めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

食品中の放射性セシウム検査のまとめ(3月2週)―福島産カナガシラから358(Bq/kg)、福島県検査は347件連続ND―

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。2月1週中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。先週に続き今週もしっかりセシウム入り食品が見つかっています(4)。牛肉を除く検査結果の概要は以下の通りです。
  ①検査数616件
  ②平均は、1キログラム当たり1ベクレル、最大80ベクレル(宮城県産イノシシ)。
単位の意味は(6)を見て下さい。
 今週は基準超はありませんでしたが
 ・福島産カナガシラから358(Bq/kg)、福島県検査は347件連続ND
 ・福島産ニジマス卵巣の塩漬けを出品、検査結果がありません。
 ・福島産青海苔はセシウム入り
今週の発表からなどの特徴が読み取れ福島産は安全とは言えません。

1.福島産カナガシラから358(Bq/kg)、福島県検査は347件連続ND
 東京電力は福島産カナガシラから1キログラム当たり358ベクレルのセシウムが見つかったと発表がありました(7)。福島県の検査結果を示します。
東京電力測定は基準超、福島県測定は全数NDの福島産カナガシラ検査結果
 ※1 福島県の検査結果は(1)、東京電力は(8)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 ※3 日付けは捕獲日
 ※4 ()内は検査先
 ※5 基準値は(5)による。
 図―1 福島産カナガシラの検査結果

 図に示す様に東京電力の検査では今回だけでなく過去にもセシウムが見つかっています。一方で福島県の検査では2017年1月以降の検査で全てが検出限界未満(ND)です。厚生労働省の発表(1)を数えると347件連続で検出限界未満(ND)です。以下に福島県と東京電力の福島第一原発近傍のサンプリングポイントを示します。
重なっている東京電力と福島県のサンプリングポイント
 ※1(7)(9)にて作成
 ※2 「×」は東京電力、「」は福島県の撒サンプリングポイントを示す。
 ※3 「」で囲った東京電力のサンプリングポイントで見つかった
 図―2 東京電力と福島県のサンプリングポイント

 図に示す様に基準値(5)を超えるセシウムに汚染されたカナガシラが見つかった当たりでは福島県もサンプリングをしており、福島県の検査では基準超のカナガシラが見逃されたことになります。
 海に県境があったとしても、魚は自由に行き来できます。県境付近の魚はほぼ同じ物とみなせます。福島県内には汚染源があるので、福島県内に入ればより高い濃度に汚染されます。福島県と隣県を比べ天然の魚においては福島産は隣県に比べより多くの放射能に汚染されているはずです。宮城県産シログチからセシウムが見つかったと発表がありました(11)。以下にシログチの検査結果を示します。
宮城・茨城産から見つかっても福島産シログチがからは見つからないセシウム
 ※1(1)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 ※3 日付けは捕獲日
 ※4 検査先はそれぞれの各県
 図―3 シログチの検査結果

 図に示す様に宮城県が検査した宮城産、茨城県が検査した茨城産からは見つかっているのですが、福島県検査し福島産シログチからは見つかっていません。
  福島県いわき市は福島県沿岸部南部に位置し、南を茨城県に接します(12)。先週の記事では茨城産スズキからセシウムが見つかった事を報告しましたが、今週は千葉産から見つかりました(13)。福島・いわき市産が気になります。以下に検査結果を示します。
茨城、千葉産では見つかっても福島・いわき産スズキからは見つからないはセシウム
 ※1(1)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 ※3 淡水は除く
 ※4 日付けは捕獲日
 ※5 ()内は検査先
 図―4 スズキの検査結果

 図に示す様に茨城県産やその先の千葉県産スズキからはそこそこセシウムが見つかっています。一方で、福島県が検査をした福島・いわき市からは見つかっていません。千葉や茨城産スズキからはセシウムが見つかっているのに、直ぐ北の福島・いわき市産からは見つかりません。福島には汚染源があるのにおかしな話です。
 スズキにしろ、シログチにしろ福島産農水産物の出荷前検査は厚生労働省の発表(1)を見ると、福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(14)が全てを実施しています。中立性に疑問があります。福島産は他よりも低く出る検査で「安全」とされます。図―1は福島県の検査で検出限界未満(ND)であっても、基準超があり得る可能性を示唆しています。
 さらに驚く事に福島県は福島産カナガシラを「安全」だと主張しています。
福島産カナガシラを「安全」だと主張する福島県
 ※(16)を引用
 図―5 福島産カナガシラを「安全」だと主張する福島県

 福島産は基準超が見つかっても「安全」だと主張されます。


2.福島産ニジマス卵巣の塩漬けを出品、検査結果がありません。
 3月9日~9日にFOODEX JAPAN名の食品の展示会が開かれているそうです(17)。福島のローカルTV局(TUF)が報じるところでは、ここに福島県はブースを出し、ブース内に福島県産ニジマスの魚卵の塩漬けが出品されたそうです(18)。
福島県産ニジマスの魚卵の塩漬け出品を報じる福島のローカルTV局(TUF)
 ※(18)をキャプチャー
 図―5 福島県産ニジマスの魚卵の塩漬け出品を報じる福島のローカルTV局(TUF)

 この商品について結婚式場のシェフの方は福島産の抵抗感は全然ないと言っています。
福島産の抵抗感は全然ないと発言する結婚式場のシェフ
 ※(18)をキャプチャー
 図―6 福島産の抵抗感は全然ないと発言する結婚式場のシェフ

 当然です。(=^・^=)だって福島県産ニジマスの魚卵の塩漬けで料理するだけなら抵抗感はありません。でも、食べるのは抵抗感があります。結婚式の披露宴にいったら(=^・^=)は食べてしまうかもしれません。検査されているか心配です。鮭の場合は「卵巣」が単独で検査されています。厚生労働省の発表(1)ないしは福島県のサイト(19)で調べると「シロザケ(卵巣)」の検査結果が出てきます(19)。だったらニジマスも「卵巣」単独の検査は必要ですが厚生労働省の発表(1)にはありません。福島県のサイト(19)には「シロザケ(卵巣)」とのアイテムはるのですが、「ニジマス(卵巣)」とのアイテムはありません。福島県は検査する気がないようです。
 図―5に示す様に商品の名称が「サーモン・キャビャ」になっています。サーモンはニジマスでなくサケです(20)。キャビアは「魚卵」でなくチョウザメの卵です(21)。でも、この商品はニジマスをサーモンと言い換え。、魚卵をキャビアと言い換えています。消費者を馬鹿にした商品です。これを自県ブースへの出店を認めた福島県には消費者に対する誠実さありません。福島県は生産者の発想で考えています。だったら検査も生産者の発想でするはずです。

3.福島産青海苔はセシウム入り
 東日本大震災、東京電力福島第一原発事故以降、7年ぶりに再開した相馬市松川浦の青ノリ(ヒトエグサ)の収穫に関連し、乾燥させた青ノリ「バラ干し」の出荷が2月20日、再開しました(22)。放射能汚染がきになるのですが、安倍出戻り内閣はなかなか検査結果を発表しませんでした。16日後の3月8日に検査結果を発表したのですが、セシウム入りでした(23)。セシウム入りは関心が薄れてから発表でしょうか?基準値以下とは言え、放射能入りより放射能が見つからない青海苔が良いに決まっています。NHKは
「食品の出荷の際には、放射性物質の検査が行われている」
と発信していますが(24)、怪しげな食品は出荷後にこっそりと検査されるだけです。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 ・他所より低くでる検査で安全とされる福島産
 ・検査されていなくても検査で安全とされる福島産
 福島の皆様は不安だとおもいます。
 福島県相馬市産米の全量全袋検査数が13万件を超えました(25)。同市は人口4万人に見たいない市なおで(26)、市民が食べるには十分な量です。同市あたりのお米は銘柄米だそうです(27)。福島県は福島産米は全量全袋検査で「安全」だと主張しています(28)。3月12日は大阪で福島産米のPRイベントが行われます(29)。でも、福島県相馬市のスーパーのチラシには福島産米はありません。
他県産はあっても福島産米が無い福島県相馬市のスーパーのチラシ
 ※(30)を引用
 図―7 福島産米が無い福島県相馬市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県相馬市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第1074報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(3月1週)―宮城県産マコガレイからセシウム、福島・相馬産は116件連続ND―
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)2018年3月3日魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(同所港湾内を除く)(PDF 114KB)
(8)報道配布資料|東京電力中の「魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(同所港湾内を除く)」
(9)魚介類の放射線モニタリング検査に関する結果をお知らせします。 - 福島県ホームページ中の水産物の環境放射線モニタリングの概要
(10)(3)中の「1 自治体の検査結果⇒検査結果(PDF:8,044KB)
(11)(10)中のNo4113
(12)いわき市 - Wikipedia
(13)(10)中のNo588、589、592
(14)農林水産部 - 福島県ホームページ
(15)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(16)(15)中の海産魚介類編 [PDFファイル/203KB]
(17)FOODEX JAPAN 2018(第43回国際食品・飲料展)
(18)Nスタふくしま20180306 TUFchannel
(19)品目から探す | 福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報を「魚介類⇒さ行⇒し⇒シロザケ(卵巣)」で「2017年3月9日~2019年3月9日」および「魚介類⇒な行⇒に」
(20)サケ - Wikipedia
(21)キャビア - Wikipedia
(22)乾燥青ノリ香り豊か 相馬7年ぶりに出荷再開 | 県内ニュース | 福島民報
(23)(3)中の「2 緊急時モニタリング又は福島県の検査結果⇒検査結果(PDF:535KB)」中のNo294
(24)“放射性物質検査”理解は半数余|NHK 福島県のニュース
(25)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報
(26)福島県相馬市ホームページ
(27)特産品情報 | 地区別くらし情報 そうま地区 | JAふくしま未来
(28)全量全袋検査に関するよくある質問 - 福島県ホームページ
(29)「おいしい ふくしま いただきます!キャンペーンin大阪」の開催について - 福島県ホームページ
(30)Webチラシ情報 | フレスコキクチ中の「相馬店」
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  1. 2018/03/09(金) 19:47:57|
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