めげ猫「タマ」の日記

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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(8月1週)―茨城、千葉産スズキからセシウム、福島産33件全数ND―

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。8月1週中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。先週に続き今週もしっかりセシウム入り食品が見つかっています(4)。しかも基準超えです。牛肉を除く検査結果の概要は以下の通りです。
  ①検査数805件中3件の基準超え(全体の0.4%)
  ②平均は、1キログラム当たり2.1ベクレル、最大210ベクレル(群馬県産クマ)。
事故7値目も見つかるセシウム汚染食品
   ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(5)を参照
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2017年8月1週)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県

 今週のデータからは
 ・茨城、千葉産スズキからセシウム、福島産33件全数ND
 ・福島では献上桃を選果・箱詰め 、最大産地の検査結果はありません。
 ・上昇する福島産ビワのセシウム
等の特徴が読み取れ、福島産には基準超はありませんがおよそ「安全」とは言えません。

1.茨城、千葉産スズキからセシウム、福島産33件全数ND
 地図で見ると福島県いわき市は福島県沿岸部南部にある市で、南側は茨城県です。
事故7年目も汚染されたままの福島
 ※1(7)の数値データを元に(8)に示す手法で8月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(9)による
 ※3 モモの検査状況は(1)および(10)による。
 ※4 「モモ」マーク1個で検査1回
 図-2 いわき市、福島市とモモの検査状況

 図に示す通り事故7年目の今も沿岸部を含め国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(11)地域が広がっています。福島は今も汚染されたままです。茨城産および千葉産スズキからセシウムが見つかったと発表しました(13)。福島産、特に茨城県と接するいわき市産が気になります。以下にスズキの検査結果を示します。
茨城、千葉産からは見つかっても福島・いわき産スズキからは見つからないセシウム
 ※1(1)を集計(簡易検査および淡水産を除く)
 ※2 NDは検出限界未満(見つからないと)を示す
 ※3 日付けは検査日
 図―3 スズキの検査結果

 図に示す様に茨城産や千葉産からはそこそこセシウムが見つかっていますが、福島県いわき市産スズキは33件全てで検出限界未満(ND)です。
 先週の記事で宮城産クロダイからセシウムが見つかった旨を報告しましたが(4)、今週も確り見つかりました(14)。以下に検査結果を示します。
宮城、茨城産からは見つかっても福島産クロダイからは見つからないセシウム
 ※1(1)を集計(簡易検査および淡水産を除く)
 ※2 NDは検出限界未満(見つからないと)を示す
 ※3 日付けは捕獲日
 図―4 クロダイの検査結果

 福島産も検査があったのですが今週も検出限界未満(ND)です(16)。 福島産クロダイからはセシウムが見つかっていません。スズキにしてもクロダイにしても汚染源がある福島産が隣県より低く出るなどおかしな話です。スズキやクロダイなどの福島産農産物を主に検査しているのは福島県農林水産部に属する福島県農業総合センターです(17)。中立性に疑問があります。
 福島産は他所より低く出る検査で安全とされ出荷されます。 

2.福島では献上桃を選果・箱詰め 、最大産地の検査結果はありません。
 福島を代表する果物にモモがあります。7月から9月が本格シーズンです(18)。これに合わせてと思いますが、皇室に献上する献上桃の選果・箱詰めが行われました(19)。
献上桃の選果に立ち会う福島の綺麗な女性
 ※(19)を引用
 図-5 献上桃を選果・箱詰めに立ち会う福島の綺麗な女性

福島のモモの最大産地は福島市です(20)。図―2に示す様に福島県福島市は除染が必要とされる地域が広がり汚染されています。福島市を中心とする福島盆地はモモの産地ですが(20)(21)
 事故前年(2009年7月~10年6月)3,909人
 近々1年(2016年7月~17年6月)4,368人
で、12%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら200万分の1でした。
モモの主要産地ではない飯舘村を除く相馬地方では
 事故前年(2009年7月~10年6月)1,417人
 近々1年(2016年7月~17年6月)1,431人
で殆ど増えていません(19)。汚染されて葬式が増えている場所で栽培されたモモなら確り検査して欲しいと思います。図―2のモモマークは福島県の検査1回を示しますが、福島市の検査結果がありません。それでも福島県は検査で安全を確認したと主張しています(22)。
 福島産は汚染が酷い主産地を避けた検査で安全とされ出荷されます。

3.上昇する福島産ビワのセシウム
 福島産ビアから1キログラム当たり23ベクレルのセシウムが見つかったと発表がありました(23)。以下に推移を示します。
去年の比べ上昇した福島産ビアのセシウム
 ※1(1)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからない事)をしめす。
 図―6 福島県産ビアの検査結果

 図に示す通り去年に比べ大幅に上昇しました。今年の3月末から4月初めに福島では多くの地域で避難指示が解除されました(9)。厚生労働省の発表を見ると(24)、避難指示が解除された地域の果物・野菜の出荷は制限されていません。立派な福島産果物・野菜です。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 ・他所より低くでる検査で安全とされる福島産
 ・汚染が酷い主産地を避けた検査で安全とされる福島産
 ・セシウム濃度が上昇する事もある福島産
 これでは福島の皆様は不安だと思います。福島県知事に福島産モモが贈られたそうです(25)。
福島県知事にモモを贈る福島の綺麗な女性
 ※(26)をキャプチャー
 図―7 福島県知事に福島産モモを贈る福島の綺麗な女性

 目的は賄賂でも知事の労をねぎらうわけでもなく、福島産モモのPRです。だだ贈った相手が知事では福島県内のPRにしかなりません。福島では福島産離れが進んでいるようです。
 福島を代表する果物がモモであり、福島がモモのシーズンであることは本文記載の通りです。福島のモモは美味しいそうです(27)。福島県は福島産モモは「安全」としている事も本文の通りです。でも福島県二本松市のスーパーのチラシには福島産モモはありません。
他県産はあっても福島産モモが無い福島県二本松市のスーパーのチラシ
 ※(28)を引用
 図―8 福島産モモが無い福島県二本松市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県二本松市の皆さまを見習い「福島産」は食べません。


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第1044報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(7月4週)―宮城産クロダイからセシウム、福島産は全数ND―
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成28年9月14日~11月18日測定) 平成29年02月13日 (KMZ, CSV)」
(8)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2016年)
(9)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(10)農林水産物モニタリング情報 - ふくしま新発売。を「果物⇒モモ」で8月2日に検索
(11)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(12)(3)中の「1 自治体の検査結果⇒検査結果(PDF:8,746KB)
(13)(12)中のNo2483(茨城産)およびNo5082(千葉産)
(14)(12)中のNo4152
(15)(3)中の「2 緊急時モニタリング又は福島県の検査結果⇒検査結果(PDF:643KB)
(16)(15)中のNo83
(17)農林水産部 - 福島県ホームページ
(18)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(19)トピックス | JAふくしま未来
(20)めげ猫「タマ」の日記 福島の葬式はモモ産地で12%増、相馬は別(過去1年)
(21)福島盆地 - Wikipedia
(22)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(23)(15)中のNo29
(24)(3)中の「(参考3)⇒原子力災害対策特別措置法に基づく食品に関する出荷制限等(PDF:377KB)
(25)トピックス | JAふくしま未来
(26)Nスタふくしま20170801 TUFchannel
(27)シーズン到来!ふくしまといえば、モモ! | ふくしま 新発売。
(28)安達店 | ベイシア
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  1. 2017/08/02(水) 19:42:31|
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