めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島の果物シーズン開幕、産地の葬式は増えたまま

 福島ではサクランボの出荷が始まりました。年末で続く長い果物シーズンの開幕です。福島は汚染されているので食べて良いか心配です。福島の果物の主産地である福島盆地の葬式(死者)数を調べたら
 事故前(2009年度)― 3,909人 
 前年度(2016年度)― 4,370人
で12%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら200万分の1でした。一方で、同じ福島でも果物があまり作られていない相馬地方では
 事故前(2009年度)― 1,433人 
 前年度(2016年度)― 1,398人
で増えていません。果物作りが盛んな福島盆地では事故後は葬式が増えたままです。
 福島の盆地では果物作りが盛んだと言われていますが(1)、福島の全ての盆地で果物作りが盛んな訳ではありません。福島盆地と呼ばれる福島県内陸北部の盆地に集中しています(2)。以下に福島を代表する果物のモモ(3)の生産量を示します。
福島市、伊達市、桑折町、国見町で大部分を占める福島のモモの生産
 ※(4)を集計
 図―1 福島県の桃の市町村別生産量

 図に示す通り福島盆地を構成する福島市、伊達市、桑折町、国見町で(5)大部分を生産しています。
 福島でサクランボの出荷が始まったそうです(28)。これからサクランボ⇒モモ⇒ナシ⇒リンゴと年末まで続く福島の果物シーズン(6)の幕開けです。箱詰めの様子を見ると(1)、とっても美味しそうです。食べてみなのですが心配な事があります。以下に福島盆地と相馬地方を示します。
 事故7年目を汚染されたままの福島盆地
※1(7)の数値データを元に(8)に示す手法で5月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(9)による
 ※3 福島盆地の範囲は(5)、相馬地方は(10)による。
 図-2 事故7年目も汚染されたままの福島盆地

 事故7年目になりましたが、福島は国が除染が必要だとする0.23マイクロシーベルトを超えた(11)地域が広がっています。特に福島盆地が酷いようです。福島の果物は事故7年目の今年も汚染れた土地で作られます。これについて果物等の福島産は検査されており「安全」との主張されています(12)。ただし、福島産が「安全」と主張しているのは安倍出戻り総理、福島県、東京電力等です(13)(14)(15)。この方達は事故前は原発は「安全」だと嘘を言っていました(16)(17)(18)。特に安倍出戻り総理などは、出戻る前に
「(原子力の)安全の確保に万全を期しているところである。」
と言っていました。でもその後の事故報告(19)で「安全の確保に万全を期していない」事が明らかになったとこは裁判所も認める所です(20)。信じててよいうか分かりません。
以下に福島盆地の農水産業の生産額を示します。
事故後も農業生産がそれ程には減っていない福島盆地
 ※(25)を集計
 図―3 福島盆地の農水産業生産額

 「風評被害」が叫ばれていますが(14)、それ程には減っていません。汚染された福島盆地ではセシウム入り農水産物の生産が確り行われています。
避難地域を挟んだ反対側に図―2に示すように福島県相馬地方があります。避難指示が解除されたばかりの福島県飯舘村(9)を除く福島県相馬地方の農業生産額を示します。
事故後に農業生産を減らした福島県相馬地方
 ※1(21)を集計
 ※2 2014年は全村避難の飯舘村(9)を除く
 図―4 福島県相馬地方(飯舘村を除く)の農水業生産額

図に示す通り事故以降に大幅に農水産業の生産額を減らしています。 
 安倍出戻り総理、福島県あるいは東京電力の主張道理にモモ等の福島産果物が安全ならば、福島産の生産が続く福島盆地も福島産の生産が大幅に減った相馬地方も保健状況に変化がないはずです。
 以下に福島盆地を構成する2市2町の年度毎の葬式(死者)数を示します。
事故後に葬式が増えた福島盆地
 ※1(22)を集計
 ※2 震災・津波犠牲者は(23)により、行方不明者を含み関連死を含まず。
 図-5 福島盆地の葬式(死者)数

 図に示す通り、事故後に増加し 
 事故前(2009年度)― 3,909人 
 前年度(2016年度)― 4,370人
で12%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら200万分の1でした。以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。
 表―1 偶然に起こる確率の検査結果(福島盆地・葬式)
 ※計算方法は(=^・^=)の過去の記事(24)による。
有意差検定表

 以下に飯舘村を除く相馬地方の年度毎の葬式(死者)数を示します。
震災犠牲者を除けば葬式が増えていないない福島・相馬
 ※1(22)を各年度月について集計
 ※2 震災犠牲者は(23)により、行方不明者を含み関連死を含まず。事故が起こった2010年度に割り付け
 図―6 福島・相馬の各年度の葬式(死者)数
 事故前(2009年度)― 1,433人 
 前年度(2016年度)― 1,398人
で増えていません。果物作りが盛んな福島盆地では事故後は葬式が増えたままです。
 以上を纏めると、原発事故前年度(2009年度)と昨年度(2016年度)を比較して
 ①果物作り盛んで、農業生産がそれ程には減っていない福島盆地では葬式(死者数)が増えている。
 ②果物作り盛んでなく、農業生産を大幅に減らした相馬地方(飯舘村を除く)では葬式(死者数)が増えていない。
との結果を得ました。


<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 こうした事に対して反論があるとすれば、福島産は検査で「安全」が確認されているだと思います。福島県によれば昨年4月から今年2月の11ヶ月間で3,763件の野菜・果物を検査して基準超は1件もなかったとしています(25)。これが福島産全体の安全の根拠になるいためには
 ①検査が正確である。
 ②サンプリングが確りしている。
です。以下にスズキの検査結果を示します。
宮城・茨城・千葉産から見つかっても福島産スズキからは見つからいセシウム
 ※1(1)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからないと)を示す
 ※3 日付けは捕獲日
 ※4 淡水は除く
 図―6 スズキの検査結果

 千葉、茨城、宮城産のスズキからもそこそこセシウムが見つかっていますが、福島産は厚生労働省の発表(26)を数えると連続107件で検出限界未満(ND)です。他ではセシウムが見つかるのに汚染源がある福島産からセシウムが見つからないなどおかしな話です。
 厚生労働省の発表(26)を見るとスズキ等のを含む福島産農水産物を検査しているのは福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(27)です。福島産は他と整合性が無いおかしな検査で安全とされ出荷されます。
 今年も福島産果物の出荷が始まりました(28)。
サクランボの出荷を報じるFTV
 ※(29)をキャプチャー
 図―7 サクランボの出荷を報じるFTV

 厚生路労働省の発表(26)や福島県の提供データ(30)でサクランボの検査結果を見つける事ができませんでした。
 福島産は
 ・他より低く出る検査で「安全」され出荷される。
 ・検査していなくても検査で「安全」が確認されたとされ出荷される。
との特徴があります。福島の皆様は福島産をどう評価しているのでしょうか?
  福島を代表する野菜にキュウリがあります(31)。今年も出荷が始まりました(32)。福島県須賀川市は主要な産地です(31)。同市辺りのキュウリは「きゅうり天王」と呼ばれ、みずみずしい香りとパリッとした歯切れが特徴だそうです(33)。福島県は福島産キュウリは「安全」だと主張しています(34)。でも、福島県須賀川市のスーパーのチラシには福島産キュウリはありません。
他県産はあっても福島産キュウリが無い福島県須賀川市のスーパーのチラシ
他県産はあっても福島産キュウリが無い福島県須賀川市のスーパーのチラシ
 ※(35)を引用
 図―8 福島産キュウリが無い福島県須賀川市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県須賀川市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)小学教科書ドリル 全教科書対応版 社会 5年 - Google ブックス
(2)福島は果物作りが盛ん - Google 検索
(3)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(4)作物統計調査>市町村別データ>平成18年産市町村別データ>年次>2006年中の「10 果樹 ⇒福島県⇒Excel」
(5)福島盆地 - Wikipedia
(6)食べ頃カレンダー
(7)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成28年9月14日~11月18日測定) 平成29年02月13日 (KMZ, CSV)」
(8)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2016年)
(9)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(10)HOME of 相馬広域観光
(11)除染の目標・計画などについて | 除染・放射線Q&A | 除染情報プラザ:環境省
(12)農産物等の放射性物質モニタリングQ&A  - 福島県ホームページ
(13)安倍内閣総理大臣 東日本大震災三周年記者会見 | 首相官邸ホームページ
(14)福島県風評・風化対策強化戦略について - 福島県ホームページ
(15)2015年1月16日(いわき市漁協組合員説明会資料)風評被害対策について(PDF 325KB)
(16)衆議院議員吉井英勝君提出巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問に対する答弁書
(17)福島第一原子力発電所3号機におけるプルサーマル実施に係る安全確認 - 福島県ホームページ
(18)原子力安全・品質保証会議|東京電力
(19)政府事故調査報告書
(20)東京新聞:原発事故、国・東電に過失 前橋地裁 避難者への賠償命令:社会(TOKYO Web)
(21)福島県市町村民経済計算 報告書 - 福島県ホームページ
(22)福島県の推計人口(平成29年4月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(23)平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(週1回更新) - 福島県ホームページ
(24)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(25)「ふくしま復興のあゆみ」を更新しました。 - 福島県ホームページ中の「「ふくしま復興のあゆみ」を更新しました。 - 福島県ホームページ
(26)報道発表資料 |厚生労働省
(27)農林水産部 - 福島県ホームページ
(28)トピックス | JAふくしま未来
(29)福島のニュース (5月18日ひる放送) FTV8
(30)農林水産物モニタリング情報 - ふくしま新発売。を果物⇒オウトウ(サクランボ) 、 オウトウ(サクランボ)(施設) 、 オウトウ(施設) で5月18日に検索
(31)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(32)トピックス | JA夢みなみ
(33)特産品 - すかがわ岩瀬 | JA夢みなみ
(34)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(35)ヨークベニマル/お店ガイド
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  1. 2017/05/18(木) 19:42:17|
  2. -
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