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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

半値に急落、福島のピーマン価格

 福島を代表する野菜にピーマンがあります(1)。10月中の東京中央卸売市場の取引価格が発表になりました(2)。福島産ピーマンは1キログラム当たりで
 2017年09月 324円
 2017年10月 157円
で、半値以下に急落です。全国平均は
 2017年09月 345円
 2017年10月 298円
で、少し下がっていますが、福島産程ではありません。これは福島産を消費者が正しく理解した結果であり、当然です。
 福島県三春町の中学校では「放射線教育」と称するものが行われているようです(3)。放射線教育の成果発表が行われました(4)。NHKは
「地元の農家や専門家の話を聞くうちに、福島県産の食べ物は検査がしっかりと行われ、安全だと分かりました。」と発表を報じていました。
「検査がしっかりと行われ」と話す福島の女生徒
 ※(4)をキャプチャー
 図―1 「福島県産の食べ物は検査がしっかりと行われ」と話す三春町の女子中学生

 どんな教育が行われたか資料を見ようとしたら
「こちらの資料のご利用は「らでぃ」ユーザ限定です。」
なんいて表示が出てきました(5)。
パスワードがないとDLできない放射線教育資料
 ※(5)をキャプチャー
 図―2 パスワードを要求する資料ダウンロードサイト

 「放射線教育」の資料は広く一般に公開されるものでなく、仲間内だけで共有する物のようです。怪しげです。放射線Q&Aを見たら
「発がんのリスクが認知できる100ミリシーベルト程度以下」
なんて記述がありました(6)。でも実際は「100ミリシーベルト程度よりも低い線量では発がんリスクの有意な上昇は認められていません」(7)。この方達は真逆のことを平気で主張しています。こんな方達が「放射線教育」といってもそれは放射線教育による「洗脳」でしかありません(8)。こんな方達の「放射線教育」が信頼されるか興味があります。
 以下に福島県三春町の除染の進行状況を示します。
ほぼ完了した福島県三春町の除染
 ※(9)を集計
 図―3 福島県三春町の除染状況

 図に示す通り除染はほぼ終わっています。福島県に主張通り三春町の放射性セシウムは除去され、汚染はなくなったのでしょうか?以下に福島県三春町に放置されているセシウムの量を示します。
事故ごから殆んど減っていないない福島県三春町のセシウム
 ※計算方法および元データは(10)による。
 図―4 福島県三春町の放射性セシウム量

 除染が終わったに放射性セシウムは放置されたままです。

 福島を代表する野菜にピーマンがあります(1)。以下に福島のピーマンの生産量を示します。以下に産地を示します。
 田村市、三春町、二本松市で大部分を占める福島のピーマン生産
 ※(11)を集計
 図―5 福島県のピーマン生産量

 図に示す様に三春町、田村市、二本松市が主要な産地です。三春町は人口2万人に満たない町(12)なので、ピーマンは同町の特産品です。以下に三春町等の福島のピーマン産地を示します。
事故から7年近く経て汚染されたままの福島県二本松市、田村市、三春町
 ※1(13)の数値データを元に(14)に示す手法で11月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(15)による
 ※3 相馬地方は(16)による。
 図-6 福島のピーマン産地と相馬地方

 除染が終わっても放射性セシウムは放置されたままであり、図に示す様に福島のピーマン産地は国が除染が必要な毎時0.23マイクロシーベルトを超えた地域(17)が広がっています。
 福島のピーマンは汚染された土地で作られています。確り検査して欲しいと思います。以下に福島のピーマン検査結果をしめします。
以下に2013年以降の福島産ピーマンの検査結果を示します。
福島の検査では見つからないのに県外検査でセシウムが見つかる福島産ピーマン
 ※1(18)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 ※3 日付けは収穫日ないし購入日
 図―7 福島産ピーマンの検査結果

 図に示す通り福島県の検査ではセシウムが見つかっていません。厚生労働省の発表(16)を数えると385件連続で検出限界未満(ND)です。でも、福島県外の検査では確りセシウムが見つかっています。同じ物を福島県産ピーマンを測定しても、福島県の検査ではセシウムが見つからないのに福島県外では見つかるなどおかしな話です。
 福島県相馬地方は図―4に示すように福島県沿岸部北部に位置し、宮城県に接っしています。以下に2016年7月以降の宮城県産および福島・相馬産のスズキの検査結果を示します。なお()内は検査先です。
宮城産から見つかっても福島・相馬産からは見つからないスズキんのセシウム
 ※1(18)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 ※3 日付けは捕獲日
 ※4 ()内は検査先を示す
 図―8 宮城と福島・相馬の検査結果

 宮城産スズキは宮城県が検査しても、新潟県が検査してもそこそこセシウムが見つかっています。同じ物を検査すれば検査先が違っていても同じ結果になるのが当たり前です。でも、県境を越えた福島県が検査した福島・相馬産スズキからはセシウムが見つかりません。汚染源に近いのにおかしな話です。
 ピーマンにしてもスズキにしても福島県の検査結果は他県の検査結果と整合性が取れません。厚生労働省の発表(18)をみるとピーマンやスズキ等の福島産農水産物の出荷前検査は全てを福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(19)が実施してます。中立性に問題があります。
 以下に福島のピーマン産地(田村市、三春町、二本松市)合計の葬式(死者)数の推移を示します。
事故後に増えた二本松市、田村市、三春町の葬式
 ※1(20)を集計
 ※2 震災犠牲者は「0」(21)
 図―9 ピーマン産地の葬式(死者)数

 図に示す通り事故後に葬式が増えています。葬式(死者)数は
  事故前年(2009年10月~10年9月)1,408人
  近々1年(2016年10月~17年9月)1,602人
で、14%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら約0.04%でした(22)。
  一方でピーマンの産地でない飯舘村を除く相馬地方ではこのような事はありません。飯舘村を除く相馬地方の葬式数は
 事故前年(2009年10月から10年9月) 1,390人
 近々1年(2016年10月から17年9月) 1,459人
で、少し増えていますが統計的な差はありません。飯舘村を除いたのは同村は今年3月末まで避難指示が出されており(15)、今も住民の大部分が村外に暮らしています(23)。
 福島産ピーマンは汚染され、葬式(死者数)が増えた地で作られています。それでいて検査は怪しげです。おまけに産地では怪しげな「放射線教育」までなされています。消費者の反応がきになります。
 以下に今年のピーマン価格を示します。
10額に急落した福島のピーマン価格
 ※(2)を集計
 図―10 2017年のピーマン価格

 図に示す様に10月に入り価格が大幅に低下しています。東京中央卸売市場の取引価格が発表になりました(2)。福島産ピーマンは1キログラム当たりで
 2017年09月 324円
 2017年10月 157円
で、半値以下に急落です。全国平均は
 2017年09月 345円
 2017年10月 298円
で、少し下がっていますが、福島産程ではありません。
 以下に福島産ピーマンの月平均の出荷量を示します。
7-10月がシーズンの福島のピーマン
 ※1(2)を集計
 ※2 2009年~17年の平均、ただし2017年は10月まで
 図―11 福島県のピーマンの出荷量(東京中央卸売市場)

 概ね7-10月がシーズンです。そこで各年の3-10月の東京中央卸売市場での福島産ピーマン価格を全国平均の取引価格と比較してみました。 
事故後に全国平均を下回った福島の7-10月ピーマン価格
 ※1(2)を集計
 図―12 各年6-10月のピーマンの取引価格

 図に示す通り、原発事故前は福島産ピーマンは全国平均より高値で取引されていました。でも事故後は7年連続で福島産が全国平均を下回っています。
 福島産ピーマンは汚染され葬式が増えた土地で栽培されています。それでいて検査は怪しげです。価格低下は消費者が福島産を正しく理解しためであり、当然の事です。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください 。
 怪しげな「放射線教育」に、いい加減な検査、加えて増える葬式です。(=^・^=)は不安なので「買わない」「食べない」「出かけない」のフクシマ3原則を決めています。でもこれって(=^・^=)だけではないようです。
 福島県郡山市産米の全量全袋検査が109万件を超えました。福島県随一です(24)。福島県郡山市は福島最大のお米の産地です。同市の人口は約33万人なので(25)全市民が食べてもまだまだ余ります。同市のお米は「あさか舞」といって美味しいお米です(26)。「安全」なので事故の年に採れた2011年産米からずっと、学校給食に使われ子ども達に食べさえ続けています(27)。でも、福島県郡山市のスーパーのチラシに福島産米はありません。
他県産はあっても福島産米が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ
 ※(28)を引用
 図―13 福島産米が無い福島郡山市のスーパーのチラシ

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)夏 | ふくしまの野菜 | JA全農福島
(2)東京都中央卸売市場-統計情報検索を「野菜」⇒「果菜類」⇒「ピーマン」で検索
(3)放射線教育支援サイト “らでぃ”
(4)小中生が放射線教育の成果発表 モデル7校、正しい知識発信へ:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(5)放射線教育支援サイト “らでぃ”
(6)放射線教育支援サイト “らでぃ”
(7)LNT(しきい値なし直線)仮説について ― 放射線安全研究センター ―
(8)めげ猫「タマ」の日記 放射線は「安全」?福島で洗脳が始まる
(9)福島県 三春町|除染実施区域(市町村除染)の概要・進捗|除染情報サイト:福島県・環境省
(10)めげ猫「タマ」の日記 ばら撒かれた放射性セシウムの6割が残ったままの福島県二本松市
(11)作物統計調査>市町村別データ>平成19年産市町村別データ>年次>2007年中の「6-3 野菜(果菜類) 」⇒「 福島県 Excel」
(12)三春町ホームページ トップページ
(13)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(14)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(15)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(16)相馬地方広域市町村圏組合
(17)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(18)報道発表資料 |厚生労働省
(19)農林水産部 - 福島県ホームページ
(20)福島県の推計人口(平成29年10月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ>
(21)平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(週1回更新) - 福島県ホームページ
(22)めげ猫「タマ」の日記 7年連続で全国平均以下となった福島のピーマン取引価格
(23)平成29年11月1日現在の村民の避難状況について - 飯舘村ホームページ中の「平成29年11月1日現在の村民の避難状況 [PDFファイル/60KB]
(24)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報
(25)郡山市の現住人口/郡山市
(26)郡山の味自慢「あさか舞」/郡山市
(27)JA郡山市|事業PR
(28)イオン郡山フェスタ店
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  1. 2017/11/23(木) 19:44:13|
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