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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

2017年のお葬式が10%増えた果物作りが盛んな福島盆地(対事故前)

 福島県はくだもの王国を自称していますが(1)、福島県で広く栽培されているわけではなく福島盆地と呼ばれる極狭い範囲に集中しています(2)。福島県の発表(3)から葬式数を集計すると
 2010年1年間 3,929人
 2017年1年間 4,322人
で、事故前に比べ10%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら7万分の1でした。同じ福島でも果物作りが盛んとは言えない相馬・南相馬市の合計は
 2010年1年間 1,300人
 2017年1年間 1,306人
で殆ど増えていません。福島県知事は初場所で優勝した栃ノ心関に福島産あんぽ柿等を贈ったそうです(4)。去年(2017年)の初場所で福島産農産物を贈られた稀勢の里は(5)、その後は連続休業です(6)。この先が心配です。
 福島県はくだもの王国を自称していますが(1)、福島県で広く栽培されているわけではなく福島盆地と呼ばれる極狭い範囲に集中しています(2)。以下に範囲を示します。
事故8年目も汚染されている福島盆地
 ※1(7)のデータを元に(8)に示す手法で1月1日に換算
 ※2 避難地域は(9)による。
 ※3 福島盆地の範囲は(10)による
 図―1 福島盆地と相馬・南相馬市

 図に示すように福島盆地には国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超える(11)地域が広がっています。福島盆地を構成する伊達市(10)は避難地域に隣接しています。福島の果物は主に汚染された福島盆地で作られています。
 1月28日、両国国技館で行われた大相撲初場所で優勝した平幕栃ノ心関に福島県知事賞の副賞としてあんぽ柿等の福島産農産物を贈ったそうです。昨年(2017年)の初場所で優勝し初場所で福島産農産物を贈られた稀勢の里は(5)、その後は連続休業です(6)。心配なので知事賞の副賞の知事賞を食べてよいか(=^・^=)なりに調べてみることにしました。
 以下にあんぽ柿発祥の地である福島県伊達市(10)の精密検査結果を示します。
2年連続で汚染がひどくなった福島県伊達市産あんぽ柿
 ※1(12)(13)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 ※3 日付けは加工日
 図―2 福島県伊達市産あんぽ柿の検査結果 

 図に示す通り2015年には全てが1キログラム当たり100ベクレルを下回り基準値以下となったのですが、その後に昨年、今年と上昇しています。今年の最高値の1キログラム当たり350ベクレルは2012年に記録した1キログラム当たり350ベクレルに次ぐ、歴代2位の記録です。事故から6年半以上が経過しましたが福島のあんぽ柿のセシウム汚染は深刻化しています。
 基準値(14)超えが見つかっているのに、福島県は福島産あんぽ柿は「安全」だと主張しています(15)。福島県によれば福島盆地を構成する自治体で生産されたあんぽ柿は全数検査が実施され「基準値」以下が確認さられたものだけを出荷しているそうです(16)。でもこの検査は事故後に導入された簡易検査です(17)。従前の詳細検査と比較があって初めて精度が担保されます。あるい簡易検査で合格したあんぽ柿を抜き取り検査にかけ基準値以下が確認される必要があります。(=^・^=)は簡易検査が再開された2013年以降にそのようなデータを探し続けているのですが見たことがありません。少なくとも福島県や福島の農協のHPにはそのようなデータは掲載されていません(12)(18)。
 これでは出荷検査が信頼でき分かりません。そこで福島県が実施した精密検査の結果(12)と福島の農協が発表する出荷検査の結果(19)を比較してみることにしました。以下に福島県が発表した今年(2017年)の福島盆地で生産されたあんぽ柿の検査結果を示します。
そこそこ50(Bq/kg)が見つかるあんぽ柿の精密検査
 ※1(12)を集計
 ※2 NDは検出限界未満を示す。
 図―3 福島盆地でのあんぽ柿の検査結果

 図に示す様に1キログラム当たり300ベクレルを超える物があります。概要をまとめると1キログラム当たりで
事前に実施したゲルマニウム検出器による精密検査では
 50ベクレル以下 17件
 50ベクレル超過  7件 
でした(2)。以下に福島の農協が発表した今年11月21日までの検査結果を示します。
福島盆地あんぽ柿出荷検査結果
 ※(19)を引用
 図―4 福島盆地で生産されたあんぽ柿の出荷検査結果

 図に示す様にと1キログラム当たりで
 50ベクレル以下 1,742,146件
 50ベクレル超過       467件
でした(19)。全く割合が違います。偶然に起こる確率を計算したらあまりにいも値が低すぎて(=^・^=)のパソコンは「0」を出しました。以下に計算結果を示します。

 表―1 偶然に起こる確率の計算結果(検査の比較)
 ※1 計算方法は(=^・^=)の過去の記事(20)による。
 ※2 黄色部分計算式は以下の通り
  ③=①(観測値)+②(観測値)
  ⑥=④(観測値)+⑤(観測値)
  ⑦=①(観測値)+④(観測値)
  ⑧=②(観測値)+⑤(観測値)
  ⑨=⑦(観測値)+⑧(観測値)
  ①=③×(⑦÷⑨)
  ②=③-①(期待値)
  ④=⑥×(⑦÷⑨)
  ⑤=⑥-④(期待値)
有意差検定表(検査の一致)

 全く一致しません。福島で実施されているあんぽ柿の出荷検査は精度が担保されていません。これでは何がおきても不思議ではありません。そこで福島盆地を構成する自治体の葬式数を調べてみました。以下に示します。
事故後に増えた福島盆地の葬式
 ※1(3)を集計
 ※2 震災・津波犠牲者は(21)により、行方不明者を含み関連死を含まず。
 図-5 福島盆地構成自治体の各年(通年)の葬式(死者数)の推移

 図に示しように福島盆地では葬式(死者)数が増えています。
 2010年1年間 3,929人
 2017年1年間 4,322人
で、事故前に比べ10%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら7万分の1です。

 表―2 偶然に起こる確率の計算結果(葬式の増減)
 ※1 計算方法は(=^・^=)の過去の記事(20)による。
有意差検定表(葬式)

図-1に示す様に旧避難地域を挟んで反対側(東側)に相馬市・南相馬市があります。同じ期間の葬式数を比較すると
 2010年1年間 1,300人
 2017年1年間 1,306人
で殆ど増えていません。
 福島も果物作りが盛んな福島盆地を構成する自治体では増えていますが、そうではない相馬・南相馬市では増えていません。
 福島産果物の主産地の福島盆地は
 ①汚染された台地で作られている。
 ②基準超の汚染された果物が見つかっている。
 ③検査に疑問がある。
 ④事故後に葬式が増えた。
等の特徴があります。福島産果物を「安全」と言い切るのは無理です。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島盆地では、今はあんぽ柿の他にイチゴも楽しめます。あんぽ柿が「冬」で終わりですが(18)、イチゴは5月まで楽しめます(22)。その後は6~7月のサクランボ、7~9月のモモ、8月~10月のナシ、10~12月のリンゴです(23)。福島盆地では汚染された台地から1年を通して果物ができます。これでは不安なので(=^・^=)は「買わない」「食べない」「出かけない」の「フクシマ3原則」を決めています。でも、これって(=^・^=)だけではありません。
福島があんぽ柿の季節であることは本文記載の通りです。福島のあんぽ柿は上品で飽きのこない味わいだそうです(24)。生産者は全数検査を実施しており「安全」と主張しているのは本文記載の通りです。でも、福島県二本松市のスーパーのチラシには福島産あんぽ柿はありません。
他県産はあっても福島産あんぽ柿が無い福島県二本松市のスーパーのチラシ
 ※(25)を引用
 図―6 福島産あんぽ柿が無い福島県のスーパーのチラシ
 
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)福島県くだもの消費拡大委員会ホームページ
(2)くだものづくりがさかんな福島盆地
(3)福島県の推計人口(平成30年1月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(4)栃ノ心関に赤べこトロフィー | 県内ニュース | 福島民報
(5)稀勢の里に福島県知事賞贈呈 大震災被災地に思いはせる - 共同通信
(6)稀勢の里寛 - Wikipedia
(7)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(8)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(9)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(10)福島盆地 - Wikipedia
(11)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(12)加工食品等の放射性物質検査について - 福島県ホームページ
(13)報道発表資料 |厚生労働省
(14)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(15)あんぽ柿・干し柿等の「カキ」を原料とする乾燥果実の加工自粛とあんぽ柿の出荷再開の取組について - 福島県ホームページ
(16)(15)中の安全なあんぽ柿が出荷されるまでの流れ [PDFファイル/219KB]
(17)(15)中のあんぽ柿の加工再開に向けた取組について
(18)あんぽ柿検査情報 | 冬 | JA全農福島
(19)(18)中の平成30年1月9日現在pdf[246KB]
(20)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(21)平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(週1回更新) - 福島県ホームページ
(22)いちご狩り2018 – 一般社団法人福島市観光コンベンション協会公式ページ
(23)くだもの – 一般社団法人福島市観光コンベンション協会公式ページ
(24)あんぽ柿 福島県産|全農食品 ふるさと倶楽部
(25)安達店 | ベイシア
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  1. 2018/02/05(月) 19:51:11|
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