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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島の葬式はモモ主産地で11%増、キュウリ主産地で8%増、相馬は別

 福島県の5月中の実行動態(1)が発表になったので、近々1年(2016年6月~17年5月)と事故前の1年(2009年6月~10年5月)の葬式数を比較したら
 モモの主産地の福島盆地(2)         11%増
 キュウリの主産地の伊達・二本松・須賀川市(3) 8%増
 モモもキュウリも主産地でない相馬地方(3)   0%
でした。
 福島県はモモの生産量は全国2位(4)、キュウリは3位で(5)モモとキュウリは福島を代表する農作物です。以下に産地と相馬地方を示します。
事故7年目も汚染されたままの福島のモモ・キュウリの産地
 ※1(6)のデータを元に(7)に示す手法で6月1日に換算
 ※2 避難地域は(8)による。
 ※3 福島盆地は(9)、相馬地方は(10)による。
 図―1 モモ、キュウリの産地と相馬地方

 図に示す様にモモの産地である福島盆地やキュウリ産地は従前の避難地域に接し、事故から7年目になりますが国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルト(11)を超えた地域が広がっています。福島のモモもキュウリも汚染された地域で栽培されています。まもなく本格シーズンですが(3)、食べてよいか心配です。これについて安倍出戻り総理、福島県、東京電力は「福島産」は「安全」であり(12)(13)(14)、これを避ける行為は「風評被害」だと主張しています(15)。でもこの方達は事故前には原発は「安全」であると主張していました(16)(17)(18)。
 安倍出戻り総理は事故前に
「(原発の安全について)御指摘のような事態が生じないように安全の確保に万全を期しているところである。」と言っています(16)。でもその後の事故報告書で万全期していない事が明らかになりました(19)(20)。
 福島県は2011年2月に、福島第一原発3号で進められているプルサーマル計画について「安全」だと発表しました(17)。でも翌月には「大爆発」です。学校法人加計(かけ)学園の問題を見ていると安倍出戻り総理は不都合な事は認めたがらないようです(21)。学校法人加計(かけ)学園の問題だけでなく、福島も同じでないか心配です。福島産が安全とは言えないなどは安倍出戻り総理には不都合な事実です。
 そこで福島産のモモやキュウリが「安全」か否かを(=^・^=)なりに調べて見ることにしました。モモやキュウリの産地とそうでない所を比較し、モモやキュウリの産地とそうでない所で健康を示すパラメータに差がかければ安全であり、差があれば安全とは言えないとの結論です。
 福島県の5月中の人口動態が発表になったので(1)、各年6月から翌年5月までの葬式(死者)数をまとめてみました。
 以下にモモの産地である福島盆地の各年6月~翌年5月の葬式(死者)数を示します。
事故後に葬式が増えた福島盆地
 ※1(1)を集計
 ※2 震災・津波犠牲者は(22)により、行方不明者を含み関連死を含まず。
 図-2 福島盆地の葬式(死者)数

 図に示す通り、事故後に増加し 
 事故前 (2009年6月から10年5月)3,909人
 近々1年(2016年6月から17年5月)4,350人
で、11%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら0.0001%です。偶然を言うには無理があります。
 以下にキュウリの主要産地である伊達市、二本松市、須賀川市の合計の各年6月~翌年5月の葬式(死者)数を示します。
事故後に葬式が増えた福島のキュウリ主産地
 ※1(1)を集計
 ※2 震災・津波犠牲者は(22)により、行方不明者を含み関連死を含まず。
 図-3 キュウリ産地の葬式(死者)数

 図に示す通り、事故後に増加し 
 事故前 (2009年6月から10年5月)2,294人
 近々1年(2016年6月から17年5月)2,486人
で、8%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら0.5%です。偶然を言うには無理があります。
以下にモモやキュウリの主要産地ではない飯舘村を除く福島県相馬地方の葬式数を示します。
事故後も葬式が増えていない相馬地方
 ※1(1)を集計
 ※2 震災・津波犠牲者は(22)により、行方不明者を含み関連死を含まず。
 図-4 相馬地方(飯舘村を除く)の葬式(死者)数

飯舘村を除く相馬地方では
 事故前 (2009年6月から10年5月)1,434人
 近々1年(2016年6月から17年5月)1,436人
で、ほぼ0%で殆ど増えていません。
。飯舘村は避難地域におり、今も大部分は村民は村外でに避難しているので(23)で除外しました。
 福島を代表する農作物のモモやキュウリの産地は汚染されており事故後に葬式が増えていますが、そうでは無い飯舘村を除く相馬地方は葬式は増えていません。
以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。

 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
 ※計算方法は(=^・^=)の過去の記事による(24)。
 (a)福島盆地
有意差検定表(福島盆地)

 (b)キュウリ産地(伊達市、二本松市、須賀川市)
有意差検定表(キュウリ産地)

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島を代表する農産物にトマトがあります。6月下旬になり福島はトマトのシーズンです(3)。福島のトマトは昼夜の温暖差により引き出される、適度な酸味とあふれる甘みが自慢だそうです(25)。福島県郡山市等が主産地だそうです(3)。福島県は福島産トマトは「安全」だと主張しています(26)。それでも、今日買い物に行ったスーパーで福島産トマトを見て(=^・^=)は不快感を感じました。(=^・^=)が行ったスーパーチェーンの福島県郡山市にも店舗がありのですが、同店のチラシには福島産トマトはありません。スーパーの皆様には福島ではチラシに載せられない福島産トマトを(=^・^=)の住む街で売らないで欲しいとおもいます。
他県産はあっても福島産トマトが無福島県郡山市のスーパーのチラシ
 ※(27)を引用
 図―5 福島産トマトが無い福島県郡山市のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県郡山市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)福島県の推計人口(平成29年6月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(2)めげ猫「タマ」の日記 事故6年目も葬式が増えたままの果物作りが盛んな福島盆地、相馬は別
(3)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(4)もも(モモ/桃)の収穫量ランキング: 教えて!全国ランキング 2017  ~都道府県ランキング 日本の統計~
(5)きゅうりの生産量の都道府県ランキング(平成27年) | 地域の入れ物
(6)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成28年9月14日~11月18日測定) 平成29年02月13日 (KMZ, CSV)」
(7)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2016年)
(8)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(9)福島盆地 - Wikipedia
(10)相馬地方広域市町村圏組合
(11)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(12)安倍内閣総理大臣 東日本大震災三周年記者会見 | 首相官邸ホームページ
(13)農林水産物 - ふくしま復興ステーション - 福島県ホームページ
(14)2015年1月16日(いわき市漁協組合員説明会資料)風評被害対策について(PDF 325KB)
(15)福島県風評・風化対策強化戦略について - 福島県ホームページ
(16)衆議院議員吉井英勝君提出巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問に対する答弁書
(17)福島第一原子力発電所3号機におけるプルサーマル実施に係る安全確認 - 福島県ホームページ
(18)原子力安全・品質保証会議|東京電力
(19)日本政府、事故調、東京電力発表報告書
(20)国会事故調 | 東京電力福島原子力発電所事故調査委員会のホームページ
(21)東京新聞:前文科次官「首相が説明責任を」 加計学園問題で会見:社会(TOKYO Web)
(22)平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(週1回更新) - 福島県ホームページ
(23)平成29年6月1日現在の村民の避難状況について - 飯舘村ホームページ
(24)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(25)(3)中のトマト
(26)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(27)イオン郡山フェスタ店
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  1. 2017/06/24(土) 19:56:06|
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