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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島では男の子が生まれ難くなっている?

 都市伝説に
 「電磁波・高周波・有機溶剤・X線・放射線などの研究者や技術者、アマチュア無線愛好家、パソコン好きの人には女児が生まれやすい、というもの。「統計上明かだ」とまことしやかに語られることもあるが、データそのものが示されたことはない。また男児が生まれた場合、周囲から仕事への取り組み方が悪いのではないかと揶揄されることもある。」
 とゆうのがあるみたいです。真偽は別にして、一寸気になります。(=^・^=)の知る限り、一番強力な電磁波はγ線です。そこで、放射線で女の子が生まれやすくなるか調べたれら
「In the past, lethal recessive mutations of the X chromosome were thought to alter the birth sex ratio in favor of females if mothers were exposed to radiation, since the single X chromosome in males is derived from mothers <略> A-bomb survivors <略>Further data <略> did not support any radiation effect on sex ratios.」
(=^・^=)の意訳
「男の子のx染色体は、お母さんしからしか伝わりません。だから、お母さんが被爆してX染色体が傷つくことで、男の子の生まれる割合に影響すると、過去に思われていました。でも、原爆の調査結果では、男の子の生まれる割合への影響は認められませんでした。」
とありました。
 でも、福島原発は、広島原爆の30倍もの放射性物質をばらまいています。だったら、広島では出なくとも福島ではわかりません。今日(2/23)、福島県で1月に生まれた男の子と女の子の人数が、福島県のホームページに出ていました(4)。1月は、東京電力が放射性物質をばらまいてから10ヶ月以上が経過した最初の月です。影響するなら、1月から割とでると思います。福島県で、2012年1月生まれの
 男の赤ちゃん 573人
 女の赤ちゃん 595人
で、女の赤ちゃんが多くなっています。(=^・^=)の知る限り男のが少し多く生まれるのがふつうです。そこで、出生数をグラフにしてみました。
 

brg120223a.gif

 データは(4)による。

  図 福島県の男女別出生者推移

なんか、11月以降は男の赤ちゃんが急に減っている気がします。そこで、気になるのが統計的に有意かどうかです。有意の判定基準は
 「0.05 (= 5%) を用いるのが一般的であるが、そのとり方は学問・調査・研究対象によっても違いがあり、社会科学などでは0.1(10%)を用いる場合もあり、厳密さが求められる自然科学では0.01(1%)などを用いる場合もある。」
 みたいで、1%から10%まであり見たいです。言い方を変えると
  1%未満‐統計的な差があると認める。
 1以上~10%未満 ―グレー
 10%以上 ― 統計的な差なし。
そこで、(=^・^=)なりに計算してみました。こーんな表になりました。

 表  福島県の性比(男の赤ちゃんと女の赤ちゃんが生まれる割合)の検定
brg120223b.gif
計算方法は(5)による。

8%でグレーでした。明確に統計帝に有意とは言えません。でも可能性は否定できません。

「電力施設など、電磁波に被曝する環境で働いている人に生まれる子供の男女比についての論文が11件もある。男児が多いという論文は、私が知っている限り一つだけで、あとは女児が多い。」
そうです(6)。そして、こんな図を見つけました。

brg120223c.gif
 (6)より引用

図―2 死産の割合

 男の死産が女の子の死産に比べ急上昇しています。これについて
「日本で死産した子どもの性比を調べた人がいて、女子死産100人に対する男子死産の割合が1970年ごろから急激に増えていて、最近では220人を超えた。妊娠初期の12~15週の死産に限定すると、男子は女子の10倍にも達していた(朝日新聞2004年7月1日付)。 西ドイツについて同じことを調べたら、日本と全然違って、110~120人程度で推移していた(図)。
 携帯電話は1990年ごろからの普及なので、増えた原因は食べ物や農薬かもしれないし、分からない。家電製品が普及した時期なので、このことを見つけた先生は、電磁波原因説だ。私は電磁波原因説ではないのだが、環境要因であることは、間違いないようだ。」(6)
と説明しています。これは電子レンジや携帯の話です。はるかにに強力なγ線なら、もっとすごいと思います。女の赤ちゃんが男の赤ちゃんに増えたのでなく、単に男の子が生まれ難くなったと思います。

<余談>
 統計的な有意差が確認できない段階でこのような記事を書くのには、ご批判もあると思います。(=^・^=)は可能性があるなら、そのことを書くべきだと思います。時間を重ねればデータが増え、有意か有意でないか決着がつくと思います。(=^・^=)はこれからもトレースするつもりです。もし、有意が明らかになった場合は、それまでに多数の赤ちゃんが犠牲になってしまいます。(=^・^=)は、可能性があるなら可能性をそのまま記載し、判断はそれぞれの個人にゆだねるべきと思います。
 


‐参考にしたサイト様‐
(1)医学・心理学に関する都市伝説 - Wikipedia
(2)Sex ratio among the children of atomic-bomb survivors (1948-1962) - Radiation Effects Research Foundation
(3)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発から広島原爆の30倍のウランもえかすが!
(4)福島県ホームページ - 組織別 - 福島県の推計人口
(5)カイ二乗検定 - Wikipedia
(6)荻野晃也先生講演内容 - 新東京タワー(すみだタワー)を考える会
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  1. 2012/02/23(木) 22:10:31|
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