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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島産ヒラメ復活(2017)、要注意

 東京中央卸売市場への福島産ヒラメの昨年(2017年)の出荷量が110トンに達しました。事故前(2010年)の出荷量101トンを上回っています。福島のヒラメは復活したようですが、海への放射能漏れは続いており、安全とは言えません。注意が必要だと(=^・^=)は思います。
 事故によって福島第一から海への放射能漏れが続いています。以下に福島第一の排水路の一つであるK排水路を流れる排水中の放射性物質の検査結果を示します。
放射能に汚染された排水が流れる福島第一K排水路
 ※1(2)を集計
 ※2 NDは検出限界未満を示す。
 ※3 法定限度は(3)に示すストロンチウム90の基準値を(4)にて全ベータに換算
 図―1 K排水路排水の放射性物質濃度

 図に示す通り事故から7年近く経ちましたが、福島第一から海へは法定限度を超える汚染排水が流されています。福島の海は汚染され続けています。特に全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質で、全ベータの半分がストロンチウム90由来です。図に示す様に最高値で見れば全ベータの値はセシウム137の倍程度です。福島の海にはセシウム137と同程度のストロンチウム90で汚染されています。当然ながらセシウムだけでなくストロンチウム90の汚染も心配です。
ところが厚生労働省はストロンチウム90の検査は必要ないとしています。ストロンチウム90はセシウムに対し一定の割合を想定すればよいとの説明です。厚生労働省は放射性物質がセシウムだけなら1キログラム当たり120ベクレルまで「安全」であり、基準値は100ベクレルとしています(5)。するとセシウム20ベクレル相当がストロンチウム90等の放射性物質よる被ばく分です。1ベクレルの放射性物質を取り込んだとして
 セシウム137では  0.013マイクロシーベルト
 ストロンチウム90では0.028マイクロシーベルト
の被ばくをします(6)。この割合から考えると厚生労働省が想定しているストロンチウム90の限度は1キログラム当たりで
  9ベクレル(20×0.013÷0.028)
になります。現行の基準値を下回った食品から1キログラム当たり9ベクレルを超えるストロンチウム90が見つかれば、基準値以下でも「安全」とは言えなくなります。
以下に福島原発沖20km圏内の魚のストロンチウム90の検査結果を示します。
過去最高のストロンチウム90が見つかった今年の福島の魚
 ※(7)を集計
 図―2 20km圏内の魚のストロンチウム90の検査結果

 図に示す様に本年は過去最高となる1キログラム当たり30ベクレルのストロンチウム90を含む魚が見つかりました(8)。最高値を出した魚(クロダイ)セシウムは基準値以下の50.2ベクレルですので、危険なレベルのストロンチウ90です。この件は福島の魚はストロンチウム90が検査されていない限り「安全」とは言えません。
 以下に東京中央卸売り市場への福島産ヒラメの出荷量を示します。
事故前以上になった福島産ヒラメの東京中央卸売市場への出荷量
 ※1(9)を集計
 図―3 東京中央卸売市場への出荷量

 図に示す様に事故前の2010年を超えて回復しています。出荷量の数値を記載すると
  今年(2017年) 110トン
  事故前(2011年)101トン
です。以下に東京中央卸売市場での福島産ヒラメのシェアを示します。
上昇する福島産ヒラメのシェア
 ※(9)を集計
 図―4 東京中央卸売市場での福島産ヒラメのシェア

図に示す通り上昇しています。
 宮城県はヒラメの漁獲量日本一です(10)。以下に各年12月の宮城と福島産の東京中央卸売市場での取引価格を示します。
宮城産に比べ安い福島産ヒラメ価格
 ※(9)を集計
 図―5 ヒラメの取引価格(東京中央卸売市場)

 図に示す通り2016年以降は宮城産と福島産の価格差は広がっています。水産加工品はフライ類を除き原産地表示の必要がありません(11)。ヒラメお寿司やヒラメを含むお刺身の盛り合わせなどは産地表示義務がありません。公式には福島産ヒラメは「安全」とされています。そして美味しいそうです(12)。だったら産地表示のいらない物には宮城産より原価が安い「フクシマ産」を優先するのは仕方がないとです。福島産ヒラメは広く出回っています。注意が必要です。


<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島産は安全であろうが無かろうが「安全」が主張され流通しています。(=^・^=)は不安なので「買わない」「食べない」「出かけない」の「フクシマ3原則」を決めています。でも、これって(=^・^=)だけではないようです。
  福島を代表する冬野菜にニラがあります(13)。福島のニラは品質が良いそうです(14)。福島県は福島産ニラは「安全」だと主張してます(15)。でも、福島県いわき市のスーパーのチラシには福島産ニラはありません。
他県産はあっても福島産ニラが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ
 ※(16)を引用
 図―6 福島産ニラが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道配布資料|東京電力
(2)(1)中の「福島第一原子力発電所構内排水路分析結果 」
(3)サンプリングによる監視|東京電力中の「サブドレン・地下水ドレンに関するサンプリング」
(4)めげ猫「タマ」の日記 全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質
(5)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(6)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(7)(1)中の「魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域> 201*年度 第*四半期採取分(*は1~7の数値)」
(8)2017年7月13日魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域> 2016年度 第4四半期採取分(PDF 756KB)
(9)東京都中央卸売市場-統計情報検索中を「大分類⇒鮮魚、中分類⇒その他鮮魚類、品目(小分類)⇒ひらめ(国内)」で検索
(10)ひらめの漁獲量の都道府県ランキング(平成27年) | 地域の入れ物
(11)加工食品品質表示基準改正(原料原産地表示等)に関するQ&A|消費者庁
(12)ヒラメ 〜水産課篇〜 福島県 農林水産部 水産課 齋藤 健 主幹 | ふくしま 新発売。
(13)冬 | ふくしまの野菜 | JA全農福島
(14)特産品情報 | 地区別くらし情報 伊達地区 | JAふくしま未来
(15)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ中の「やさい編 [PDFファイル/173KB]
(16)平尼子店 - 新鮮安い食品スーパーマルト
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  1. 2018/01/22(月) 19:45:10|
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