めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島避難区域山火事の粉塵測定結果は16倍増、放射性物が舞い上がるとの話はデマと福島民報

 先月(4月)29日に発生し(1)、今月(5月)10日にようやく鎮火した福島県浪江町の避難区域内で発生した山火事について(2)、福島県は1地点(浪江町・石熊公民館)の空気中のセシウム137濃度が1立方メートル当たりで
 5月10日  0.97ミリベクレル
 5月11日 15.55ミリベクレル
と16倍に跳ね上がった旨を12日に発表しました。ところが翌日(13日)に福島県の地方紙・福島民報は社説で
 「ネット上に信ぴょう性に欠けるうわさや事実と異なる火災の現場写真が出回るのは早かった。発生場所が比較的放射線量が高いとされる区域だけに、放射性物質が火事で舞い上がり拡散しているという論調が目立った。」
と論じ(1)放射性物が舞い上がるとの話はデマような発信をしっていました。

 4月29日に福島県浪江町の避難区域で発生し(1)、5月10日にようやく鎮火した山火事は(2)では放射性物質の飛散を心配する声があるようです。福島県は火災現場近くで粉塵測定を実施しています(2)(3)。に以下に定位置を示します。
汚染が酷い場所で発生した福島の山火事
 ※1 (4)のデータを(5)に示す手法で5月1日に換算
 ※2 避難区域は(6)による
 ※3 火災場所・測定場所は(3)による。
 図-1 福島・避難区域内の火災現場と粉塵測定位置

 以下の空気中のセシウム137濃度の結果を示します。
上昇する山火事現場付近のセシウム137濃度
 ※1 (3)にて作成
 ※2 野上一区地集会所は図中では「野上」と略す
 ※3 野上(ND)は野上一区地集会所の測定のうち検出限界未満(ND:見つからない事)の時の検出限界値を示す。他は検出限界未満は無し
 図―2 福島・避難区域内の火災現場近くの粉塵測定結果

 図に示すように5月7日から8日とにかけてと急に上昇しています。
セシウム137が3~9倍上昇したと報じるFTV
 ※(7)をキャプチャー
 図―3 セシウム137の値が3から9倍に上昇した旨を報じるFTV

 この異常な上昇は5月9日の発表(8)から読み取れます。ところが福島民報は翌日(5月10日)に
「インターネットでは山火事で放射性物質が飛散するかのようなデマが拡散された。県が設置するモニタリングポストでは空間線量率も、大気浮遊じんも測定値は火災前と大きな変動は無い。」
との配信しています(8)。
 1地点(浪江町・石熊公民館)の空気中のセシウム137濃度が1立方メートル当たりで
 5月10日  0.97ミリベクレル
 5月11日 15.55ミリベクレル
と16倍に跳ね上がった旨を5月12日に発表しれました(3)。福島県はこれまで、この山火事について
「十万山近傍での大気浮遊じん(ダスト)のセシウム137の測定結果は、0.31~1.32 mBq/m3の範囲であり、直近2カ年の発電所周辺環境モニタリング調査結果と比べ、ほぼ同程度の測定値でした。」
と総括していのですが、この発表以降は
「 昨日(5月11日)における十万山近傍での大気浮遊じん(ダスト)のセシウム137の測定結果は、0.80~15.55 mBq/m3の範囲でした(これまでの最大値は5月8日の7.63mBq/m3)。この原因については、現時点で判断することはできませんが、今後、これらのデータと林野庁主導で実施する動態調査の結果を踏まえ、有識者の意見を聞きながら、火災による周辺環境への影響の評価を行う予定です。」
に変わり(2)、異常を認めています。一方で翌日の13日の福島民報の社説は
「ネット上に信ぴょう性に欠けるうわさや事実と異なる火災の現場写真が出回るのは早かった。発生場所が比較的放射線量が高いとされる区域だけに、放射性物質が火事で舞い上がり拡散しているという論調が目立った。県は、火災発生前と発生後の空間放射線量に大きな違いのないことをデータに基づいて連日、発表した」
と(1)、まるで異常がなかったように論じています。前日の16倍に跳ね上がったにも関わらずです。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 読者の皆様には「デマ」を報じたのは福島のマスコミかネットメディアのどちらかか考えて欲しい友います。今回の福島のマスコミ報道をみてると異常があっても、安全だと報じられ事実が伝えらない気がします。これでは福島の皆様は不安だと思います。
 福島を代表する野菜にトマトがあります。福島県白河市等が主な産地です(10)。今年も収穫が始まったようです。同市のトマトは美味しいそうです(11)。
福島県は福島産トマトは「安全」だと主張しています(12)。でも、福島県白河市近郊のスーパーのチラシには福島産トマトはありません。
他県産はあっても福島産トマトが無い白河市近郊のスーパーのチラシ
 ※(13)を引用
 図―4 福島産トマトが無い福島県白河市近郊のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県白河市や近郊の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)【浪江山林火災風評】正確な情報で払拭を(5月13日) | 県内ニュース | 福島民報
(2)空間線量モニタリング結果情報 - 福島県ホームページ
(3)(2)中の「 林野火災現場周辺の放射線モニタリングの結果(第12報) [PDFファイル/695KB]
(4)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成28年9月14日~11月18日測定) 平成29年02月13日 (KMZ, CSV)」
(5)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2016年)
(6)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(7)福島のニュース (5月10日ひる放送) FTV8
(8)(2)中の「 林野火災現場周辺の放射線モニタリングの結果(第9報) [PDFファイル/605KB]
(9)山火事(5月10日) | 県内ニュース | 福島民報
(10)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(11)31日は白河市のトマト|食メキふくしま|KFB福島放送
(12)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(13)イオン白河西郷店
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  1. 2017/05/13(土) 19:45:19|
  2. -
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