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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島・2017ミスピーチキャンペーンクルー決まる―今年もミセス混入―

 福島産モモ等をPRする2017ミスピーチキャンペーンクルー決まりした(1)(2)。
 ①今年も昨年に続き(3)ミセスが選ばれました(1)(2)
 ②モモを吐かれたと話題になった方は(4)、今年は務めないようです。その代わりふくしまFM(福島県郡山市)が始めた震災番組で、今月からパーソナリティーを務めているそうです(5)。
 ③2016年のミスピーチのうち引き続き1名の方が、今年も務められます。
 福島県は全国有数のくだもの産地です。都道府県別で、福島県は「モモ」の栽培面積・生産量とも全国第2位となっています(平成26年度データ)。この「モモ」を中心に「ナシ」「リンゴ」等の福島産くだもののイメージアップを図るため、全国各地のイベントや量販店等で福島のくだものと福島のPR活動を行っているのがミスピーチキャンペーンクルーです。2017ミスピーチキャンペーンクルーは、昭和38年の初代ピーチガールから数えて55代目にあたります(6)。
 (=^・^=)が知る限り50代以降は苦難の連続のような気がします。2011年の事故で福島は汚染されました。当初の避難地域を除けば汚染が酷いのは福島の果物の主産地の福島盆地です。
事故から6年以上過ぎても汚染が広がる福島
 ※1 4月1日時点に換算
 ※2(7)を転載
 図-1 原発事故6年経て、汚染されたままの福島

 図に示す通り福島では福島盆地を中心に国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超た地域が広がっています。福島は今も汚染されたままです。
 以下に福島産モモの検査結果を記載します。
事故後6年連続でセシウムが見つかる福島産モモ
 ※1(8)を転載
 ※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 ※3 日付けは厚生労働省発表日
 図―2 福島産モモの検査結果

 図に示す通り6年連続でセシウム入りです。
 以下に福島盆地を構成する2市2町の葬式(死者)数を示します。
事故後に葬式が増えた福島盆地
 ※(7)を転載
 図-3 福島盆地の葬式(死者)数

 図に示す通り、事故後に増加し 
 事故前年 (2010年3月から11年2月)3,640人
 事故6年目(2016年3月から17年2月)4,031人
で、11%増えています。同じ福島でもモモの産地でない相馬地方ではこのような事はありません。福島のモモは
 ①汚染された場所で作られている。
 ②産地では葬式が増えている
 ③6年連続でセシウムが見つかっている。
との特徴があります。なお、福島以外のモモの主要産地は山梨、長野、和歌山ですが(9)厚生労働省の発表をみると(10)事故以降の検査で見つかっていません。セシウム入りが確認されているのは主要産地では福島のモモだけです。
 事故後に2011年5月ミスピーチの皆様はキャンペーンに出かけたそうです。そこでは
「今回のPRで多くの方々に『頑張ってください』と温かい声をかけていただき、PRに同行したくだもの農家の方をはじめ事務局も、『今年も全国に美味しいくだものを届けなくては!』と元気をいただきました。」
との事でした(11)。でも現実は厳しいようです。以下に福島のモモ価格を示します。
原発事故後に拡大した福島産と山梨産のモモの価格差
 ※(12)を転載
 図―4 東京中央卸売市場のモモの取引価格

 モモの生産量は山梨が全国一位で福島が二位ですが(7)、事故後に福島のモモは山梨産と価格差が開き続けています。しかたが無い事です。産地は汚染され葬式が増えており、福島産だけがセシウム入りです。
 キャンペーンでモモが吐かれることがあったようです(5)。
上石美咲さん
 ※(6)を引用
 図―5 モモを吐かれたキャンペーンクルー

 そして昨日(4月29日)に2017年のミスピーチが決まったそうです(1)(2)。昨年に続きとても綺麗な方が選ばれた気がします。事故前に福島にお邪魔した経験では福島の女性はお隣の宮城や茨城に比べても大変に綺麗なので、綺麗な方しか集まらなかった気がします。そして
 ①今年も昨年に続きミセスが選ばれました(1)(2)。これで少なくとも4年連続でミセス混入です(3)。主婦の方は料理を通る機会が多いと思います。こうした方が福島産キャンペーンクルーにいた方が、良いのかもしれません。
 ②モモを吐かれたと話題になった方は(4)、今年は務めないようです。その代わりふくしまFM(福島県郡山市)が始めた震災番組で、今月からパーソナリティーを務めているそうです(5)。
 ③2016年のミスピーチのうち引き続き1名の方が、今年も務められます。(=^・^=)の記憶では昨年は2名だったので(井上 幸さん、上石 美咲さん)、1名減です。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 今年も福島のミスピーチの皆さんは大変に綺麗です。応援したい気持ちはあるのですが産地は汚染され葬式が増えており、セシウム入りでは無理です。この気持ちは福島の皆様も同じだと思います。
 福島県いわき市で巨大トマトのオブジェができました(13)。福島県いわき市では美味しいトマトが取れているようです(14)。福島県は福島産トマトは「安全」だと主張しています(15)。でも、福島県いわき市のスーパーのチラシには福島産トマトはありません。
他県産はあっても福島産トマトが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ
 ※(16)を引用
 図―6 福島産トマトが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県いわき市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)ミスピーチ10人決定 県産果物や観光PRへ | 県内ニュース | 福島民報
(2)「55代ミスピーチ」10人決定 全国へ福島県産果物の魅力発信:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(3)めげ猫「タマ」の日記 今年活躍した福島の10人の女性(2016)
(4)めげ猫「タマ」の日記 吐かれて当然、福島のモモ
(5)(ひと)上石美咲さん 地元FMのパーソナリティーを務める福島大3年生:朝日新聞デジタル
(6)ミスピーチキャンペーンクルーについて
(7)めげ猫「タマ」の日記 事故6年目も葬式が増えたままの果物作りが盛んな福島盆地、相馬は別
(8)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(2016年)―デタラメな検査で安全とされる福島産―
(9)都道府県別桃(もも)収穫量ランキング | 日本一・ランキング 2014
(10)報道発表資料 |厚生労働省
(11)2011年度活動日記「首都圏PR第1弾!福島県八重洲観光交流館PR」
(12)めげ猫「タマ」の日記 福島値下がり、山梨値上がり7,8月のモモ価格、当然の結果です
(13)巨大トマト登場 いわきワンダーファーム | 県内ニュース | 福島民報
(14)ワンダーファーム - 福島県いわき市|公式webサイト
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  1. 2017/04/30(日) 19:42:20|
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