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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

凍土壁、完全凍結3ヵ月、効果が見えず

 福島第一の凍土壁の完全凍結が8月22日に始りました(1)。それから3ヵ月が経過したので、凍土壁内側に流れ込んだ地下水量を(=^・^=)なりに集計すると
 完全凍結開始前の2016年11月 1日当たり 935トン
 完全凍結開始後の2017年11月 1日当たり 950トン
で減っていません。凍土壁の効果が見えません。
 福島第一では地下水が山から流れてくるなどして、原子炉やタービン建屋に流れ込んでいます。あるいは海までに達しています。海に到達するころには地下水は汚染されてしまっています。以下に海岸に設けられた井戸の一つの地下水ドレン揚水井Cから汲み上げた地下水に含まれる放射性物質を示します。
放射性物質に汚染された地下水ドレン汲み上げ水
 ※(2)を集計
 図―1 地下水ドレン揚水井Cの放射性物質濃度

 図に示す様にストロンチウム90は法令限度の1リットル当たり30ベクレル(3)の数十倍の2000ベクレル近くに達します。このままでは海に流せないので、これを汲みあげ浄化装置を通した後で海に流しています。ただし全ての放射性物質が浄化できる訳ではありません。東京電力はトリチウムは浄化できないとしています(4)。浄化しても排水基準(3)を満たさない汚染地下水は、タービン建屋に送っています(6)。
 地下水がタービン建屋に流れ込んだり、海岸の井戸からタービン建屋に送り込んだ地下水で汚染水は増えていきます。
どんどん増える福島第一汚染水
 ※(7)を集計
 図―2 どんどん増える福島第一汚染水

 最新の発表(8)を集計すると総量で約110万トンに達します。以下にタービン建屋から汲み上げた直後のセシウム137の濃度をします。
1億(Bq/kg)のセシウム汚染されたタービン建屋汲み上げ水
 ※(9)を集計
 図―3 タービン建屋から汲み上げた直後の汚染水のセシウム137濃度

 概ね1リットル当たりで1億ベクレルを下回る程度でしょうか?法定限度は1リットル当たり90ベクレルですので、100万倍近い高濃度です。このままでは海には流せないので、汚染水タンクを作り続け保管しています(11)。そのうちに敷地がいっぱいなり汚染水タンクの増設が困難になる日が来そうです。汚染水の増加を抑えることは近々の課題です。
 汚染水の増加を抑える対策の柱として原子炉やタービン建屋を氷の壁で囲む「凍土壁」が作られました。以下に構造を示します。
凍土壁、海側遮水壁、サブドレン、地下水ドレン
 ※(4)(12)にて作成
 図―4 凍土壁、海側遮水壁、サブドレン、地下水ドレン

 断面の模式図は以下の通りです。
凍土壁、海側遮水壁、サブドレン、地下水ドレン(断面
 ※(4)(12)にて作成
 図―5 凍土壁、海側遮水壁、サブドレン、地下水ドレン(断面)

 氷の壁で地下水の流れを阻止し、タービン建屋に流れ込む地下水や海岸にまで達する地下水を減らす計画です(12)。当初の予定では2015年3月位から運用を始める予定でしたが(13)、完全凍結が始まったのは2017年8月22日からです(1)。ほぼ2年半の遅れです。
 図―3に示す様に福島第一は西側が山で東側が海です。陸側(西側)から順に凍土壁・サブドレン・建屋・サブドレン・凍土壁・ウエルポイント・地下水ドレン・海側遮水壁です。このうち凍土壁と海側遮水壁は水の流れを遮ることを意図し設けられました(4)(12)。サブドレン、ウエルポイント、地下水ドレンは地下水を汲み上げる井戸です。汲み上げられた地下水はサブドレン排水として海に捨てられるか、タービン建屋に送られ汚染水の増加要因になります。山側の凍土壁をすり抜けた地下水はサブドレン、ウエルポイント、地下水ドレンで汲み上げられ排水さるかタービン建屋に送られます。直接に原子炉やタービン建屋流れ込んだ地下水はそのまま汚染水増加量になります。すると山側と濃度壁をすり抜けた地下水はサブドレン排水か汚染水になるので、サブドレン排水と汚染水の増加量が凍土壁をすり抜けた水の総量になります。以下に推移を示します。
一向に減らない「凍土壁」透過地下水量
 ※1(7)(14)を集計
 ※2 2017年11月は24日まで
 図―6 凍土壁をすり抜けた水の量

 図に示すように凍土壁をすり抜けた量は殆ど減っていません。気候の条件を揃える為に前年同月比で比較すると
 完全凍結開始前の2016年11月 1日当たり 935トン
 完全凍結開始後の2017年11月 1日当たり 950トン
で逆に増えています。凍土壁の効果が見えません。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
凍土壁には約345億円の税金が使われています(15)。安倍出戻り総理は(=^・^=)も支払う血税を無駄使いしました。それでも彼は国民に謝罪しません。無責任です。彼がいくら「福島は安全」と主張しても(16)、(=^・^=)は信じません。(=^・^=)は「買わない」「食べない」「出かけない」の「フクシマ3原則」を決めています。でも、これって(=^・^=)だけではないようです。
 福島県が力を入れている農作物にナメコがあります(17)。年間を通じ出荷されます(18)。福島県いわき市なナメコの産地です。同市産のナメコは美味しいそうです(19)。生産者は「安全」を主張しています。でも、福島県いわき市のスーパーのチラシには福島産ナメコはありません。
他県産はあっても福島産ナメコが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ
 ※(21)を引用
 図―7 福島産ナメコが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)2017年8月22日福島第一原子力発電所 陸側遮水壁第三段階開始について(PDF 786KB)
(2)X.地下水|東京電力中の「地下水ドレンポンド揚水井・観測井水質分析⇒分析結果⇒CSV(7月25日以降の計画による結果)」
(3)サンプリングによる監視|東京電力
(4)サブドレン・地下水ドレンによる地下水のくみ上げ|東京電力
(5)報道配布資料|東京電力
(6)(5)中の「建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移 」
(7)プレスリリース|リリース・お知らせ一覧|東京電力ホールディングス株式会社ちゅの「福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について」
(8)福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第330報)|プレスリリース|東京電力ホールディングス株式会社
(9)(5)中の「水処理設備の放射能濃度測定結果」
(10)第56回特定原子力施設監視・評価検討会 | 原子力規制委員会
(11)(10)中の「資料6:フランジ型タンクに関するリスク低減策の進捗[東京電力]【PDF:2MB】
(12)陸側遮水壁|東京電力
(13)2014年3月12日 凍土式遮水壁の計画及び進捗状況について(資源エネルギー庁)
(14)集水タンク・一時貯水タンクの運用状況|東京電力
(15)凍土壁、頼りなさ露呈 福島第一、遠い廃炉:朝日新聞デジタル
(16)平成28年6月3日 福島県下訪問 | 平成28年 | 総理の一日 | 総理大臣 | 首相官邸ホームページ
(17)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(18)福島県の旬(出回り時期) 野菜編
(19)福島県産なめこの美味しさの秘密とは!? | ふくしま 新発売
(20)<なめこへのこだわり|いいカモくんの加茂農産/a>
(21)
イオンいわき店
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  1. 2017/12/05(火) 19:46:02|
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