めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島産米全量全袋検査は効果あったの?

 福島の地方二紙が共に福島産米の全数全袋検査の見直しについて社説で取り上げていた(1)(2)。そこで効果について検証してみたら
 ・精度を担保するデータが公開されておらず、精度が信用できない。
 ・消費者から信頼を得ていない。
との結論になりました。福島産米の検査が効果を上げるには、精度が確り担保されている消費者に信頼される検査の導入が必要です。
 福島県は福島産米は全量・全袋検査で安全が担保されいいると喧伝しています(3)。この検査は2段階構成で初段のスクリーニング検査でスクリーニングレベル以下なら「安全」とされ出荷され、超えた場合は詳細検査を実施ます。だたしスクリーニグ検査は福島第一原発事故後に導入された検査であり、精度の担保するには従前の詳細検査との比較データが必要です。ところが福島県の担当課のHPにはスクリーニング検査の精度を担保するデータはありません。(=^・^=)なりに推計すると基準値の1グラム当たり100ベクレルにほぼ同じ75ベクレルの誤さを持ちます(4)。このような検査では当然ながら消費者の信頼は得られません。
 以下に2016年度産福島産米の取引量を示します。
中通り産コシヒカリが最多の福島産米の取引量
 ※(5)を5月まで集計
 図―1 福島県産米取引量(2016年産米)

 図に示す通り中通り産コシヒカリが多くなっています。阿賀野川は福島から新潟県に向かって流れる川ですが、上流には猪苗代湖や羽鳥湖があります(6)。猪苗代湖および羽鳥湖から福島県中通り方面に用水路が作られており(7)(8)、新潟産米も福島と同じ阿賀野川水系の水も使われています。そこで新潟産コシヒカリ(一般)と福島産コシヒカリ(中通り)の価格を比較してみました。
低迷する福島・中通り産コシヒカリの価格
 ※(5)を5月まで集計
 図―2 コシヒカリ取引価格(2016年産米)

 図に示すように福島産米は価格が低迷しています。消費者は福島産米を避けた結果だと思いす。福島産米全量・全袋検査は消費者からの信頼も得ていません。
 こうした状況を受けてでしょうか?福島県の地方2紙は社説で全量・全袋検査の見直しを論じていました(1)(2)。福島民報は
「原発事故後に続けてきた県産米の安全・風評対策の柱は議論次第で大きく転換する可能性がある。生産者、消費者、市場関係者の理解をどう得るかが最も重要になる。県は協議会での議論と並行し、全国規模の消費者アンケートを実施するとしている。広く意見を公募する手法も検討してはどうか。」
と議論を結び(1)、福島民友は
「新しい体制については、野菜や果物と同じような抽出方式を採用するという案もある。この方式を採用するとしても対象地域が課題になる。新方式への移行時期と合わせて、生産者や消費者の意見を聞き、議論を煮詰めてほしい。」
と論じています(2)。
 (=^・^=)は精度確り担保された消費者に信頼される検査の導入が必要だと考えます。
 

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島民友は同じ社説で
「(福島)県が、全国の消費者を対象に行った県産品のイメージ調査では、コメの全量全袋検査が行われていることを『知らない』と答えた人が、首都圏で4割近く、阪神、中京両圏では5割を超えた。新しい検査方式の検討とともに、情報発信の仕方も再構築しなければ、さまざまな労力も費用も気泡に帰すことになりかねない。」
と論じ(2)、福島産が避けられているのは福島の検査についてあまり認知されていないためのような主張しています。福島の皆様なら福島県がどのような検査をしているか知っていると思います。福島の皆様の判断が気になります。
 7月に入りよいよ「夏」です。福島を代表する夏野菜にピーマンがあります(9)。福島県田村市は福島を代表するピーマン産地です(10)。福島のピーマンは美味しいそうです(11)。福島県は福島産ピーマンは「安全」だと主張しています(12)。でも、福島県田村市のスーパーのチラシには福島産*はありません。
他県産はあっても福島産ピーマンが無い福島県田村市のスーパーのチラシ
 ※(13)を引用
 図―3 福島産ピーマンが無い福島県田村市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県田村市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)【全量全袋検査】幅広く意見集約を(7月6日) | 県内ニュース | 福島民報
(2)【7月4日付社説】コメの全量検査 農業復興、前に進める方策を:社説:福島民友新聞社 みんゆうNet
(3)水・食品等の放射性物質検査 - ふくしま復興ステーション - 福島県ホームページ
(4)めげ猫「タマ」の日記 福島産米全数・全袋検査の測定誤差は75ベクレル以上
(5)米の相対取引価格・数量、契約・販売状況、民間在庫の推移等:農林水産省
(6)阿賀野川 - Wikipedia
(7)安積疏水 - Wikipedia
(8)羽鳥ダム - Wikipedia
(9)夏 | ふくしまの野菜 | JA全農福島
(10)福島県JAたむら&田村市トップセールス/東京青果株式会社
(11)やわらか新鮮ピーマン(三春町) | ふくしま 新発売。
(12)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ中の「やさい編 [PDFファイル/177KB]
(13)ヨークベニマル/お店ガイド
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  1. 2017/07/06(木) 19:40:51|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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コメント

流通している米が新潟産米なら安全とは限らないと思っています😭全く本物が入っていない新潟産米が京都で流通していたようですね😅そしてめげ猫様もしてきしていたかと思いますが京都で流通のみの新潟産米のみ数字が出ましたね😅やっぱり偽装だと確信しました。
  1. 2017/07/06(木) 23:27:43 |
  2. URL |
  3. ぶぶ #-
  4. [ 編集 ]

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