めげ猫「タマ」の日記

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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(7月3週)―宮城、茨城、千葉産カナガシラからセシウム、福島産は179件全数ND―

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。7月3週中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。先週に続き今週もしっかりセシウム入り食品が見つかっています(4)。牛肉を除く検査結果の概要は以下の通りです。
  ①検査数1,056件
  ②平均は、1キログラム当たり2.1ベクレル、最大95ベクレル(栃木県産イノシシ)。

 基準超はありませんが、今週のデータを解析すると
 ・宮城、茨城、千葉産カナガシラからセシウム、福島産は179件全数ND
 ・福島産モモの安全宣言20日、汚染が酷い主産地は検査していません。
 ・福島産施設栽培キュウリから過去最高のセシウム
等の特徴がありおよそ安心できるものではありません。
 
1.宮城、茨城、千葉産カナガシラからセシウム、福島産は179件全数ND
 以前の記事で宮城、茨城、千葉産カナガシラからはセシウムが見つかっているのに、福島産からは見つかっていない旨の記事を書きました(7)。福島産のデータが追加になったので(9)、以下に最新の検査結果を示します。
 宮城、茨城、千葉産からは見つかっても福島産カナガシラからは見つからないセシウム
※1(1)の内詳細検査分を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからないと)を示す
 ※3 日付けは捕獲日
 図―1 カナガシラの検査結果

 図に示すように宮城以外にも茨城や千葉産カナガシラからそこそこセシウムが見つかっていますが、福島産は179件全数で検出限界未満(ND)です。海は繋がっているのに汚染源がある福島だけでが全数検出限界未満(ND)などおかしな話です。カナガシラ等の福島産農水産物を検査しているのは福島県農林水産部に属する福島県農業センター(10)です。中立性に疑問があります。
 福島産は他よりも低く出る検査で「安全」とされ出荷されます。

2.福島産モモの安全宣言20日、汚染が酷い主産地は検査していません。
 福島を代表する農産物にモモがあります(11)。ただし、福島県全域で盛んに栽培されているわけではありません。福島盆地とよばれる地域に限定されています(12)。今週末には東京で福島産モモ等を配布するPRイベントが計画されています(13)。福島はモモのシーズンです。福島県は6月29日には福島産モモは検査で安全が確認されたとして「安全宣言」をだしました(4)。以下に検査状況と福島盆地および会津地方を示します。
福島の中でも汚染が酷い福島盆地、相対的にマシな会津
 ※1(14)の数値データを元に(15)に示す手法で7月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(16)による
 ※3 福島盆地の範囲は(17)、会津地方は(18)による。
 ※4 モモの検査状況は(1)および(19)による。
 ※5 「モモ」マーク1個で検査1回
 図-2 事故7年目も汚染されたままの福島 

 図に示す様にモモの主産地の福島盆地は国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(20)地域が広がっています。福島のモモは汚染された場所で作られています。そして、検査がされていません。一方で福島盆地に比べればマシな会津地方では確り検査が実施されています。
 福島盆地の各年6月~翌年5月の葬式(死者)数を示します。
事故後に葬式が増えた福島盆地
 ※1(21)を転載
 ※2 震災・津波犠牲者は行方不明者を含み関連死を含まず。
 図-3 福島盆地の葬式(死者)数

 図に示す通り、福島のモモの主産地の福島盆地では事故後に増加し 
 事故前 (2009年6月から10年5月)3,909人
 近々1年(2016年6月から17年5月)4,350人
で、11%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら0.0001%です。偶然を言うには無理があります。
 一方で福島盆地に比べてれば汚染が増しな会津地方の葬式(死者数)は
 事故前 (2009年6月から10年5月)4,007人
 近々1年(2016年6月から17年5月)4,172人
で(22)、少し増えていますが統計的な差があるとまでは言えません。
  福島のモモは汚染が酷く葬式が増えている主産産地の福島盆地の検査が避けられています。福島盆地を活動範囲とする農協の自主検査結果をみたのですすが、モモの検査結果は掲載されていません(23)。
 福島産は汚染が酷く葬式が増えた主産地を避けた検査で「安全」とされ出荷されます。

3.福島産施設栽培キュウリから過去最高のセシウム
 福島県産のキュウリ(施設栽培)から1キログラム当たり22ベクレルのセシウムが見つかったと発表がありました(24)。
過去最高を記録した福島産キュウリ(施設)のセシウム
 ※1(1)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからない事)をしめす。
 図―4 過去最高を記録した福島産キュウリ(施設)のセシウム

 図に示す通り過去最高です。今年の3月末から四月初めに福島では多くの地域で避難指示が解除されました(16)。厚生労働省の発表を見ると(25)、避難指示が解除された地域の野菜の出荷は制限されていません。立派な福島産野菜です。


<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 ・他所より低くでる検査で安全とされる福島産
 ・セシウム汚染が酷い産地を避けた検査で安全とされる福島産
 ・セシウム濃度が上昇する事もある福島産
 福島の皆様は不安だと思います。
 福島はモモのシーズンです。福島のモモは福島のモモは一つ一つの美味しさが保証されているそうです(21)。福島県は福島産モモは「安全」だと主張しています(22)。でも、福島県福島市のスーパーのチラシには福島産モモはありません。
他県産があっても福島産モモが無い福島県福島市のスーパーのチラシ
 ※(23)を引用
 図―5 福島産モモが無い福島県福島市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県福島市の皆様を見習い「福島産」は食べません。

―参考にしたサイト様およ




―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第1042報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(7月2週)―岩手産ブリからセシウム、福島産は70件全数ND―
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(7月1週)―福島県はモモの安全宣言、汚染が酷い主産地は検査していません。―
(8)(3)中の「2 緊急時モニタリング又は福島県の検査結果⇒検査結果(PDF:946KB)
(9)(8)中のNo75~79、140,204,205,243
(10)農林水産部 - 福島県ホームページ
(11)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(12)めげ猫「タマ」の日記 事故6年目も葬式が増えたままの果物作りが盛んな福島盆地、相馬は別
(13)食べて、感じて、ふくしまプライド。福島県産品Prイベントを開催します。 - 福島県ホームページ
(14)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成28年9月14日~11月18日測定) 平成29年02月13日 (KMZ, CSV)」
(15)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2016年)
(16)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(17)福島盆地 - Wikipedia
(18)会津 - Wikipedia
(19)農林水産物モニタリング情報 - ふくしま新発売。を「果物⇒モモ」で7月18日に検索
(20)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(21)めげ猫「タマ」の日記 福島の葬式はモモ主産地で11%増、キュウリ主産地で8%増、相馬は別
(22)福島県の推計人口(平成29年6月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページを集計
(23)農作物自主検査 | 農業 | JAふくしま未来
(24)(8)中のNo22
(25)(3)中の「(参考3)⇒原子力災害対策特別措置法に基づく食品に関する出荷制限等(PDF:377KB)
(26)フルーツを食す - 福島市
(27)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(28)イオン福島店
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  1. 2017/07/18(火) 19:40:34|
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