めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

ミスピーチ始動、今年も厳しい

 福島産果物のキャンペーンクルーのミスピーチの皆様が今年も始動しました(1)(2)。今年の福島産について言えば事故前は北海道産より高値で取引されていた福島産アスパラガスが7年連続で北海道産を下回り、価格低迷が続いています。ミスピーチの皆様は今年も厳しいようです。しかたがい事です。福島産の果物の主産地の福島盆地(3)は事故7年目も汚染されたままであり、葬式が増えています。でも、果物の主産地でない相馬地方では葬式は増えていません(4)。
 福島はくだもの王国を自称しています(5)。でも、福島県全域で果物が採れる訳ではありません。福島盆地と呼ばれる狭い範囲に集中しています(3)。以下に示します。
事故7年目も汚染されている福島盆地
 ※1(6)の数値データを元に(7)に示す手法で5月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(8)による
 ※3 福島盆地の範囲は(9)による
 図-1 福島盆地

 図に示すように福島の果物主産地の福島盆地は旧避難地域に隣接し、ここを除けば福島県内でも最も汚染が酷い場所であり、事故7年目の今も国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(10)地域が広がり、汚染されたままです。
 以下に各年5月から翌年1年間の福島盆地の葬式(死者)数を示します。
事故後に葬式が増えた福島のモモの産地
 ※(4)を転載
 図―2 福島盆地の各年5月から1年間の葬式(死者)数
 
図に示す通り葬式(死者)が増えています。数値をみると
 事故前(2009年5月~10年4月)  3,909人
 近々1年(2016年5月~17年4月) 4,332人
で10.8%増えています。偶然に起こる確率を計算したら0.0003%でした。一方で果物の主産地ではない福島県相馬地方の葬式(死者)数は
 事故前(2009年5月~10年4月)  1,435人
 近々1年(2016年5月~17年4月) 1,407人
で増えていません。
 以下に福島産モモの検査結果を記載します。
事故後6年連続でセシウムが見つかる福島産モモ
 ※1(11)を転載
 ※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 ※3 日付けは厚生労働省発表日
 図―3 福島産モモの検査結果

 図に示す通り6年連続でセシウム入りです。それでも福島県の地方紙・福島民報は「今年のモモは全て検出されず ブドウやナシも同様、安心を」との寄稿文をHPに掲載しています(12)。モモの主要産地は山梨、福島、長野、和歌山ですが(13)、厚生労働省の発表(14)を見ると、この中でセシウムが見つかっているのは福島産モモだけす。2014年から16年の福島産モモの精密検査結果を厚生労働省(14)の発表でみると
 福島県外の検査 検査 19件中4件のセシウム入り(全体の21%)
 福島県の検査  検査288件中3件のセシウム入り(全体の1%)
で、福島県が検査すると100件に1件程度しかセシウムが見つからないのに、福島県外で検査すると5件に1件でセシウムが見つかっています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら5000万分の1でした。以下に偶然に起こる確率の検査結果を示します。
 表―1 偶然に起こる確率の検査結果(モモ)
 ※計算方法は(=^・^=)の過去の記事(15)による。
有意差検定表(モモ)

 福島の果物はセシウム入りですが、他よりも低く出る検査で「安全」され出荷されます。しかたが無い事です。厚生労働省の発表(14)を見ると、福島産果物等の福島産農産物を主に検査しているのは福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(16)です。中立性に疑問があります。
 福島の果物は
 ・福島の中でも汚染が酷い福島盆地で作られている。
 ・葬式が増えた福島盆地で作られている。
 ・他より低く出る検査で「安全」され出荷される。
との特徴があり、多くの消費者が避けたと思います。
以下に福島のモモ価格を示します。
原発事故後に拡大した福島産と山梨産のモモの価格差
 ※(17)を転載
 図―4 東京中央卸売市場のモモの取引価格

 モモの生産量全国一位の山梨産(13)に対して、事故後に福島のモモは価格差が開き続けています。それでも福島はあきらめてないようです(18)。図―3に示す様に福島の検査は他より低く出るので、いくら検査しても福島産が「安全」との根拠になりません。それでも福島は検査していると主張し(19)、福島産を避ける行為を「風評被害」との(20)、デマを流しています。
 事故前から福島ではミスピーチを組織し、福島産果物のPRに努めてきました(21)。事故後も継続し、頑張っています(22)(23)。今年もミスピーチが始動しました(1)(2)。
ミシピーチ始動を報じる福島民友
 ※(24)を引用
 図―5 ミスピーチの始動を報じる福島県の地方紙・福島民友

 大変に綺麗な皆さんです。
とっても綺麗なミスピーチの皆さん
 ※(25)をキャプチャー
 図―6 大変に綺麗なミスピーチの皆さん

 今年こそは上手く行って欲しいと思います。でも状況は厳しいようです。福島のモモのシーズンまでは少しですが、福島を代表する農作物のアスパラガス(26)の出荷は4月から始まります。
4月から始まる福島のアスパラガスの出荷
 ※1(27)を集計
 ※2 2010年からの平均(5月以降は2016年まで)
 図―7 東京中央卸売り市場への福島産アスパラガスの出荷量

以下にアスパラガス生産量が全国1位の北海道(28)と福島産の東京中央卸売市場での取引価格を示します。
2017年4月も低迷する福島のアスパラガス価格
 ※(27)を集計
 図―8 各年4月のアスパラガス取引価格(東京中央卸売市場)

図に示すように事故前は福島産が高く取引されていますたが、事故後は7年連続で、福島産が安くなっています。今年も福島産が消費者に信頼されることはなく、価格は低迷しそうです。福島産果物も同じと思います。当然です。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 多くの方が福島産を正しく理解し、避けているのは本文に記載の通りです。福島の皆様はどうでしょうか?
 福島を代表する農作物にキュウリがあります(26)。今年も出荷が始まりました(29)。福島県須賀川市は福島のキュウリの主要な産地です(26)。同市辺りのキュウリはみずみずしい香りとパリッとした歯切れのよいさが特徴です(30)。福島県は福島産キュウリは「安全」だと主張しています(31)。でも、福島県須賀川市のスーパーのチラシには福島産キュウリはありません。
他県産はあっても福島産キュウリが無い福島県須賀川市のスーパーのチラシ
 ※(32)を引用
 図―9 福島産キュウリが無い福島県須賀川市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県須賀川市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)ミスピーチが活動開始 「福島の果物のおいしさを広めたい」:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(2)ミスピーチキャンペーンクルーが福島で出発式 | 県内ニュース | 福島民報
(3)くだものづくりがさかんな福島盆地
(4)めげ猫「タマ」の日記 福島のキュウリ産地の葬式は10。1%増(対事故前)、相馬は別
(5)福島県くだもの消費拡大委員会ホームページ
(6)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(7)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(8)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(9)福島盆地 - Wikipedia
(10)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(11)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(2016年)―デタラメな検査で安全とされる福島産―
(12)放射線 放射性物質 Q&A 本県産のモモからセシウムは検出されているのか | 東日本大震災 | 福島民報
(13)都道府県別桃(もも)収穫量ランキング | 日本一・ランキング 2014
(14)報道発表資料 |厚生労働省
(15)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(16)農林水産部 - 福島県ホームページ
(17)めげ猫「タマ」の日記 福島値下がり、山梨値上がり7,8月のモモ価格、当然の結果です
(18)がんばろう! ふくしま
(19)水・食品等の放射性物質検査 - ふくしま復興ステーション - 福島県ホームページ
(20)福島県風評・風化対策強化戦略について - 福島県ホームページ
(21)ミスピーチキャンペーンクルーについて
(22)めげ猫「タマ」の日記 今年活躍した福島の10人の女性(2016)
(23)めげ猫「タマ」の日記 吐かれて当然、福島のモモ
(24)福島民友新聞社 みんゆうNet -福島県のニュース・スポーツ-を5月31日に閲覧
(25)福島のニュース (5月30日ひる放送) FTV8
(26)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(27)東京都中央卸売市場-統計情報検索
(28)アスパラガスの産地 栽培面積 収穫量 出荷量 輸入先 輸入量
(29)トピックス | JA夢みなみ
(30)特産品 - すかがわ岩瀬 | JA夢みなみ
(31)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(32)ヨークベニマル/お店ガイド
スポンサーサイト
  1. 2017/05/31(水) 19:43:44|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<福島は産地を気にしない!進行する福島の福島産離れ | ホーム | 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(5月5週)―再発を繰り返すセシウム汚染食品市場流出―>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/tb.php/2172-2d931aca
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)