めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

おかしな福島第一汚染水、放出は安全、漏えいは危険

原子力規制委が東電会長・社長に福島第一汚染水の海洋放出を迫り、その後の東電会場がの海洋放出を明言したことから(1)、福島では汚染水をどうすべきかの論議が始まっているようです。そうした議論の中に、「安全だから放出するという理屈」と安全性を強調する一方で「これだけのタンクをメンテナンスするのは新たなリスクだ。」と報じています(2)。これでは保管するのは危険だけど海洋放出は安全みないた理屈です。保管してようが放出使用が危険な物は危険、安全な物は安全ではないでしょうか?
 福島第一では日々、汚染水が増え続けいます(1)。東京電力はあふれでないように汲み上げては処理装置に通した後で、タンクに保管しています(3)。東京電力の最新の発表を集計すると(4)約105万トンです。処理装置を通しても全ての放射性物質が取り除ける訳ではありません。東京電力は特にトリチウムは取り除けないと明言をしています(3)。そのため福島第一の敷地は汚染水タンクで一杯になっています。
汚染水タンクでいっぱいの福島第一敷地
 ※Google Mapにて作成
 図―1 汚染水タンクが立ち並ぶ福島第一

 7月10日の原子力規制員会に東京電力の会長・社長が出席し、原子力規制員会に適合性審査を申請している東京電力・柏崎刈羽原発(5)を人質に取られた格好で、福島第一汚染水の海洋放出を迫られました(1)(6)(7)。ところが7月13日の福島県の地方紙・福島民報の社説では
「福島第一原発の廃炉を巡っては、国側の意向を踏まえて対応したいなどとする新経営陣に対し、委員から『国側で結論が出ないことを言い訳にして問題を先送りしている』『厳しさに向き合わなければ廃炉などできない」など厳しい意見が相次いだ。新経営陣が答えに窮する場面もあり、田中委員長は廃炉に対する考え方を文書で示すよう求めた。」
と論じられており(8)、「汚染水の海洋投棄」が「福島第一原発の廃炉」に置き換わっています。7月14日には東電会長が東京電力の会長は福島第一汚染水の海洋放出を明言したと報じられました(9)。この報をうけて、一斉に反発が生じました。復興大臣は「福島県の漁業者をこれ以上追い詰めないでほしい」と述べ、福島の漁師さんは東京電力に抗議文を送ったそうです(10)。あわてのでしょうか?東京電力は会長の発言について
「これは、トリチウム水の海洋放出時の影響に関し、科学的・技術的な見地に基づく現行の規制・基準に照らし問題ないという、原子力規制委員会田中委員長他のご見解と同様であると申し上げたものです。」
とのコメントを発表しています(11)。
 福島県の地方紙・福島民友は7月15日の社説で
「廃炉を進める上で汚染水処理が重要なのは多くの関係者が認識しているだろう。真摯[しんし]な議論が必要なのに、川村会長はその前段で自社の都合だけを口にしている。現場感覚への配慮が欠落してはいないか。自ら地元に足を運び、説明責任を尽くさなければ、汚染水問題はこの先、前に進まない。」
と(12)、東京電力会長が福島に来て説明すれば福島第一汚染水の海洋放出が実現できるともとれるように論じています。
 7月15日には汚染水の処分方法を絞り込む政府の小委員会が、福島第一原発を視察しました。その中で「安全だから放出するという理屈」と報じられ(2)、処理された汚染水は海にしてても安全なようです。一方で「これだけのタンクをメンテナンスするのは新たなリスクだ。」とか「原発全体のリスクは全て下がっているのにタンクのリスクだけが上がっている」とか報じられ(2)(13)。報道を見る限りは、海洋放出は「安全」なのに保管を続けると「危険」のようです。処理されて汚染水には大量のトリチウムを含みます(1)。(=^・^=)はトリチウムは危険とは言い切れないまでも、およそ安全とは言えるものではないと考えています。危険な物をライオン、安全な物をネコとしてライオンは檻に閉じこめても檻が壊れて逃げ出しても危険です。ネコは檻に閉じ込めておいても、檻が壊れて逃げ出してもそれ程に危険がありまません。同じように福島第一の汚染水が危険であれ安全であれ、タンクに保管しようがタンクが壊れ汚染水漏れを起こそうが安全な物が危険になったりすることはありません。まったくおかしな議論です。
 こおした議論が報じられなし崩し的に汚染水の海洋放出が実施されるかもしれまでん。そしたら今以上に福島やその周辺を警戒する必要が生じます。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 (=^・^=)はリスク無しの福島第一廃炉はあり得ないと思っています。2015年1月に汚染水タンク増設工事に関係していた下請けさんが亡くなる事故がありました(15)。下請けさんの事故死と福島の海の汚染とどっちがいいかといえば答えは明らかです。もし同じような事が起こる可能性があるなら、東京電力は汚染水タンクの増設を止め海洋放出の準備をしなけれあばなりません。当然ながらリスクを減らす選択であり、「安全」が確保されているから実施するわけれではありません。それでも「安全」と説明されると思います。これでは福島の皆様は不安だと思います。
福島を代表する果物にモモがあります(16)。昨日(7月15日)には福島駅で福島産モモのPRイベント(モモの無償配布)が行われました(17)福島はモモの季節です。福島のモモは一つ一つの美味しさが保証されているそうです(18)。福島県は福島産モモは「安全」だと主張しています(19)。でも、福島県福島市のスーパーのチラシには福島産モモはありません。
他県産はあっても福島産モモが無い福島県福島市のスーパーのチラシ
 ※(20)を引用
 図―2 福島産モモが無い福島県福島市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県福島市の皆様を見習い「福島産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 福島第一汚染水の海洋放出を東電会長が明言、「安全」なら首都圏の海へも
(2)「海洋放出」に波紋 第1原発トリチウム水、増え続け処分に苦慮:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(3)汚染水の浄化処理|東京電力
(4)福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第310報)|プレスリリース|東京電力ホールディングス株式会社
(5)柏崎刈羽原子力発電所 6・7号炉 審査状況 | 原子力規制委員会
(6)第22回原子力規制委員会 臨時会議 | 原子力規制委員会
(7)(6)中の会議映像
(8)【東電新経営陣】あきれ果てた発言(7月13日) | 県内ニュース | 福島民報
(9)柏崎原発も廃炉検討対象 東電会長、費用対効果を重視|社会|新潟県内のニュース|新潟日報モア
(10)復興相、海洋放出に反対 風評懸念「漁業者追い詰めるな」 | 県内ニュース | 福島民報
(11)トリチウム水の海洋放出に関する一部報道について|お知らせ|東京電力ホールディングス株式会社
(12)【トリチウム発言】地元で説明すべきだ(7月15日) | 県内ニュース | 福島民報
(13)タンク増加に懸念 トリチウム処分政府小委員会が第一原発視察 | 県内ニュース | 福島民報
(14)めげ猫「タマ」の日記 トリチウムは危険・安全?
(15)めげ猫「タマ」の日記 福島原発で死んだ下請けさんは「国策」の犠牲者―でも何もしない安倍出戻り総理―
(16)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(17)甘いモモ召し上がれ JR福島駅でミスピーチPR | ホッとニュース | 福島民報
(18)フルーツを食す - 福島市
(19)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ(10)
(20)イトーヨーカドー 福島店
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  1. 2017/07/17(月) 19:42:39|
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