めげ猫「タマ」の日記

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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(7月1週)―福島県はモモの安全宣言、汚染が酷い主産地は検査していません。―

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。7月1週中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。先週に続き今週もしっかりセシウム入り食品が見つかっています(4)。今週は基準超えです。牛肉を除く検査結果の概要は以下の通りです。
  ①検査数 911件中5件の基準超え
  ②平均は、1キログラム当たり3ベクレル、最大220ベクレル(群馬県産クマ)。
事故」7年目も見つかるセシウム汚染食品
   ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(5)を参照
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2017年7月1週)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県

 事故7年目になりましたが、相変わらずセシウム汚染食品が見つかっています。今週のデータを解析すると
 ①福島県はモモの安全宣言、汚染が酷い主産地は検査していません。
 ②宮城産カナガシラからセシウム、福島産は160件全数ND
などと特徴が読み取れ、福島産は「安全」と言えず「安心」出来ません。

1.福島でモモの出荷始まる。汚染の酷い主産地は検査していません。
 福島を代表する農産物にモモがあります(7)。ただし、福島県全域で盛んに栽培されているわけではありません。福島盆地とよばれる地域に限定されています(8)。今年もモモの出荷が始まりました(9)。以下に検査状況と福島盆地および会津地方を示します。
検査されていない福島盆地産のモモ
 ※1(10)の数値データを元に(11)に示す手法で7月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(12)による
 ※3 福島盆地の範囲は(13)、会津地方は(14)による。
 ※4 モモの検査状況は(1)および(15)による。
 ※5 「モモ」マーク1個で検査1回
 図-2 事故7年目も汚染されたままの福島 

 図に示す様にモモの主産地の福島盆地は国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(16)地域が広がっています。福島のモモは汚染された場所で作られています。そして、検査がされていません。一方で福島盆地に比べればマシな会津地方では確り検査が実施されています。
 福島盆地の各年6月~翌年5月の葬式(死者)数を示します。
事故後に葬式が増えた福島盆地
 ※1(17)を転載
 ※2 震災・津波犠牲者は行方不明者を含み関連死を含まず。
 図-3 福島盆地の葬式(死者)数

 図に示す通り、事故後に増加し 
 事故前 (2009年6月から10年5月)3,909人
 近々1年(2016年6月から17年5月)4,350人
で、11%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら0.0001%です。偶然を言うには無理があります。
 一方で福島盆地に比べてれば汚染が増しな会津地方の葬式(死者数)は
 事故前 (2009年6月から10年5月)4,007人
 近々1年(2016年6月から17年5月)4,172人
で(18)、少し増えていますが統計的な差があるとまでは言えません。
  福島のモモは汚染が酷く葬式が増えている主産産地の福島盆地の検査が避けられています。福島盆地を活動範囲とする農協の自主検査結果をみたのですすが、モモの検査結果は掲載されていません(19)。
 福島盆地に比べれば汚染がマシで、葬式が増えてるとは明確に言えない会津地方産を検査結果を用いのでしょうか、福島県は福島産モモは検査で安全が確認したと主張しています。
モモの安全宣言を出した福島県
 ※(21)を引用
 図―4 福島産モモの安全を「検査」で確認したと主張する福島県

 福島産は汚染が酷い主産地を避けた検査で「安全」とされ出荷されます。

2.宮城産カナガシラからセシウム、福島産は160件全数ND
 宮城産カナガシラからセシウムが見つかったと発表がありました(22)。福島産が気になります。以下にカナガシラの検査結果を示します。
宮城、茨城、千葉産からは見つかっても福島産からは見つからないカナガシラのセシウム
 ※1(1)の内詳細検査分を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからないと)を示す
 ※3 日付けは捕獲日
 図―5 カナガシラの検査結果

 図に示すように宮城以外にも茨城や千葉産カナガシラからそこそこセシウムが見つかっていますが、福島産は全数が検出限界未満(ND)です。海は繋がっているのに福島だけでが全数検出限界未満(ND)などおかしな話です。カナガシラ等の福島産農水産物を検査しているのは福島県農林水産部に属する福島県農業センター(23)です。中立性に疑問があります。
 福島産は他よりも低く出る検査で「安全」とされ出荷されます。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 ・汚染が酷い主産地を避けた検査で安全とされる福島産
 ・他所より低くでる検査で安全とされる福島産
安倍出戻り総理は7月1日に福島に行かれ、福島の「安全」をアピールしたようです(24)。福島の皆様は信じたのでしょうか?
 福島を代表する夏野菜にピーマンがあります(25)。今がシーズンです(26)。郡山市のお隣の福島県田村市(26)、三春町(27)、二本松市(28)は福島を代表するピーマンの産地です。福島県郡山市はピーマン産地に囲まれています。福島のピーマンは美味しいそうです(27)。福島県は福島産ピーマンは「安全」だと主張しています(29)。でも福島県郡山市のスーパーのチラシには福島産ピーマンはありません。
他県産はあっても福島産ピーマンが無い福島県郡山市のスーパーのチラシ
 ※(30)を引用
 図―6 福島産ピーマンが無い福島県郡山市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県郡山市の皆様を見習い「福島産」は食べません。

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第1040報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(6月4週)―宮城産クロダイ・マゴチからセシウム、福島産は全数ND―
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(8)めげ猫「タマ」の日記 事故6年目も葬式が増えたままの果物作りが盛んな福島盆地、相馬は別
(9)桑折でモモ出荷始まる JAふくしま未来 | 県内ニュース | 福島民報
(10)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成28年9月14日~11月18日測定) 平成29年02月13日 (KMZ, CSV)」
(11)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2016年)
(12)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(13)福島盆地 - Wikipedia
(14)会津 - Wikipedia
(15)農林水産物モニタリング情報 - ふくしま新発売。を「果物⇒モモ」で7月3日に検索
(16)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(17)めげ猫「タマ」の日記 福島の葬式はモモ主産地で11%増、キュウリ主産地で8%増、相馬は別
(18)福島県の推計人口(平成29年6月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページを集計
(19)農作物自主検査 | 農業 | JAふくしま未来
(20)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(21)(20)中の「もも [PDFファイル/240KB]
(22)(3)中の「1 自治体の検査結果検査結果(PDF:7,489KB) No33216」
(23)農林水産部 - 福島県ホームページ
(24)平成29年7月1日 福島県下訪問 | 平成29年 | 総理の一日 | 総理大臣 | 首相官邸ホームページ
(25)夏 | ふくしまの野菜 | JA全農福島
(26)福島県JAたむら&田村市トップセールス/東京青果株式会社
(27)やわらか新鮮ピーマン(三春町) | ふくしま 新発売。
(28)特産品情報 | 地区別くらし情報 安達地区 | JAふくしま未来
(29)(20)中の「やさい編 [PDFファイル/177KB]
(30)イオン郡山フェスタ店
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  1. 2017/07/04(火) 19:46:19|
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