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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

若い女性の福島脱出は2年連続増(各年1-10月集計)

 各年1~10月の福島県の20代前半女性の社会的増減を集計すると
  2015年 △1654人減
  2016年 △1868人減
  2017年 △1913人減
で、2年連続で増加しています。事故後に多くの若い女性が福島から逃げて行きました。その傾向は止まるどころか加速しています。
 福島は原発事故によって酷く汚染されました。
事故から7年近く経て汚染されたままの福島
 ※1(1)の数値データを元に(2)に示す手法で5月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(3)による
 図-1 原発事故7年目も汚染されたままの福島

図に示す通り広い範囲で国が除染を必要とする毎時0.23マイクロシーベルト(4)を超えています。事故7年目ですが福島は汚染されたままです。若い皆様の反応が気になります。以下に2017年1-10月の社会的増減(転入者―転出者)を示します。
20代前半女性が主力の福島脱出
※(5)を集計
 図―2 2017年1-10月の福島県の社会的増減

 図に示す通り10代後半と20代前半で社会減(転出者が転入者を上回る事)が多くなっています。2017年1月から10月の10ヶ月間で、福島の15歳から24歳の社会減を合計すると4,660人になります。新たに成人に達した人口(平成29年1月1日現在20歳の人口)は、推計で14,500人です(6)。15歳から24歳の社会減の人数はこの3分の1です。20歳前後は就職や大学進学といった新たな一歩を踏み出す時期です。福島の方には福島から踏み出すか、福島を出るか選択を迫られる時でもあります。そして3分の1の方が福島県外からのスタートを決断したようです。
 図-2に示すように福島の社会減は20代前半、特に女性に顕著です。以下に20代前半の各年の社会的増減の推移を示します。
増加に転じた20代前半女性の福島脱出
 ※1(5)を集計
 ※2 各年1~10月を集計
 図-3 20代前半のの社会的増減

 図に示すように20代前半女性の社会減が事故後の7年間、男性の社会減を大きく超えています。改善されるどころか悪化しています。20代前半の社会減を見ると
  2015年 △1654人減
  2016年 △1868人減
  2017年 △1913人減
で2年連続で増えています。若い女性の福島から脱出は収まるどころか逆に止まるどころか加速しています。
 若い女性が去っていけばママになる人もいなくなります。赤ちゃんが生まれなくなります。以下に福島県の各年9月から翌年8月までの赤ちゃんの誕生数を示します。
徐々に減って行く福島の赤ちゃん誕生数
 ※1(5)を集計
 ※2 各年11月から翌年10月を集計
 図-4 福島の赤ちゃん誕生数

 図に示す通り年々減っていきます。
 事故当時(2010年11月から11年10月) 15,677人
 近々1年(2016年11月から17年10月) 13,476人
で14%減っています。これからも減って行きます。
 福島からは若い女性が去って行き子供が生まれなくなり、老人と男だけになりやがて滅びます。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島の女性はお隣の宮城や茨城に比べても大変に綺麗です。何処へ行っても歓迎されます。あえて福島に残る必要はありません。
福島県塙町の俵引き競争に参加した綺麗な女性
 ※(7)をキャプチャ-
 図―5 福島県塙町の俵引き競争に参加した綺麗な女性

 福島県塙町米の全量全袋検査数が約6万件に達しました(8)。同町の人口は9,019人なので(9)、町民が食べるには十分な量です。福島県塙町では11月23日に「水上俵引き競争」が開かれました。一般の部7チームに対し、女性の部は11チーム(10)と男性より多く出場しています。図―5に示す綺麗な女性が塙町産をPRしています。地元の農協は同市辺りのお米は美味しいと説明しています(11)。福島県は福島産米は全量全袋検査で「安全」が担保されいると主張しています(12)。でも、福島県塙町のスーパーのチラシに福島産米はありません。
他県産米があっても福島産米が無い福島県塙町のスーパーのチラシ
 ※(13)を引用
 図―6 福島産米が無い福島県塙町のスーパーのチラシ


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(2)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(3)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(4)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(5)福島県の推計人口(平成29年11月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(6)福島県の「酉(とり)年生まれ」と「新成人」の人口~平成29年 新年にちなんで~ - 福島県ホームページ
(7)Nスタふくしま20171123 TUFchannel
(8)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報
(9)トップページ | 塙町公式ホームページ
(10)塙代官カップ水上俵引き競争 水しぶき上げ力走 | 県内ニュース | 福島民報
(11)みりょく満点ブランド|JA東西しらかわ
(12)全量全袋検査に関するよくある質問 - 福島県ホームページ
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  1. 2017/11/25(土) 19:41:31|
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