FC2ブログ

めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島・田村市のバイオマス発電、汚染木材の処分施設

 福島県田村市に計画されているバイオマス発電は(1)、汚染木材の処分施設です(2)。
 福島は事故によって汚染されました。各地に運び出された福島産と思われる木材は新たな汚染を引き起こしました。最初の汚染は「沖縄ソバ」です。2012年2月に厚生労働省は沖縄県で調理された沖縄ソバから1キログラム当たり253ベクレルのセシウムが見つかったと発表しました(3)。原因は放射線量の高い福島産木材から作った薪の灰をろ過した水をかんすい代わりに添加した事によるものです(3)(4)。原因となった福島産木材は福島に送り返されることになりました(4)。2014年8月には広島県産シイタケから1キログラム当たり380ベクレルのセシウムが見つかりました(5)(6)。原因は未検査の東北(福島?)産原木を使ったためです(6)(7)。福島産材木は全国に汚染を拡散させました。そうしたことがあってでしょうか、その後に福島産材木には出荷制限がかけられました(8)。
 こうした木材は今も福島県内に残っているはずです。事故から7年近くを経ていますが、セシウム137の半減期が30年なので(9)、今も85%以上のセシウム137は残ったままです。このような材木は福島にある限りにおいて、前述のような汚染が再発する可能性は残ります。
 福島県田村市では福島産木材を使って発電するバイオマス発電が計画されています(1)。以下に位置を示します。
事故から7年近く経て、汚染されたままの田村市
 ※1(10)のデータを(11)に示す手法で2月1日に換算
 ※2 避難地域は(12)による
 図―1 福島県田村市

 図に示すように同市は国が除染を必要とする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(13)地域が広がっています。さらに北東部は旧避難区域が位置します。事故から7年近くになりますが福島県田村市は汚染されたままです。
 バイオマス発電計画している会社のホームページ(14)を見る限り、再生エネルギーよりも産業廃棄物の処理業者です。可燃性の産業廃棄物を集め、これを焼却処理する業務でついでに電気を起こし売電しているようです。田村市の計画されているバイオマス発電施設の主目的は「発電」でなく放射能汚染木材の処理です。すくなくとも地元の方はそう見ています(2)。
 計画を見ると極めて怪しげです。以下に発電の流れを示します。
田村市バイオマス発電の流れ図
 ※(1)を引用
 図―2 福島県田村市のバイオマス発電の流れ

 このうちバイオマス発電部分はですので、拡大図を以下に示します。
灰の処分が記載されてない田村市バイオマス発電の流れ図
 ※(1)を引用
 図―3 福島県田村市のバイオマス発電の流れ(田村市設置部拡大)

 木材チップを燃やせば「灰」が出るはずですが、その処分が書いていません。同社は千葉市に最終処分場を所有していましが(15)、過去の例(16)から見て千葉市民の皆様が福島の放射能混入灰の受け入れを了解するとは思えません。蛇足ですが千葉市の皆様は福島から放射能が運ばれないように注意してください。
 これについて福島のローカルTV局が報じていました(17)。
100(Bq/kg)以下は燃やすと報じるFCT
 ※(17)をキャプチャー
 図-4 福島県田村市のバイオマス発電を報じるFCT

 図に示す様に1キログラム当たり100ベクレル以下のチップのみを燃やすとのことです。たしかに放射能汚染物とそうでないものを分けるクリアランスレベル(セシウム137で1キログラム当たり100ベクレル)(18)以下ですが、焼却処理をすると元の1~4%の大きさになるそうです(19)。すると濃度は25~100倍になります。クリアランスレベルの数十倍の放射能汚染物が新たに生成されます。場合によっては1キログラム当たり8,000ベクレルの指定廃棄物基準(20)を超える1キログラム当たり1万ベクレルの放射能汚染物ができます。それでも田村市は
 「放射能の心配がないと形でしっかりと運営運用していく」
と主張しています(17)
バイオマス発電について「心配ない」と主張する田村市
 ※(17)を引用
 図-5「放射能の心配がないと形でしっかりと運営運用していく」と主張する田村市

1キログラム当たり1万ベクレルの放射能汚染物ができ、しかもその処分先が不明の施設は「心配」せざるを得ないと思います。しかも新たに生じる放射能汚染物の処分先は決まっていないようです。このまま放置される危険があります。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 田村市はリスクがあり、「心配」だらけの物を「心配がない」と言っています。これでは同市が管理する施設(例えばあぶくま洞、星の村天文台、グリーンパーク都路(21))などは「心配」で行けません。でも、これは田村市の皆様も同じだと思います。
 福島はイチゴ栽培が盛んだそうです(22)。福島県田村市では同市産イチゴを使ったスイーツが販売されました(23)。同市はイチゴのシーズンです。福島のイチゴは美味しいそうです(22)。福島県は福島産イチゴは「安全」だと主張しています。でも、福島県田村市のスーパーのチラシには福島産イチゴはありません。
他県産はあっても福島産イチゴが無い福島県田村市のスーパーのチラシ
 ※(24)を引用
 図―6 福島産*が無い福島県のスーパーのチラシ

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)福島県田村市におけるバイオマス発電事業参入に関するお知らせ
(2)木質バイオマス発電計画に異議あり!大越町の環境を守る会発足  - ごみから社会が見えてくる
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第317報) |報道発表資料|厚生労働省中の「1 自治体が公表した放射性物質の検査結果⇒検査結果(PDF:113KB) ⇒N289」
(4)めげ猫「タマ」の日記 福島産の「まき」で調理したら、セシウム汚染食品ができた。
(5)食品中の放射性物質の検査結果について(第447報) |報道発表資料|厚生労働省中の「1 自治体から入手した放射性物質の検査結果⇒検査結果(PDF:228KB) ⇒No1541」
(6)【原木に係る情報】三次市で生産された生しいたけからの放射性セシウムの検出について - 広島県ホームページ
(7)めげ猫「タマ」の日記 8月1週も汚染食品がいっぱい、シイタケ(広島)、チチタケ(栃木)、ウナギ(福島)etc
(8)第5部 財物(35) 伐採、搬出もできず 県指針で新たな損害 | 東日本大震災 | 福島民報
(9)半減期 - Wikipedia
(10)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(11)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(12)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(13)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(14)株式会社タケエイのホームページへようこそ
(15)大木戸第2最終処分場 第Ⅲ期拡大工事 | 実績紹介 | 東急建設株式会社
(16)千葉市:指定廃棄物関連情報
(17)ダイジェスト動画|ゴジてれ Chu!|福島中央テレビ中の「2018年2月8日(木)放送」
(18)日本のクリアランス制度 (11-03-04-10) - ATOMICA -
(19)除去物の減容化手法の選定の考え方|除染技術情報なび|日本原子力研究開発機構
(20)指定廃棄物について|放射性物質汚染廃棄物とは|放射性物質汚染廃棄物処理情報サイト|環境省
(21)産業部 - 福島県田村市ホームページ
(22)甘酸っぱい幸福感!赤くてかわいい、イチゴ! | ふくしま 新発売。
(23)地元産の完熟イチゴで新スイーツ 田村・みやこじスイーツゆい:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(24)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(25)ヨークベニマル/お店ガイド
スポンサーサイト
  1. 2018/02/09(金) 19:42:09|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<反日プロパガンダ開会式に出席した安倍出戻り総理 | ホーム | 福島甲状腺、一般とは違う?第2回新潟県健康分科会>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/tb.php/2432-ef746708
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)