めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島産ヒラメ完全復活(2018年1、2月)、要注意

 東京中央卸売市場への福島産ヒラメの出荷量をみたら
  事故直前(2011年1,2月)  9トン
  近々2ヵ月(2018年1,2月)18トン
で(1)、事故直前に比べ倍増しています。福島の海の汚染は続いています。注意が必要です。
 福島県が力を入れている魚にヒラメがあります(2)。以下に各年1,2月の東京中央卸売市場への出荷量を示します。
事故前より大幅に増えた福島産ヒラメの東京中央卸売市場への出荷量
 ※(1)を集計
 図―1 福島産ヒラメの東京中央卸売市場への出荷量

 図に示すように出荷量が回復し、福島産カレイの東京中央卸売市場の出荷量を見たら
  事故直前(2011年1,2月)  9トン
  近々2ヵ月(2018年1,2月)18トン
で(1)、事故直前に比べ倍増しています。安倍出戻り総理は福島産の「安全」を主張し(3)、3月10日に福島を訪問した際には福島産ヒラメを試食しました(4)。
福島産ヒラメを食べる安倍出戻り総理
 ※(3)を引用
 図―2 福島産ヒラメを食べる安倍出戻り総理
 
安倍出戻り内閣は平然と公文書を改ざんする内閣です(5)。嘘をつくのに躊躇はありません。福島産は「安全」とゆう彼の主張を信用する人は少数だと思います。少なくともタイでは信用されていないようです。
 タイでは3月10日から福島産ヒラメのPRイベントが計画されていました。ところが、安倍出戻り総理が福島産ヒラメを試食した2日後の3月12日にイベントの中止が報じられました(6)。タイの環境保護団体が「汚染された可能性」を主張したそうです(7)。
「汚染された可能性」との主張を報じるNHK
 ※(7)を転載
 図―3 「汚染された可能性」との主張を報じるNHK

 そして福島産ヒラメのタイへの輸出も中止になりました(7)。
 だいたい彼が根拠にしている福島県のデータは怪しい物です。カナガシラの検査結果を示します。
他では見つかっても福島県検査の福島産カナガシラはでは見つからないセシウム
 ※1 宮城・福島・茨城・千葉各県の検査結果は(8)、東京電力は(9)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 ※3 日付けは捕獲日
 ※4 ()内は検査先
 ※5 基準値は(10)による。
 図―4 福島産カナガシラの検査結果

 図に示す様に茨城県、宮城、千葉産からもセシウムが見つかっています。東京電力が検査した福島産からは基準値(10)の4倍近い1キログラム当たり358ベクレルのセシウムが見つかっています(11)。福島県が検査すると福島産カナガシラからは見浸かりません。厚生労働省(8)の発表を数えると昨年(2017年)4月以降で387件連続で検出限界未満(ND)です。福島産は福島県の検査で検出限界未満(ND)でも、基準値を大きく超えている可能性があります。
 カナガシラに限らず福島産水産物の出荷前検査は厚生労働省の発表(8)を見ると、福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(12)で実施してます。中立性に疑問があります。
 福島第一原発では幾つかの排水路があります。以下に示します。
福島第一構内から海に続く福島第一排水路
 ※(13)にて作成
 図―5 福島第一排水路

 以下に各排水路の全ベータ濃度を示します。
事故から7年以上が経過して法定限度を超えて汚染された排水が流れる福島第一排水路
 ※1(13)で作成
 ※2 法定限度は(14)に示すストロンチウム90の基準値を(15)にて全ベータに換算
 図―6 福島第一路排水の全ベータ濃度

 図に示す通り事故から7年近く経ちましたが、福島第一から海へは法定限度を超える全ベータを含む汚染排水が流されています。福島の海は汚染され続けています。全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質で、全ベータの半分がストロンチウム90由来です(15)。当然ながらセシウムだけでなくストロンチウム90の汚染も心配です。
 ところが厚生労働省はストロンチウム90の検査は必要ないとしています。ストロンチウム90はセシウムに対し一定の割合を想定すればよいとの説明です。厚生労働省は放射性物質がセシウムだけなら1キログラム当たり120ベクレルまで「安全」であり、基準値は100ベクレルとしています(10)。するとセシウム20ベクレル相当がストロンチウム90等の放射性物質よる被ばく分です。1ベクレルの放射性物質を取り込んだとして
 セシウム137では  0.013マイクロシーベルト
 ストロンチウム90では0.028マイクロシーベルト
の被ばくをします(16)。この割合から考えると厚生労働省が想定しているストロンチウム90の限度は1キログラム当たりで
  9ベクレル(20×0.013÷0.028)
になります。現行の基準値を下回った食品から1キログラム当たり9ベクレルを超えるストロンチウム90が見つかれば、基準値以下でも「安全」とは言えなくなります。
以下に福島原発沖20km圏内の魚のストロンチウム90の検査結果を示します。
過去最高のストロンチウム90が見つかった今年の福島の魚
 ※(17)を集計
 図―7 20km圏内の魚のストロンチウム90の検査結果

 図に示す様に本年は過去最高となる1キログラム当たり30ベクレルのストロンチウム90を含む魚が見つかりました(18)。最高値を出した魚(クロダイ)セシウムは基準値以下の50.2ベクレルですので、危険なレベルのストロンチウ90です。この件は福島の魚はストロンチウム90が検査されていない限り「安全」とは言えません。
 以下に東京中央卸売市場でにヒラメの出荷量に対する福島産の割合を示します。
事故前より大幅に増えた福島産ヒラメの東京中央卸売市場でのシャエア
 ※(1)を集計
 図―8 福島産ヒラメの割合(東京中央卸売市場)

 事故前は最大でも9%程度だったものが16%になっています。東京中央卸売市場に出荷されてるヒラメのしているヒラメの6匹に1匹は福島産です。
 以下に各年2月の宮城と福島産の東京中央卸売市場での取引価格を示します。
事故前に比べ安くなった福島産ヒラメ
 ※(1)を集計
 図―9 ヒラメの取引価格(東京中央卸売市場)

 図に示す通り事故後は福島産は全国平均に比べ安くなっています。水産加工品はフライ類を除き原産地表示の必要がありません(19)。ヒラメのお寿司やヒラメを含むお刺身の盛り合わせなどは産地表示義務がありません。公式には福島産ヒラメは「安全」とされています(21)。そして美味しいそうです(22)。だったら産地表示のいらない物には価格が安い「フクシマ産」を優先するのは仕方がないとです。
 安全とは言えない福島産ヒラメが広く出回っています。注意が必要です。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島を代表する野菜にトマトがあります(23)。今年もトマトの収穫が始まりました(24)。福島県伊達市辺りのトマトはビタミンCやカロテンといった栄養も多く含まれ、健康野菜の代表だそうです(25)。福島県は福島産トマトは「安全」だと主張しています(26)。でも、福島県伊達市のスーパーのチラシには福島産トマトはありません。
他県産はあっても福島産トマトが無い福島県伊達市のスーパーのチラシ
 ※(27)を引用
 図―10 福島産トマトが無い福島県伊達市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県伊達市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)東京都中央卸売市場-統計情報検索中を「大分類⇒鮮魚、中分類⇒その他鮮魚類、品目(小分類)⇒ひらめ(国内)」で検索
(2)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(3)平成30年3月10日 福島県訪問 | 平成30年 | 総理の一日 | 総理大臣 | 首相官邸ホームページ
(4)安倍首相「きめ細かな支援」 福島県の産業・教育環境など視察:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(5)麻生氏、TPP「新聞に一行も載っていない」 : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
(6)福島県産ヒラメフェア中止 タイ地元団体反発で断念:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(7)めげ猫「タマ」の日記 福島産ヒラメから放射性物質検出されずとNHK、福島の検査ではセシウム入り
(8)報道発表資料 |厚生労働省
(9)報道配布資料|東京電力中の「魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(同所港湾内を除く)」
(10)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(11)2018年3月3日魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(同所港湾内を除く)(PDF 114KB)
(12)農林水産部 - 福島県ホームページ
(13)中長期ロードマップ|東京電力⇒中長期ロードマップの進捗状況⇒2018年3月29日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第52回事務局会議⇒【資料3-6】環境線量低減対策(7.89MB)
(14)サンプリングによる監視|東京電力中の「サブドレン・地下水ドレンに関するサンプリング」
(15)めげ猫「タマ」の日記 全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質
(16)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(17)報道配布資料|東京電力中の「魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域> 201*年度 第*四半期採取分(*は1~7の数値)」
(18)2017年7月13日魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域> 2016年度 第4四半期採取分(PDF 756KB)
(19)加工食品品質表示基準改正(原料原産地表示等)に関するQ&A|消費者庁
(20)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(21)(20)中の海産魚介類編 [PDFファイル/196KB]
(22)相馬で美味しいもの三昧。福島の水産物を知るモニターツアー その2 | ときおりのしきさい
(23)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(24)今月の農家さん vol.8 - JA福島さくらの情報サイト TORETATE
(25)特産品情報 | 地区別くらし情報 伊達地区 | JAふくしま未来
(26)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(27)西友保原店 - 店舗詳細|SEIYU
スポンサーサイト
  1. 2018/04/02(月) 19:49:39|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
<<福島県飯舘村の開校・開演式の出席者は減、失われる求心力 | ホーム | エープリルフール、東京電力が新潟県十日町市で売電>>

コメント

確かに!公文書改ざんをする政府が、安全と言っても、信用などしたら、何がどうなるか?分かったものではありません。
めげ猫様のおっしゃる通りです。
  1. 2018/04/03(火) 16:45:17 |
  2. URL |
  3. きなこ #-
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/tb.php/2482-b8a0e8dd
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)