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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島のキュウリ産地の葬式は10。1%増(対事故前)、相馬は別

 福島の主要なキュウリ産地の伊達・二本松・伊達市(1)の過去1年間と事故前の葬式(死者)数を福島県の発表(2)から集計し比較したら
 事故前(2009年5月~10年4月)  2,294人
 近々1年(2016年5月~17年4月) 2,526人
で10.1%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら0.1%でした。一方でキュウリの産地とは言えない相馬地方
 事故前(2009年5月~10年4月)  1,435人
 近々1年(2016年5月~17年4月) 1,407人
で増えていません。同じくモモの産地では10.8%増えていました。これでは福島産食べて応援、あの世行です。
 福島の夏を代表する農作物にキュウリやモモがあります(1)。キュウリは伊達市、二本松市、須賀川市が主要な産地であり(1)、福島市、伊達市、桑折町、国見町では市や町の花がモモであり、モモの栽培が盛んなようです(3)。以下に示します。
事故7年も汚染されたままの福島のキュウリとモモの産地
 ※1(4)の数値データを元に(5)に示す手法で5月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(6)による
 ※3 相馬地方の範囲は(7)による
 図-1 キュウリやモモの産地

 事故7年になりましたが福島のキュウリやモモの産地では国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルト(8)を大きく超えた地域が広がっています。それでも福島県は福島産は「安全」を主張しいます(9)。信じて良いか分かりません。福島県は事故前の2011年2月に福島第一原発3号機は「安全」だと主張していました(10)。でも1か月後に大爆発です。信じて良いか疑問です。
 福島県は4月中の人口動態を発表しました(2)。そこで近々の1年(2016年5月~17年4月)とこれに対応する事故前の1年(2009年5月~10年4月)についてキュウリの産地、そうでない相馬地方(1)、モモの産地について葬式(死者)数の増減を比較し、差が無ければ福島産は「安全」、そうでなければ「安全」とは言えないと思います。
 以下に福島のキュウリの主要産地である伊達市、二本松市、須賀川市(1)の合計の葬式(死者)数の推移を示します。
事故後に葬式が増えた福島のキュウリの産地
 ※1(2)を各年度月について集計
 ※2 震災犠牲者は(11)により、行方不明者を含み関連死を含まず
 図―2 福島キュウリ産地の各年5月から1年間の葬式(死者)数

図に示す通り福島の主要なキュウリ産地の伊達・二本松・伊達市(1)の過去1年間と事故前の葬式(死者)数は
 事故前(2009年5月~10年4月)  2,294人
 近々1年(2016年5月~17年4月) 2,526人
で10.1%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら0.1%でした。 
 以下に福島県がキュウリやモモの主産地としていない飯舘村を除く相馬地方(新地町、相馬市、南相馬市)(12)の各年5月~翌年4月までの葬式数を示します。
事故後も葬式が増えていない福島・相馬
 ※1(2)を各年度月について集計
 ※2 震災犠牲者は(11)により、行方不明者を含み関連死を含まず
 ※3 相馬地方の範囲は(12)より、帰村が進んでいない飯舘村(13)を除く
 図―3 相馬地方(飯舘村を除く)の各年5月から1年間の葬式(死者)数

 事故前(2009年5月~10年4月)  1,435人
 近々1年(2016年5月~17年4月) 1,407人
で増えていません。
 モモの産地の福島市、伊達市、桑折町、国見町(7)の合計の葬式(死者)数の推移を以下に示します。
事故後に葬式が増えた福島のモモの産地
 ※1(2)を各年度月について集計
 ※2 震災犠牲者は(11)により、行方不明者を含み関連死を含まず
 図―4 福島モモ産地の各年5月から1年間の葬式(死者)数
 
こちらもキュウリ産地同様に葬式(死者)が増えています。
 事故前(2009年5月~10年4月)  3,909人
 近々1年(2016年5月~17年4月) 4,332人
で10.8%増えています。偶然に起こる確率を計算したら0.0003%でした。
 福島を代表する農産物であるキュウリやモモの産地では葬式(死者)が増えていますが、そうではない飯舘村を除く相馬地方では増えていません。これでは福島産食べて応援、あの世行です。
 以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。

 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
 ※ 計算方法は(=^・^=)の過去の記事(14)による
 (a)キュウリ産地
有意差検定表(キュウリ)

 (b)モモ産地
有意差検定表(モモ)

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島の皆様は福島産をどのように考えているのでしょうか?
 福島県南相馬市小高では昨年からシイタケ栽培が再開されました(15)でも、福島県南相馬市のスーパーのチラシには福島産シイタケはありません。
他県産はあっても福島産シイタケが無い福島県南相馬市のスーパーのチラシ
 ※(16)を引用
 図―5 福島産シイタケが無い福島県南相馬市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県南相馬市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(2)福島県の推計人口(平成29年5月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(3)福島盆地 - Wikipedia
(4)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(5)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(6)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(7)福島盆地 - Wikipedia
(8)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(9)福島第一原子力発電所3号機におけるプルサーマル実施に係る安全確認 - 福島県ホームページ
(10)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(11)平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(週1回更新) - 福島県ホームページ
(12)組合の紹介 | 相馬地方広域市町村圏組合
(13)避難状況 - 飯舘村ホームページ
(14)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(15)22日は南相馬市のしいたけ|食メキふくしま|KFB福島放送
(16)Webチラシ情報 | フレスコキクチ中の「北町店」
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  1. 2017/05/25(木) 20:21:29|
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