fc2ブログ

めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

食品中の放射性セシウム検査のまとめ(10月3週)―福島県郡山市産イチジクからセシウム、福島県の検査では全数ND―

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。10月3週中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)、まとめてみました。お買い物の参考になればいいかなと思います。先週に続き今週もしっかり危険なセシウム汚染食品が見つかっています(4)。牛肉を除く検査結果の概要は以下の通りです。
  ①検査数1,164件中5件の基準超え
  ②平均は、1キログラム当たり2.2ベクレル、最大170ベクレル(山梨県産ショウゲンジ)。
事故から6年半が過ぎて見つかり続けるセシウム汚染食品
   ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(5)を参照
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2017年10月3週)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県

 今週のデータを解析すると
 ・福島県郡山市産イチジクからセシウム、福島県の検査では全数ND
 ・福島県桑折町で春菊の収穫始まる。検査結果がありません。
 ・上昇する福島県伊達市産ヤマメのセシウム
等の特徴があり、事故から6年半以上が経過しましたが、福島産はおよそ「安全」とは言えません。

1.福島県郡山市産イチジクからセシウム、福島県の検査では全数ND
 福島県郡山市の検査で同市産のイチジクから1キログラム当たり18ベクレルのセシウムが見つかったと発表がありました(8)。福島県の検査結果が気になります。
郡山市の検査では見つかっても福島県の検査では見つからない福島県郡山市産イチジクのセシウム
 ※1(1)を集計
 ※2 日付けは収穫日
 ※3 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 ※4 凡例は検査先
 図―2 福島県郡山市産イチジクの検査結果

 図に示す様に郡山市の検査ではセシウムが見つかるのに、福島県の検査では見つかっていません。同じ物を測定しているのに値が違うなどおかしな話です。
 青森県産マダラからセシウムが見つかったと発表がありました(9)。福島産が気になります。以下に検査結果を示します。
青森、岩手、宮城産からは見つかっても福島産マダラから見つからないセシウム
 ※1(1)を集計
 ※2 日付けは捕獲日
 ※3 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 図―3 マダラの検査結果

 青森産だけでなく岩手、宮城産マダラからもセシウムが見つかっています。厚生労働省の発表(1)を数えると福島産296件連続で検出限界未満(ND)です。海は繋がっているのに汚染源がある福島産から見つからないなどおかしな話です。イチジクにしてもマダラにしても福島産農水産物の出荷前検査を実施しているのは福島県農林水産部に所属する福島県農業総合センター(10)です。中立性に疑問があります。
 福島産は他よりも低く出る検査で安全とされ出荷されます。

2.福島県桑折町で春菊の収穫始まる。検査結果がありません。
 福島を代表する秋野菜に春菊があります(11)。10月に入り本格シーズンです(12)。福島県桑折町でも春菊が収穫が始まりました(13)。
福島県桑折町産春菊の収穫を報じるTUF
 ※(13)をキャプチャー
 図―4 福島県桑折町の春菊・収穫を報じる福島のローカルTV局TUF

 今年4月以降の検査を厚生労働省の発表(1)や福島県のサイト(14)で探したのですが見つかりません。それでも福島県は福島産は検査されていて「安全」だと主張しています(15)。
 福島産は検査されていなくても、検査されていて「安全」だと主張され出荷されます。

3.上昇する福島県伊達市産ヤマメのセシウム
 福島県伊達市産ヤマメから基準値を超える1キログラム当たり110ベクレルのセシウムが見つかったと発表がありました(16)。以下に推移を示します。
上昇する福島県伊達市産ヤマメのセシウム
 ※1(1)を集計
 ※2 日付けは捕獲日
 ※3 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 図―5 福島県伊達市産ヤマメの検査結果

 図に示す様に今年の4月の検査では検出限界未満(ND)だったのですが、その後に急に上昇しついに基準値超えです。
 福島産はセシウム濃度が上昇する事があります。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 ・他所より低くでる検査で安全とされる福島産
 ・検査されていなくても、検査されていて安全とされる福島産
 ・セシウム濃度が上昇する事がある福島産

 (=^・^=)は「買わない」「食べない」「行かない」の「フクシマ3原則」を決めています。でも、これって(=^・^=)だけではないようです。
  福島を代表する秋野菜に春菊やシイタケがあります(11)。福島県は
「安全な農林水産物を提供するため、福島県がモニタリング検査を実施するほか、産地においても、米の全量全袋検査など自主検査を実施しています。」
と主張しています(15)。でも、福島県二本松市のスーパーのチラシには福島産春菊もシイタケもありません。
他県産はあっても福島産春菊やシイタケが無い福島県二本松市のスーパーのチラシ
 ※(17)を引用
 図―6 福島産春菊もシイタケも無い福島県二本松市のスーパーのチラシ



―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第1055報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(10月2週)―福島県伊達市産あんぽ柿は歴代2位のセシウム汚染―
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)(3)中の「2 緊急時モニタリング又は福島県の検査結果⇒検査結果(PDF:667KB)
(8)(7)中のNo405
(9)(3)中の「1 自治体の検査結果⇒ 検査結果(PDF:9,517KB) 中のNo2192、2941
(10)農林水産部 - 福島県ホームページ
(11)秋 | ふくしまの野菜 | JA全農福島
(12)福島県の旬(出回り時期) 野菜編
(13)Nスタふくしま20171017 TUFchannel
(14)農林水産物モニタリング情報 - ふくしま新発売。を10月19日に「シュンギク 、シュンギク(施設) および桑折町」で検索
(15)水・食品等の放射性物質検査 - ふくしま復興ステーション - 福島県ホームページ
(16)(7)中のNo78
(17)安達店 | ベイシア
スポンサーサイト



テーマ:どうでもいい報告 - ジャンル:日記

  1. 2017/10/19(木) 19:43:33|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<友達の為、みんなの為、自分の為、もし良ければ日本の為に選挙に行こう。いつも棄権がトップ | ホーム | 安倍出戻り総理10つの大罪>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/tb.php/2317-067901a4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)