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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

2017年も福島産食べて応援あの世行

福島県のひらた中央病院が発表したアンケート結果(1)を(=^・^=)なりに集計すると、福島産米や野菜を共に許容する割合は
  福島県郡山市  46%
  福島県相馬市・南相馬市 7%
で、郡山市が断然に多くなっています。郡山市の2017年5月中の人口動態(2)が全て発表になったので、各年1-5月の葬式(死者)数を、(=^・^=)なりに集計してみました。郡山市の2016年度の葬式(死者数)は
 事故前(2010年1月~5月) 1,298人
 今年(2017年1月~5月)  1,407人
で、事故前に比べ10%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら1.35%で、統計的な差がるとされる5%(3)を下回っています。
一方で福島県が発表している相馬市・南相馬市の各年5月から翌年3月の人口動態(4)を集計したら
 事故前(2010年1月~10年4月)478人
 今年(2017年1月~17年4月) 450人
で増えていません。思わず
 「福島産、食べて応援、あの世行」
と叫んでしまいました。
 原発事故で福島は汚染されました。 
事故7年目も汚染されたままの福島
 ※1 (5)のデータを(6)に示す手法で6月1日に換算
 ※2 避難区域は(7)による
 図-1 郡山市と相馬市・南相馬市

 事故から7年目ですが、図に示す通り福島では 国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超える(8)地域が広がっています。事故から7年目の福島は汚染されたままです。それでも安倍出戻り総理、福島県、東京電力は「福島産」は「安全」であり(10)(11)(12)、これを避ける行為は「風評被害」だと主張しています(12)。でもこの方達は事故前には原発は「安全」であると主張していました(13)(14)(15)。
 安倍出戻り総理は事故前に
「(原発の安全について)御指摘のような事態が生じないように安全の確保に万全を期しているところである。」と言っています(12)。でもその後の事故報告書で万全期していない事が明らかになりました(16)(17)。
 福島県は2011年1月に、福島第一原発3号で進められているプルサーマル計画について「安全」だと発表しました(10)。でも2にヶ月後には「大爆発」です。
 この方達の言い分を信じて良いか疑問です。そこで(=^・^=)なりに調べて見ることにしました。福島産を避けている地域とあまり避けていない地域を比較し、両者に差が無ければ福島産は「安全」、避けていない地域に「異常」あるのに、避けている地域では「異常」がなければ安全とは言えないです。
 福島県内でも福島産に対しては温度差がるようです。福島県郡山市は事故があった2011年度産米すら「安全」だとして学校給食に使い(18)、子供達に強制的に食べさせました。一方で福島県南相馬市では事故から7年目になりましたが他県産米を使っています(19)。
 福島県のひらた中央病院が福島産米や野菜を避けるか、避けないかのアンケート結果を発表しています(1)。以下に結果を示します。

 表ー1 福島産米や野菜を許容すかのアンケート結果
 ※ (1)を集計
福島産を許容する郡山市、許容しない相馬・南相馬市

表に示す通り、地域によって大きな差があります。相馬市・南相馬市では福島産米と野菜を共に許容する方は7%ですが、郡山市では46%の方が共に許容しています。そこで郡山市と相馬・南相馬市の葬式(死者)数を比較してみました。

事故後も葬式が増えてた郡山市
 ※1(2)を各年5月から翌年4月まで集計
 ※2 震災犠牲者は(20)により、行方不明者を含み関連死を含まず
 図―2 福島県郡山市の各年度の葬式(死者)数

郡山市の葬式(死者数)は
 事故前(2010年1月~5月) 1,298人
 今年(2017年1月~5月)  1,407人
で、事故前に比べ10%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら1.35%で、統計的な差がるとされる5%(3)を下回っています。
  以下に相馬・南相馬市の各年1月~翌年4月までの葬式(死者)数を示します。
事故後も葬式が増えていない相馬・南相馬市
 ※1 (4)を各年5月~翌年3月で集計
 ※2 震災犠牲者は(20)により、行方不明者を含み関連死を含まず
 ※3 相馬市・南相馬市の合計
 図―3 福島県相馬市・南相馬市の各年1月~4月の葬式(死者)数

 この集計は福島県発表のデータ(4)を元にしていますが、今の所(6月14日時点)で今年4月中の発表がないので4月までとしました。相馬市・南相馬市の各年4月から翌年2月の人口動態(4)を集計したら
 事故前(2010年1月~10年4月)478人
 今年(2017年1月~17年4月) 450人
で増えていません。思わず
 「福島産、食べて応援、あの世行」
と叫んでしまいました。
以下に郡山市について偶然に起こる確率の計算結果をしめします。
 
 表―2 偶然に起こる確率の計算結果
 ※ 計算方法は(=^・^=)の過去の記事(21)による。
有意差検定表

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 こんなデータが出て来ると福島皆様は不安だと思います。
 昨年に避難指示が解除だれた福島県南相馬市小高(7)ではシイタケ栽培が再開されました(22)。福島産シイタケは美味しいそうです(23)。福島県は福島産シイタケは「安全」に栽培できると主張しています(24)。でも、福島県県南相馬市のスーパーのチラシには福島シイタケはありません。
他県産はあっても福島産シイタケが無い福島県南相馬市のスーパーのチラシ
 ※(25)を引用
 図―4 福島産シイタケが無い福島県県南相馬市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県県南相馬市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)研究報告|ひらた中央病院 | 医療法人 誠励会 | 福島県 医療 介護 リハビリ
(2)郡山市の現住人口/郡山市
(3)有意水準とは - 統計学用語 Weblio辞書
(4)福島県の推計人口(平成29年4月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(5)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成28年9月14日~11月18日測定) 平成29年02月13日 (KMZ, CSV)」
(6)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2016年)
(7)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(8)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(9)安倍内閣総理大臣 東日本大震災三周年記者会見 | 首相官邸ホームページ
(10)農林水産物 - ふくしま復興ステーション - 福島県ホームページ
(11)2015年1月16日(いわき市漁協組合員説明会資料)風評被害対策について(PDF 325KB)
(12)福島県風評・風化対策強化戦略について - 福島県ホームページ
(13)衆議院議員吉井英勝君提出巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問に対する答弁書
(14)福島第一原子力発電所3号機におけるプルサーマル実施に係る安全確認 - 福島県ホームページ
(15)原子力安全・品質保証会議|東京電力
(16)日本政府、事故調、東京電力発表報告書
(17)国会事故調 | 東京電力福島原子力発電所事故調査委員会のホームページ
(18)JA郡山市|事業PR
(19)学校給食食材等放射能分析結果(平成29年4月) - 南相馬市中の「学校給食食材等放射能分析結果 4月 第2週⇒学校給食食材等放射能分析結果 グループD [36KB pdfファイル]
(20)平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(週1回更新) - 福島県ホームページ
(21)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(22)特集1 きのこ(3):農林水産省
(23)肉厚!みずみずしい!いわきの菌床しいたけ(いわき市) | ふくしま 新発売
(24)[PDF]福島県安心きのこ栽培マニュアル本文 [PDFファイル/1.21MB]
(25)Webチラシ情報 | フレスコキクチ中の北町店
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  1. 2017/06/12(月) 19:44:03|
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