣の青森、盛岡、山形の女性より綺麗になります。でもこれをとらえ青森、盛岡、山形に失礼との論調はありません。
Q2>本文と関係ないように思います。
A2>密接な関連があります。本記事は福島における出生性比をあつかっています。福島の女性は大変に綺麗なので女の子が生まれることは喜ばしい事かもしれません。すくなくとも通常であれば問題視する必要はないと思います。でも2011年から福島は放射能に汚染されたままです。状況を見守りおかしなことがあれば背景を考察し注意する必要があります。女の子が多く生まれるとの現象が遺伝的影響と関連している可能性は本文に書いた通りです。事後に福島での遺伝的影響を調査する福島ゲノム調査が計画されましたが、結局はウヤムヤです(
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-1580.html)。福島では怪しいものは調べない状態が継続しています。そうした状況下では一寸した状況をとらえ、その背景を考察し注意することは当然です。
- 2017/04/30(日) 10:21:45 |
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- mekenekotama #-
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