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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

NHKの嘘発信、福島の復興にの為に基準見直しが必要と国の審議会

まえ、「社会的、経済的な価値を考慮に入れるという観点からの整理も大事だ」との議論がなされたと報じていました(1)(2)。議論を聞いていると(3)、新しい事が分かったので「社会的かつ経済的要因を考慮にいれながら、最適化を図る」との議論です。
 今から7年前の事故では5重の壁(4)が壊れ福島第一原発の放射能が各地に「うつり」、福島を汚染しました。
事故から7年経て汚染されている福島
 ※1(5)のデータを(6)に示す手法で3月11日に換算
 ※2 避難地域は(7)による。
 図―1 事故から7年を経て汚染されたままの福島

 図に示す通り、福島では今も国が除染が必要だする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(8)地域が広がっています。事故から7年を経て福島は汚染されています。ところが環境省は帰還困難区域を除く地域の除染が今月(2018年3月)末でに終了すると発表しました(9)。福島の汚染は今後は放置されます。
 これに対して除染基準を見直す議論が出されています(10)。除染の目標は
 「個人が受ける追加被ばく線量が年間1ミリシーベルト以下になること」
です(11)。この目安として空間線量率を毎時0.23マイクロシーベルトをにしています(8)。以下に福島県伊達市が発表した個人線量計と空間放射線量の関係を示します。
0.23μSv/hは1mSv/年より低いとする伊達市資料
 ※(12)を引用
 図―2 個人線量計と空間放射線量の関係

 図に示す様に毎時0.23マイクロシーベルトでは年1ミリシーベルトに達しません。これに元に伊達市は
 「全体としても心配な数値ではないことはもちろん、空間線量が0.5マイクロシーベルト程度であっても個人の累積被ばく線量は年間1ミリシーベルトを超えないこと、つまり0.23マイクロシーベルトの2倍以上の線量があっても目標は達成できているということが分かりました。」
と主張しています(12)。
 ところが
「個人線量計は通常胸の位置に付けますが、放射線が体の後ろから来た場合、一部は体で遮られるために、線量計の値は少し低くなります。 」(13)。
brg140420c.gif
 ※(14)を転載
 図―3 胸ポッケトに付ける個人線量計

個人線量計で測ると、放射線量が7割になるそうです。
brg14040a.gif
  ※1 (14)を抜粋し加筆
  ※2  原文では積算線量の単位はmSV
 図―4 個人線量計で測ると放射線量が7割になるとする「放医研」

3割の放射線は体に吸収され個人線量計に届きません。
 図―2に示す様にばらつきがあります。同じ放射線量の所で暮らしても暮らし方(例えば家に籠るか、常に外で活動するか)でも違うはずです。個人線量計で低くでるからといって除染基準を簡単に変えられるものではありません。
 1月17日の原子力規制員会で原子力規制委員長は
 「空間線量率と被ばく線量との関係で、まだ被ばく線量データが蓄積される前に、非常に大きな保守性を置いて、空間線量率0.23μSv/hのところに居住すると、年間の被ばく線量が1mSv/yになると。実際、その後、線量計をつけていただいた方も随分沢山いて、様々な実証データがきちんと積み上がってきていて、伴委員はさっき15%ぐらいではないかとおっしゃったけれども、どう悪く見積もったって4倍程度の保守性ぐらいかあって、ですから、何を言いたいのかというと、1μSv/hのところに居住しても、年間の被ばく線量は1mSv/y以下になる。この関係は、事故当初は手探りであり、実証データも少ないのだから、非常に保守的な値が設定されることは、ある面、致し方ないところがあるけれども、それをいつまでも改
めないというのは非常に大きな問題なのであって、あくまで科学データ、技術データに基づくものなのだから、これはきちんと更新をするべきだと思います。」
と(15)年1ミリシーベルトに対応するのは空間線量率・毎時0.23マイクロシーベルトでなく、もっと高い値だとの発言です。ただし個人線量計の事故吸収や生活パターンによるばらつきは考慮されていません。これを「除染基準の見直し」に直結するのは無理があります。
 でもNHKの理解は違います。2月28日の原子力規制員長会見でNHK記者は
「福島の除染の基準の見直しについて2点確認をさせてください。今回、除染基準の議論というお話なのですけれども<中略>最終的に除染の基準を見直しというところにまで持っていこうとお考えなのか?<中略>それを踏まえて、3月2日の(放射線)審議会の議論はどこまで議論されるものなのか。要するに、見直しまでいきましょうよという方向性になるのか<中略>確認させてください。」
との質問を発ししました。
 これに対し原子力規制員長は
「まず抗議をしておきたいのは、言葉の使い方がめちゃくちゃです。今まで繰り返し何度もこの記者会見の場で、除染基準の見直しなどは目指してもいないし、言及もしていないし、何度言ったらわかってもらえるかな。」
と回答しています(16)。NHKは原子力規制委が除染基準の見直ししたとの話が欲しいようです。
 放射線審議会は放射線障害防止の技術的基準に関する法律により、放射線障害防止の技術的基準の斉一を図ることを目的に原子力規制委員会に設置された審議会です(18)。対象となるのは製錬、加工、貯蔵、再処理及び廃棄の事業並びに原子炉の設置及び運転等、国際規制物資の使用等を対象とする核燃料物質の防護核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律(原子炉等規制法)(17)や放射性同位元素の使用、販売、賃貸、廃棄その他の取扱い、放射線発生装置の使用及び放射性同位元素によって汚染された物の廃棄その他の取扱いを規制対象する放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律(18)等に係る事項で(17)、放射線の扱いを業務としない普通の方は対象でがありません。除染基準を決めるのは環境省です(11)。1月17日の原子力規制員会で原子力規制委員長は年1ミリシーベルトに対応する空間放射線量に関連し
 「環境省とか、他省庁の規則等に現れてくるものではないかと。確か環境省の規則か何かに現れてくるのだろうと思いますけれど」
と発言しています。食品の基準値は厚生労働省が決めています(19)。
 3月2日に第140回総会放射線審議会が開かれました(20)。これをNHKは
「放射線に関する基準を検討する国の審議会が2日に開かれ、原発事故による放射性物質の除染や、食品に含まれる放射性物質の基準が現状のままで良いのかなどについて専門家が議論していくことになりました。」
と報じていました(1)。除染は環境省、食品は厚生労働省で共に「放射線審議会」ではありません。いきなりの嘘発信です。さらには
「委員からは、『難しいことだが、社会的、経済的な価値を考慮に入れるという観点からの整理も大事だ』と住民の帰還や復興、農林水産業への影響も踏まえた意見」
などとも発信していました(1)。
「社会的、経済的な価値を考慮に入れるという観点からの整理も大事」と報じるNHK
 ※(1)(2)をキャプチャー
 図―5「社会的、経済的な価値を考慮に入れるという観点からの整理も大事」と報じるNHK

 議論を聞いていると(3)吉田浩子委員が
「この整理する観点ですけど、①②に係るまして、このとおりだと思います。で、あのー、さらに言えば、その、えー、最適化されていたかどうか、これがその適切であったかどうかという観点とゆうのは、あのー、これ、難しいかもしてないんですけど、あのー、社会的かつ経済的要因を考慮にいれながら、最適化を図るとゆうのは、これはリファレンスレベルの適応においても必要な事であると思います。であると、その観点からの整理と言う」
((1)の1時間58分27秒頃から)
と発言されています。まずは「大事」でなく「最適化」です。だたし①②とは福島事故に関連して
 ①「前提とした状況が現在どうなっているか」
 ②「当時わからなかった知見が得られているか」
の2つの観点です(21)。NHKはこれを
「住民の帰還や復興、農林水産業への影響も踏まえた意見」
に勝手にすり替え
「委員からは、『難しいことだが、社会的、経済的な価値を考慮に入れるという観点からの整理も大事だ』と住民の帰還や復興、農林水産業への影響も踏まえた意見」
とあたかも福島の復興にの為に基準見直しが必要の審議がなされたように報じています。とんだ嘘発信です。今回のNHKの発信は全てコピーしています。著作物の全てを著作権者に無断で公開するのは問題があります。ただし、個人的提供するのは合法です。今回のNHKの嘘発信の全てを見たい方は
「aityan2000@excite.co.jp」
まで連絡下さい。


<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
NHKはこれまでも「嘘」を発信し続けています(22)。そして「嘘」を発信してもバレナイ仕組みも作っています。およそ国民の知る権利(23)など担保しません。本文に書いた通り除染は環境省、食品は厚生労働省です。これについて岸本委員は、第140回総会放射線審議会で
「外部被ばくも1ミリシーベルト、内部被ばくも年間1ミリシーベルトを目標にしていので、ま、おかしなことに、ようは年間2ミリシーベルトを目標にしている、2ミリシーベルトはどこにあるのた。」
と指摘しています。NHKはこのことは当該記事(1)(2)では発信していません。
 NHKは安倍出戻り総理の忠犬として(23)、嘘を発信し続けています。これでは福島の皆様は不安だと思います。
 福島県会津地方の直売所でイチゴフェアーが開かれました(24)。
会津の直売所に出た福島・会津産イチゴ
 ※(25)を引用
 図―6 会津地方の直売所でイチゴフェアーに出された福島・会津産イチゴ
 
 福島県会津地方はイチゴの季節です。福島・会津のイチゴは身の詰まったしっかりした食感で、食べると果汁が溢れるそうです(26)。福島県は福島産イチゴは「安全」だと主張しています(27)。でも、福島県会津地方のスーパーのチラシには福島産イチゴはありません。
 他県産はあって福島産イチゴが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ
※(28)を引用
 図―7 福島産イチゴが無い福島県会津地方のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島・会津の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)NHK 福島県のニュース|NHK NEWS WEBの「放射性物質などの基準めぐり議論」
(2)放射性物質などの基準めぐり議論|NHK 福島県のニュース(多分リンク切れ)
(3)第140回総会放射線審議会(平成30年03月02日) NRAJapan
(4)5重の壁 - Wikipedia
(5)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(6)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(7)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(8)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(9)福島原発事故:帰還困難区域外除染、月内に完了 環境相 - 毎日新聞
(10)除染基準 0.23 mSv/h は 本当に年間 1 mSv な ... - 日本アイソトープ協会
(11)除染の目標・計画などについて | 除染・放射線Q&A | 環境再生プラザ:環境省
(12)だて復興・再生ニュース - 福島県伊達市ホームページ中の「だて復興・再生ニュース(第8号)(11月28日発行)⇒一括ダウンロード [PDFファイル/1004KB]
(13)放射線Q&A15:環境放射線量から計算した年間被ばく量と個人積算線量計の違いは? | 会津若松市
(14)めげ猫「タマ」の日記 内閣府の放射性線量の推計はSTAP細胞以上の偽発表―被ばく線量は7割、実は人が吸収―
(15)第59回原子力規制委員会 | 原子力規制委員会中の「議事録【PDF:236KB】
(16)原子力規制委員会記者会見 | 原子力規制委員会中の「原子力規制委員会委員長定例会見⇒平成30年02月28日速記録【PDF:283KB】
(17)放射線障害防止の技術的基準に関する法律
(18)放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律 - Wikipedia
(19)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(20)第140回総会放射線審議会 | 原子力規制委員会
(21)(20)中の140-3号:東電福島第一原子力発電所事故に関連して策定された放射線防護の基準のフォローアップについて(進捗と進め方)【PDF:270KB】別ウインドウで開きます
(22)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘放送、福島・花塚山から富士山、映像でとらえたには今回が初めて、昨年は撮影に成功したと報道
(23)マイナンバーを使うなら、NHKは完全なる「安倍チャンネル」
(24)いちごフェア: まちの駅 南会津ふるさと物産館
(25)DSC03902.JPG - まちの駅 南会津ふるさと物産館
(26)いちご | JA会津よつば
(27)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(28)アピタ会津若松店│「イイこと、プラス。」 アピタ・ピアゴ
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  1. 2018/03/04(日) 19:55:18|
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