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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島の明日、ママがいない

 福島の赤ちゃん誕生数を見ると
  事故当年(2010年10月~11年9月)15,685人
  近々1年(2016年10月~17年9月)13,476人
で14%減っています。これはママになるべき若い女性が福島から逃げ出した結果です。福島の明日、ママがいなくなり、子供が生まれなくなります。
 福島は事故によって汚染されました。
事故から6年半過ぎて汚染が広がる福島
 ※1(1)の数値データを元に(2)に示す手法で10月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(3)による
 図-1 原発事故後6年半過ぎて汚染されたままの福島

事故から6年半以上が経過しましたが、図に示す通り広い範囲で国が除染を必要とする毎時0.23マイクロシーベルト(4)を超えています。
 以下に福島県二本松市のセシウム量を示します。
事故直後の6割が残ったままの福島県二本松市の放射性セシウム
 ※ 見積もりおよび元データは(5)を参照
 図―2 福島県二本松市のセシウム量

 事故直後に同市にばら撒かれた放射性セシウム約20gのうち約6割の12gは残ったままです。以下に二本松市の除染の進行状況を示します。
完了した福島県二本松市の除染
 ※(6)を集計
 図―3 福島県二本松市の除染実績

 図に示す様に除染はほぼ完了しており、今後は除染で減るなどはあり得ません。図に示す通り残った放射性セシウムの大部分はセシウム137です。セシウム137の半減期(半分になるまでの時間)が30年であるので(7)、汚染はなかなか無くなりません。これは二本松市だけでなく福島全体で言える事と思います。福島の汚染解消の先が見えません。福島から逃げ出す方も多い思います。
 以下に以下に事故7年目7ヶ月間(2017年3-9月)の社会的増減(転入者―転出者)を示します。
20代前半女性に顕著な福島の社会減
 ※(7)を集計
 図―4 事故7年目7ヶ月間(2017年3-9月)の福島県の社会的増減

 図に示す通り10代後半と20代前半で社会減(転出者が転入者を上回る事)が多くなっています。特に女性に顕著です。以下に20代前半の各年の社会的増減の推移を示します。
増加傾向にある福島の20代前半女性の社会減
 ※1(7)を集計
 ※2 各年3~9月を集計
 図-5 20代前半のの社会的増減

 図に示すように20代前半女性の社会減が事故後の7年間、男性の社会減を大きく超えています。改善されるどころか2015年に比べと2016,17年は増えています。
 しかたが無い事です。福島の汚染解消の目途はありません。福島の女性はお隣の茨城や宮城に比べても大変に綺麗です。
福島の綺麗な女性
 ※(8)を転載
 図―6 福島の綺麗な女性 

何処へいっても歓迎されます。彼女達が福島に留まる理由はありません。事故から数年も経てば事故直後に福島を脱出した女性達はママになる年頃です。以下に各年10月から翌年9月までの1年間の福島の赤ちゃん誕生数を示します。
減り続ける福島の赤ちゃん誕生数
 ※1(5)を集計
 ※2 各年10月から翌年9月を集計
 図-7 福島の赤ちゃん誕生数

 図に示す通り年々減っていきます。
 事故当時(2010年10月から11年9月) 15,685人
 近々1年(2016年10月から17年9月) 13,476人
で14%減っています。これからも減って行きます。
 福島の明日、ママがいなくなります。そして子供が生まれなくなります。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島に残った方も決して福島に安心してません。
 福島が力を入れている農作物にトマトがあります。福島県会津地方は福島のトマトの産地です(9)。今日、スーパーの買い物に行ったら福島産トマトが並んでいました。10月ですが福島はまだトマトのシーズンです。福島県会津若松市辺りのトマトの味は格別だそうです(10)。福島県は福島産トマトは「安全」だと主張しています(11)。でも、福島県会津若松市のスーパーのチラシには福島産トマトはありません。
他県産はあっても福島産トマトが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ
 ※(12)を引用
 図―8 福島産トマトが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ

 スーパーのご担当者様
 貴店に買い物にいって福島産トマトを見て、大変に不快な気分になりました。福島ではチラシ載せらない福島産トマトを(=^・^=)の住む街で売らないでください。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(2)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(3)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(4)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(5)めげ猫「タマ」の日記 ばら撒かれた放射性セシウムの6割が残ったままの福島県二本松市
(6)福島県 二本松市|除染実施区域(市町村除染)の概要・進捗|除染情報サイト:福島県・環境省
(7)福島県の推計人口(平成29年10月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(8)めげ猫「タマ」の日記 原発関連死1368人は、事故による死者ではないと福島民友
(9)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(10)トマト | JA会津よつば
(11)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(12)アピタ会津若松店│「イイこと、プラス。」 アピタ・ピアゴ
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  1. 2017/10/29(日) 19:42:54|
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  1. 2017/10/30(月) 15:54:38 |
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