めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

農業が盛んな二本松市の2017年の葬式は15%増、そうでもない相馬・南相馬は別

 福島県の発表(1)を見ると福島県二本松市の農業生産額は約47億円で福島県3位です。上位2市が人口3規模の市にたいし、二本松市は人口6万に満たないしなので(2)農業が盛んな市です。福島県の発表(2)から葬式数を集計したら
 2010年1年間 674人
 2017年1年間 774人
で15%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら0.9%でした。相馬・南相馬市の合計の農業生産額は約21億円で、農業はそれ程には盛んではありません。葬式数を集計したら
 2010年1年間 1,300人
 2017年1年間 1,306人
で殆ど増えていません。
 事故によって5重の壁(3)が機能を失い福島第一の内部に閉じ込めておくべき「放射能」が福島各地に「うつり」福島を汚染しました。
事故8年目も汚染が続く福島
 ※1(4)の数値データを元に(5)に示す手法で1月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(6)による
 図-1 福島県二本松市・相馬市・南相馬市

 図に示す通り事故8年目になりましたが、未だに国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた地域が広がっています(7)。この7年間、福島は汚染されたままです。それでも安倍出戻り総理や東京電力は福島産は「安全」と主張しています(8)(9)。でもこの方達は事故前は「福島原発」は「安全」だと主張していました。
 安倍出戻り総理は事故前に
「(原発の安全について)御指摘のような事態が生じないように安全の確保に万全を期しているところである。」と言っています(10)。でもその後の事故報告書で万全期していない事が明らかになりました(11)(12)。事故前も東京電力も原子力は「安全」と言っていました(13)。
福島産米のPRすつ東京電力
  ※(9)を引用
 図―2 福島産の「安全」を主張する東京電力

 彼らの言葉を信じて良いか分かりません。そこで同じ福島で農業が盛んなところとそうでない所を比較し、「安全」か調べて見ることにしました。差が無ければ「安全」、差がでれば「安全」とは言えません。
 福島県各市の2014年農業生産額を示します。
福島県3位の二本松市の農業生産額、下位の相馬、南相馬市の農業生産額
 ※(1)を集計
 図―3 福島県各市の農業生産額(2014年)

 図に示す通り福島県二本松市の農業生産額は3位の約47億円です。上位2市(郡山市・福島市)が人口30万人規模の市に対し二本松市は人口6万に満たない小さな市です。同市は福島県のなかで農業が盛んな市です。 以下に二本松市の各年の葬式の推移を示します。
事故後に葬式が増えた福島県二本松市
 ※1(1)を集計
 ※2 震災・津波犠牲者は(14)により、行方不明者を含み関連死を含まず。
 図-4 二本松市の各年(通年)の葬式(死者数)の推移

 図に示す通り事故があった2011年に急増し、その水準を維持しています。数値を記載すると
 2010年1年間 674人
 2017年1年間 774人
で15%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら0.9%でした。以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。
 
 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
 ※ 計算方法は(=^・^=)の過去の記事(15)による。
有意差検定表

 図-1に示す様に旧避難地域を挟んで反対側(東側)に相馬市・南相馬市があります。図-3に示しすように農業生産額は二本松市に比べ小額です。2市合わせて21億円で二本松市の半分以下です。人口は合わせて9万人弱なので、農業は盛んではありません。福島県には13市がありますが、農業生産額は相馬市が11位(したがら3番目)、南相馬市が最下位です(1)。
 以下に相馬・南相馬市の各年・合計の葬式の推移を示します。
事故後に葬式が増えなかった福島県相馬市・南相馬市
 ※1(1)を集計
 ※2 震災・津波犠牲者は(14)により、行方不明者を含み関連死を含まず。
 図-5 相馬・南相馬市の各年・合計の葬式(死者数)の推移

 数値を記載すると
 2010年1年間 1,300人
 2017年1年間 1,306人
で殆ど増えていません。
 福島では農業が盛んな二本松市では増えていますが、そうではない相馬・南相馬市では増えていません。


<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 このような記事を書くと「高齢化」の影響のみとの声を聴きます。図-4と5の比較において、二本松市は増えていますが、相馬・南相馬市は増えていません。二本松市は高齢化が進むのに、相馬・南相馬市はすすまなになどあり得ない話です。図-4に示す様に二本松市の葬式は2011年に突然に増えて、その後は800人弱で推移しています。「高齢化」のみの影響なら2010年から11年に急に高齢化が進み、その後は全く進まなくなったことになります。おかしな話です。
 このようなデータを見ると(=^・^=)は危険を感じ不安になります。(=^・^=)は「買わない」「食べない」「出かけない」の「フクシマ3原則」を決めています。でも、これって(=^・^=)だけではないようです。
 福島を代表する冬野菜にニラがあります(16)。出荷の最盛期を迎えました(17)。福島はニラの季節です。福島のニラは美味しいそうです(18)。福島県は福島産ニラは「安全」と主張しています(19)。でも、福島県いわき市のスーパーのチラシには福島産ニラはありません。
 他県産はあっても福島産ニラが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ
 ※(20)を引用
 図―6 福島産ニラが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ



―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)福島県市町村民経済計算 報告書 - 福島県ホームページ
(2)福島県の推計人口(平成30年1月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(3)安全を考えた5重の壁-安全対策-原子力発電(基礎編)-電気なんでも調査隊-キッズ・ミュージアム-四国電力-
(4)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(5)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(6)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(7)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(8)平成29年7月6日 日EU共同記者会見 | 平成29年 | 総理の演説・記者会見など | 記者会見 | 首相官邸ホームページ
(9)福島県産米のおいしさをお伝えする特別販売会
(10)衆議院議員吉井英勝君提出巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問に対する答弁書
(11)政府事故調査報告書
(12)国会事故調 | 東京電力福島原子力発電所事故調査委員会のホームページ
(13)原子力安全・品質保証会議|東京電力
(14)平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(週1回更新) - 福島県ホームページ
(15)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(16)冬 | ふくしまの野菜 | JA全農福島
(17)トピックス | JA夢みなみ
(18)負げねぇど!新地ニラ部会!(新地町) | ふくしま 新発売。
(19)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ中の「やさい編 [PDFファイル/173KB]
(20)平尼子店 - 新鮮安い食品スーパーマルト
スポンサーサイト
  1. 2018/01/29(月) 19:44:20|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<食品中の放射性セシウム検査のまとめ(1月5週)―千葉県産マグロからセシウム、福島産は6年間ND― | ホーム | 福島甲状腺、罹患率に地域差>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/tb.php/2419-417cf04b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)