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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島第一、建屋流入の5割雨水…汚染水増の一因と読売新聞、排水路の効果を考慮してません。

 福島第一の汚染水増加について読売は
「台風などの大雨の際に東京電力福島第一原子力発電所の原子炉建屋の地下に流れ込む水の半分は、建屋の屋根の損傷部や未舗装の地面から入る雨水とみられることが、東電の分析でわかった。」
と(1)あたかも「凍土壁」は遮水効果があったように報じていました。でも(=^・^=)なりに調べると凍土壁内に降った雨と同量の水がサブドレンから汲み上げられ排水されています。
 地下水がタービン建屋に流れ込んだり、海岸の井戸からタービン建屋に送り込んだ地下水で汚染水は増えていきます。
どんどん増える福島第一汚染水
 ※(2)を集計
 図―1 どんどん増える福島第一汚染水

 最新の発表(3)を集計すると総量で約110万トンに達します。
 汚染水の増加を抑える対策の柱として原子炉やタービン建屋を氷の壁で囲む「凍土壁」が作られました。以下に構造を示します。
凍土壁、海側遮水壁、サブドレン、地下水ドレン
 ※(4)(5)にて作成
 図―2 凍土壁、海側遮水壁、サブドレン、地下水ドレン 

 以下に福島第一の原子炉やタービン建屋への流入量の推移を示します。
10月中旬に急に増えた汚染水増加量
 ※(7)を集計
 図―3 タービン建屋への流入量

 図に示す通り10月中旬に突然に上昇し1日当たり1000トンを超える「水」が福島第一のタービン・原子炉建屋に流れ込みました。当然ながら「凍土壁」に疑問の声があがったと思います。まして「凍土壁」には345億の国費が使われており(8)、東京電力だけでなく安倍出戻り内閣の問題でもあります。
 安倍出戻り総理は「読売新聞」の熟読を勧めています(9)。その読売新聞が福島第一の汚染水増加につい
「台風などの大雨の際に東京電力福島第一原子力発電所の原子炉建屋の地下に流れ込む水の半分は、建屋の屋根の損傷部や未舗装の地面から入る雨水とみられることが、東電の分析でわかった。」
と(1)あたかも「凍土壁」は遮水効果があったように報じていました。しかも1面です。
あたかも「凍土壁」は遮水効果があったように報じる読売新聞
 ※12月22日の読売新聞をキャプチャー
 図―4 あたかも「凍土壁」は遮水効果があったように報じる読売新聞

この記事の信憑性について(=^・^=)なりに検証してみることにしました。
 図―3に示す様に10月中旬に「流入量」が拡大しています。
10月12日から11月15日に増えた汚染水増加量
 ※(7)を集計
 図―5 タービン建屋への流入量と降水量

 図に示すように10月12日から雨が降り出し、汚染水の増加量が増えて11月15日くらいまで影響が残った感じです。
 以下に凍土壁と排水路の水平配置を示します。
凍土壁とK排水路
 ※(10)(11)で作成
 図―6 凍土壁と排水路

 以下に図―6を元に推計した凍土壁内の面積を示します。
8000㎡程度の凍土壁内側面積
 ※(12)にて作成
 図―7 凍土壁内の面積の測定結果

 図に示す様に約8万平方メートルです。図―5の数値を集計すると10月12日から11月15日までの降水量の合計は0.3685m(368.5mm)です。これに面積を掛けると30,429トンの雨が凍土壁内に降ったことになります。以下にこの間のサブドレンの汲みあげ水量を示します。
1日当たり1000トン近いサブドレン汲み上げ量
 ※(13)を集計
 図―8 サブドレンの汲みあげ量

 図に示す様にサブドレンの汲みあげを実施しています。汲み上げた量の合計は降った雨の量にほぼ同じ28,717トンです。一方で降った雨の量は3万トンなので、タービン建屋には1,712トンしか流れ込めないなずです。でも実際に流れ込んだ量は10,626トンです。さらに図―6に示す様に凍土壁の内側に排水路があります。以下に凍土壁の内側を走るK排水路の流量を示します。
K排水路の排水量
 ※1(14)を集計
 ※2 源データは毎秒であるがこれを1日当たりに換算
 図―9 K排水路の流量

 10月12日から11月15日の流量を合計すると約13万トンになります。図―6に示す様に凍土壁外から流れ込む水もありますが、凍土壁内から流れ出す水も相当量あるはずです。水量を丁寧におっていくと、凍土壁内に降った雨水は概ねサブドレンで汲み上げられるかK排水路を経由して凍土壁外に流れ出しています。それでも安倍出戻り総理が熟読を勧める読売新聞は
「原子炉建屋の地下に流れ込む水の半分は、建屋の屋根の損傷部や未舗装の地面から入る雨水とみられることが、東電の分析でわかった。」
とあたかも「凍土壁」の遮水効果があったかのように報じています。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 「凍土壁」は国費が使われています。安倍出戻り内閣としては効果がなかったとは言えないのかもしれません。福島では政治的な都合でデマが平気で流されている気がします。(=^・^=)は不安なので「買わない」「食べない」「出かけない」の「フクシマ3原則」を決めています。これって(=^・^=)だけではないようです。
 もうすぐクリスマスです。イチゴケーキを楽しみにしているひとも多いと思います。福島でもイチゴの収穫が始まりました(15)。福島のイチゴは美味しいそうです(16)。福島県は福島産イチゴは安全だと主張しています(17)。でも、福島県相馬市のスーパーのチラシには福島産イチゴはありません。
他県産はあっても福島産イチゴが無い福島県相馬市のスーパーのチラシ
 ※(18)を引用
 図―10 福島産イチゴが無い福島県相馬市のスーパーのチラシ



―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)福島第一、建屋流入の5割雨水…汚染水増の一因 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
(2)プレスリリース|リリース・お知らせ一覧|東京電力ホールディングス株式会社ちゅの「福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について」
(3)福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第332報)|プレスリリース|東京電力ホールディングス株式会社
(4)サブドレン・地下水ドレンによる地下水のくみ上げ|東京電力
(5)陸側遮水壁|東京電力
(6)報道配布資料|東京電力
(7)(6)中の「建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移 」
(8)凍土壁、頼りなさ露呈 福島第一、遠い廃炉:朝日新聞デジタル
(9)読売新聞を自民党機関紙扱いした安倍首相の夜郎自大 | メディア万華鏡 | 山田道子 | 毎日新聞「経済プレミア」
(10)中長期ロードマップ|東京電力中の「2017年12月21日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第49回事務局会議)⇒【資料3-1】汚染水対策(19.9MB)PDF
(11)サンプリングによる監視|東京電力⇒福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータ⇒位置図はこちら
(12)地理院地図
(13)集水タンク・一時貯水タンクの運用状況|東京電力
(14)(6)中の「福島第一原子力発電所構内排水路分析結果 」
(15)あまーい聖夜にイチゴ収穫 霊山で本格化 | 県内ニュース | 福島民報
(16)いちご狩り – 一般社団法人福島市観光コンベンション協会公式ページ
(17)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(18)Webチラシ情報 | フレスコキクチ
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  1. 2017/12/22(金) 20:18:10|
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