めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島市110周年、県庁なければモモ畑

 福島県福島市が110周年の記念式典が7月8日に行われ、復興とさらなる市勢伸展を誓ったそうです(1)。(=^・^=)の見る限り同市は
 ・県庁が無ければモモ畑
 ・除染が終わってても除染が必要な市
 ・増える葬式
 ・低迷する特産品のモモ価格
 ・若い女性が逃げて行く市
等の特徴があり未来は衰退が待っています。
 福島県福島市は福島県北部の宮城・山形県境に位置し福島県の県庁所在地です(2)。
事故から7年目も除染が必要な福島
 ※1(3)のデータを元に(4)に示す手法で6月1日に換算
 ※2 旧避難地域は(5)による。
 図―1 福島県福島市

 福島市の最大の特徴は県庁所在地でありながら、福島県3位の市であることです。人口を見ると
 1位 いわき市 346,294人
 2位 郡山市  334,774人
 3位 福島市  291,645人
で(6)福島県第3位です。全国の都道府県庁所在地で(=^・^=)が知る限り都市規模が県内1位でないのは群馬県前橋市と山口県山口市だけですが、人口は県内2位で(7)(8)、福島市のように3位ではありません。群馬・山口県とも新幹線が乗り入れていますが、どちらも県庁最寄駅の前橋駅と山口駅には新幹線は乗り入れていません(9)(10)。交通の要衝からは外れた場所にあります。しかし福島市は違います。県庁最寄駅の福島駅には東北新幹線が乗り入れ、山形新幹線の起点ともなっています(11)。
 最寄の空港は福島空港ではなく仙台空港です。福島市によれば仙台空港までは50分、福島空港までの所要時間は1時間半とのことです(12)。同市は仙台経済圏に組み込まれており(13)、仙台の衛星都市化しています。
 それでも農業出荷額は福島県随一です(2)。ただし米はあまり取れません。以下に福島産米の全量・全袋検査数を示します。
福島市は少ない福島産米全量・全袋検査数
 ※(14)を集計
 図―2 福島産米の全量・全袋検査数

 図に示す通り、福島市産米の検査数は人口5千人規模の下郷町(6)をも下回る約30万袋です。福島市辺りは火山灰土が多く、水持ちが悪いのでお米は作れないようです(15)。その代りモモ等の果樹栽培が盛んです(2)(15)。福島市は県庁が無ければモモ畑です。
 その福島市は1907年4月1日に市制を施行し、今年で110周年になったとして福島市制施行110周年記念式典を7月8日に開催し、復興とさらなる市勢伸展を誓ったそうです(1)。でも状況は厳しいようです。
 図―1に示す様に事故から7年目の今も国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(16)ままです。一方で除染はほぼ完了しています(17)。福島市は除染が終わっても除染が必要な市です。
 以下に福島県福島市の1-5月の死者数を示します。
事故後に増えた福島県福島市の葬式
 ※(6)を集計
 図―3 福島県福島市の各年1-5月の死者数

 図に示すように事故後に増加しています。数値を見ると
 事故前年(2010年1~5月) 1,268人
 近々(2017年1~5月)   1,397人
で10.2%増えていました。偶然に起こる確率を計算したら統計的に差がるとされる5%(18)を下回る1.25%でしした。
 モモの産地では無い福島県相馬地方(19)では
 事故前年(2010年1~5月) 632人
 近々(2017年1~5月)   592人
で増えてはいません。以下に福島市について偶然に起こる確率の計算結果を示します。
 
 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
 ※ 計算方法は(=^・^=)の過去の記事(20)による。
有意差検定表

 汚染されており葬式が増えては福島市が避けられるのは当然です。以下にモモの取引価格を示します。
原発事故後に拡大した福島産と山梨産のモモの価格差
 ※(21)を転載
 図―4 東京中央卸売市場のモモの取引価格

 モモの生産量は山梨が全国一位で福島が二位ですが(21)、事故後に福島のモモは山梨産と価格差が開き、昨年も解消することはありませんでした。今年も福島ではモモの競りが始まりました(22)。福島のローカルTV局のFTVが報じるところでは今年も価格は回復せず、事故前の8割程度の価格とのことです。
福島のモモは今年も安いと報じるFTV
 ※(22)をキャプチャー
 図―5 福島のモモ価格が事故前の8割程度と報じるFCT

 そして若い女性も逃げ出しています。5年前の2012年6月1日に福島県福島市では15~19歳の女性が7,163人いました。5年後の2017年6月1日には彼女達は20~24歳になりました。2017年6月1日での福島市の20~24歳の方は6,022人で(6)、この5年間に1141人の福島市の若い女性は福島を出ていきました。以下に福島市の20代前半の人口を示します。
男性は減らないのの女性が減った福島県福島市の20代前半人口
 ※(6)を集計
 図―6 福島市の20代前半人口

 図に示すように事故直前(2011年3月1日)に比べ増えていますが、女性は1000人減っています。
以上を纏めると福島県福島市は
 ・県庁が無ければモモ畑
 ・除染が終わってても除染が必要な市
 ・事故後に増える葬式
 ・低迷する特産品のモモ価格
 ・若い女性が逃げて行く市
であり、およそ
「復興とさらなる市勢伸展」
はあり得ません。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島のモモは福島の多くの皆様に警戒されているようです。福島のモモの出荷が本格化したのは図―4にある通りです。福島のモモは今年もお買い得のようです。福島のモモは一つ一つの美味しさが保証されてるそうです(23)。福島県は福島産モモは「安全」だと主張しています(24)。でも、福島県会津若松市のスーパーのチラシには福島産モモはありません。
他県産はあっても福島産モモが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ
 ※(25)を引用
 図―7 福島産モモが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県会津若松市の皆様を見習い「福島産」は食べません。

 
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)福島市制110周年 県都復興、伸展誓う | 県内ニュース | 福島民報
(2)福島市 - Wikipedia
(3)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成28年9月14日~11月18日測定) 平成29年02月13日 (KMZ, CSV)」
(4)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2016年)
(5)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(6)福島県の推計人口(平成29年6月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(7)群馬県 - Wikipedia
(8)山口県/統計分析課/人口・市町年齢別人口
(9)前橋駅 - Wikipedia
(10)山口駅 (山口県) - Wikipedia
(11)福島駅 (福島県) - Wikipedia
(12)福島市とは - 福島市
(13)仙台経済圏 - Wikipedia
(14)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報
(15)くだものづくりがさかんな福島盆地
(16)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(17)福島県 福島市|除染実施区域(市町村除染)の概要・進捗|除染情報サイト:環境省
(18)有意水準とは - 統計学用語 Weblio辞書
(19)特産品情報 | 地区別くらし情報 そうま地区 | JAふくしま未来
(20)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(21)めげ猫「タマ」の日記 福島値下がり、山梨値上がり7,8月のモモ価格、当然の結果です
(22)福島県産桃・はつひめに10万円の高値 福島の市場で「初競り」:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(23)福島のニュース (7月7日ひる放送) FTV8
(24)フルーツを食す - 福島市
(25)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
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  1. 2017/07/09(日) 19:52:39|
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