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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

ばら撒かれたセシウムの6割が残る福島県本宮市

福島県本宮市のセシウムの量を(=^・^=)なりに見積もると
  事故1ヶ月半(2011年4月29日)   5.7g
  事故義6年8ヶ月(2016年11月16日)3.4g
 で、事故7年目にないましたが事故によってばら撒かれたセシウムの6割は残ったままです。これは他の福島県域でも同じだと思います。
  事故によって5重の壁が破れ(1)、放射能が福島第一から各地にうつり、各地を汚染しました。
事故から7年が過ぎて汚染されたままの福島
 ※1(3)のデータを(4)に示す手法で3月11日に換算
 ※2 避難区域は(5)による。
 図―1 事故から7年以上を経て汚染されている福島

 図に示す様に福島では国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(6)地域が広がっています。事故から7年以上が経過しましたが福島は汚染されています。
 今月中には福島の除染が終わります(7)。除染でどの程度の放射性物質が取り除かれたか興味があります。原子力規制委は事故後に時々、放射線量の分布を発表しています(3)。事故直後は80km圏内のみです。放射性物質の量と放射線量の関係は放射性物質毎に分かっています。
1mm四方に1ベクレル(Bq)の放射性物質があるとすると、放射線量は1時間当たりで
 セシウム134 ― 5.4マイクロシーベルト(μSv)
 セシウム137 ― 2.1マイクロシーベルト(μSv)
の放射線量になります(8)(9)。
 セシウム134と137の割合は一定しています。ただし時間依存があります。以下に2011年と2017年4月末のセシウム137に対するセシウム134の割合を示します。
セシウム137が主流となった福島のγ線源
 ※(10)を集計
 図-2 セシウム137に対するセシウム134の割合

 図に示すように同時期ならセシウム137に対する134の割合は一定ですが、時間と共に低下します。2011年4月末時点ではセシウム137とセシウム134のベクレル(Bq)で測れる放射能量はほぼ同量ですが、6年半後の2017年11月末には約13%まで低下しています。これは放射性物質が半分になるまでの時間を「半減期」と呼びますが、セシウム134の半減期は2年でセシウム137は30年です(11)。セシウム134は6年で8分1(12.5%)(0.5(6÷2))まで低下しますが、セシウム137は87%(0.5(6÷30)×100)が残ったままです。
 セシウム134とセシウム137の割合が分かれば、これを元にセシウム134由来と137由来の放射線量を知ることできます。
 セシウム137と134の割合をa:b
 放射線量をR
とすればセシウム137由来の放射線量R137
 R137=R×(2.1a)÷(2.1a+5.4b)
セシウム134由来の放射線量R134
 R134=R×(5.4b)÷(2.1a+5.4b)
になります。
 これを元に単位面積当たりのセシウム137と134の量が求まります。例えば放射線量を1時間当たりのマイクロシーベルト(μSv/h)で、単位面積を1ミリメートル四方(mm)すればセシウム134および137の放射能量をそれぞれB134およびB137とすれば
 B134=R134÷5.4
 B137=R137÷2.1
になります。1グラムのセシウム134は47.9兆ベクレル、セシウム137は3.21兆ベクレルに相当します(12)。この値で割ってやれば単位面積当たりの放射線量を求める事ができます。これに面積を乗じれば放射性セシウムの全重量を求めることができます。
 福島県本宮市は面積88.02平方メートルの市です(13)。福島第一原発80Km圏内に位置します。航空機モニタリングの数値データは毎時0.1マイクロシーベルト以下になると、数値データが表示されなくなりデータが欠落します。本宮市はこのようなデータ欠落がありません(1)。そこで、本宮市についてセシウムの量を計算してみることにしました。
事故直後の6割のセシウムが残ったままの福島県本宮市
 ※(4)を集計
 図―3 福島県本宮市の放射性セシウムの量
  事故1ヶ月半(2011年4月29日)   5.7g
  事故義6年8ヶ月(2016年11月16日)3.4g
で、昨年末時点でが残っています。
 以下に2014年11月以降のセシウム137の量と半減期で計算される量を示します。
半減期で減って行く福島県本宮市のセシウム
 ※1 セシウム137の量は(1)等より集計
 ※2 凡例中「半減期」は「半減期で計算される量」
 図―4 セシウム137の量と半減期で計算される量

 図に示す通り2014年11月以降は半減期で計算さる量とほぼ同じです。図に示す様に今後は半減期でしか放射性セシウムは減って行きません。図―4に示す様に大部分はセシウム137です。セシウム137の半減期は30年です(11)。30年で半分、60年でも4分の1は残ります。除染は今月中に完了です(7)。あとは自然減衰で減って行くのを待つしかありません。福島県本宮市は今後数十年は放射能に汚染された状態が継続します。これは福島に共通することです。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島の復興はマイナスからのスタートと言われています。宮城や岩手は地震と津波で全てが無くなり「0」からのスタートですが、福島はそこに放射能が「うつり」汚染されてしまいマイナスになったとの理解ようです(14)。
 NHKはで、除染廃棄物を中間貯蔵施設に運び終えた段階で
「ゼロに戻れる状況」
との完了の発言を放送していました。
「ゼロに戻れる状況」と発言する安倍出戻り内閣の官僚
 ※NHKの3月10日の21時台の番組をキャプチャー
 図―5 「ゼロに戻れる状況」と発言する安倍出戻り内閣の官僚

 除染が終わり(7)、除染廃棄物を中間貯蔵施設に運び込んだとしても図―3に示す様に、福島各地に放射能が放置されます。福島の汚染は解消しません。マイナスは残ったままです。除染廃棄物を中間貯蔵施設に運び終えた段階で「ゼロに戻れる状況」には成りません。安倍出戻り内閣の官僚は嘘を生業にしているようです(15)。このような嘘をゆう官僚や、その発言を報じるNHKでは福島の皆様は不安だと思います。
 福島県二本松市産米の全量全袋検査が約29万件になりました(16)。同市は人口5万人台の市(17)なので市民が食べるには十分な量です。同市辺りのお米は良食味・高品質だそうです(18)。安倍出戻り内閣は福島産米は全量全袋検査で安全だと説明しておます(19)。でも、信用されていないようです。福島県二本松市のスーパーのチラシには福島産米はありません。
他県産はあっても福島産米が無い福島県二本松市のスーパーのチラシ
 ※(20)を引用
 図―6 福島産米が無い福島県二本松市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県二本松市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)5重の壁 - Wikipedia
(2)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会
(3)(2)中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日~11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(4)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(5)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(6)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(7)福島原発事故:帰還困難区域外除染、月内に完了 環境相 - 毎日新聞
(8)空間線量率の計算
(9)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(10)報道発表資料 |厚生労働省
(11)半減期 - Wikipedia
(12)放射能の比較 - Wikipedia
(13)本宮市 - Wikipedia
(14)原発被害でマイナスからのスタート - 福島医大学長・菊地臣一氏に聞く◆Vol.1|医療維新 - m3.comの医療コラム
(15)【森友文書改ざん】政治の責任明らかに(3月13日) | 県内ニュース | 福島民報
(16)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報
(17)トップページ | 二本松市公式ウェブサイト
(18)特産品情報 | 地区別くらし情報 安達地区 | JAふくしま未
(19)東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う各国・地域の輸入規制強化への対応:農林水産省中の「2.英語版(全体版)(PDF:4,500KB)>中の分割版1(PDF:1,680KB)
(20)安達店 | ベイシア
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  1. 2018/03/17(土) 19:49:53|
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