めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

避難指示解除の浪江町、生き残りは「原子力ムラ」で

 昨年3月末に避難指示が解除された福島県浪江町の今年(2018年)3月中の新規居住者人数を(=^・^=)なりに集計すると
 ・帰還者    80人(3)
 ・新規移住者 107人
です。浪江町の帰還者は
  対象 20,630人中 430人(帰還率2%)
で、帰還が進んでいません。同町が生き残るには廃炉産業を中心とした原子力ムラしかありません。
 福島県浪江町は福島県沿岸部北部になります(1)。南隣の双葉町には福島第一原発があります(4)。先の事故では全域が放射能に汚染され避難地域となりました(1)。
事故から7年以上経て汚染されたままの福島
 ※1(5)のデータを(6)に示す手法で4月1日に換算
 ※2 避難地域は(7)による。
 図―1 福島県浪江町

 図に示す様に事故から7年近く経た今も国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超える(8)地域が広がっています。昨年の4月末から5月にかけて同町では山火事が起き、放射能の飛散が心配されました(9)。以下に福島県浪江町の放射能の飛散量を示します。
放射能が飛散した浪江町山火事現場周辺
 ※1 (10)を転載
 ※2 避難区域は(6)による。浪江町内の避難区域は全て「帰還困難区域」
 図―2 2016年1間で舞い降りた福島県浪江町の放射性セシウムの量

 図に示す通り山火事現場と沿岸部で放射能の飛散が認められます。それでも安倍出戻り内閣は「安全」だとして、昨年3月末に避難指示を解除しました(1)(7)。さらには今年4月には小中学校とこども園を再開しました(11)。どれ程の方が帰還したか興味があいます。以下に浪江町民の居住状況を示します。
帰還が進ままない福島県浪江町
 ※1 帰還者は(2)による。
 ※2 新規移住者は浪江町在住者(12)(13)―帰還者(2)で計算
 図―3 浪江町在住者

避難指示は解除されましたが、帰還は進んでいません。3月末時点で
 対象20,620人中帰還430人
で(2)、帰還者は全体の約2%です。帰還が進みません。
 避難指示の解除によって、事故前から浪江町に住んでおられる方だけなく、同町内に住む場所が確保できればだれもが浪江町に住むことができるようになりました。以下に浪江町への転入者数を示します。
避難解除後に増えた浪江町の男性転入者
※(13)を集計
 図―4 福島県浪江町の転入者数

 図に示す通り避難指示解除があった後の今年4月に急増いています。浪江町域の復興には新規移住者も大事です。昨年4月~今年2月までの転入者を合計すと
 男性 76人
 女性 55人
です。避難指示前の同時期に対応する一作年4月~昨年2月までの転入者は
 男性 11人
 女性 43人
です。男性の転入者が大幅に増えていますが、女性はあまり増えていません。女性は多分、浪江町民と結婚するなどすて浪江町民になった方で、新たに浪江町に住まわれた方ではない気がします。一方で男性は新たに浪江町に移り住んだ方です。浪江町の直ぐ南には福島第一原発がありま(3)。廃炉の為に今も数千人の方が働いています(15)。多くは男性です(16)。浪江町に移住された方が多くは廃炉関係者です。3月中の増減を見ると
 ・帰還者    80人(3)
 ・新規移住者 107人(移住者は居住者(12)(13)―帰還者(2)で計算)
です。帰還者より新規移住者が多くなっています。避難指示解除し学校も再開したのですが、帰還は2%と進みません。一方で図―3に示す様にそれなりの新規移住者がいます。同町が生き残るには廃炉産業を中心とした原子力ムラしかありません。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島県の地方紙・福島民報は4月14日の1面トップを
「古里で暮らして安全なのか。正解が見いだせない場所に県民を陥れた。それが東京電力福島第一原発事故の最大の罪だ」
との福島出身の哲学者のコメントで初めていました。
 福島の現状を「正解なき闇」と報じる福島の地方紙・福島民報
※(17)を4月14日に閲覧
 図-5 福島の現状を「正解なき闇」と報じる福島の地方紙・福島民報

 当然です。経済産業省は福島は「安全」でありこれを避けることを「風評被害」と主張しています(18)。農林水産省は、元首相秘書官が2015年4月に愛媛県職員らと面談し、「首相案件」と発言したとの県作成文書を省内で確認しました。その後に経済産業省に出戻った当該の元首相秘書官は記憶がないと主張しています(19)。経済産業省は「嘘」を生業としています。同様に事故前には原発事故は起こらないと主張していた気もします。これでは浪江町の皆さんは福島は「安全」などは信用しないと思います。(=^・^=)が調べた限りでは「福島産は安全」には科学的根拠がありません(20)。不安なのは浪江町の皆様ではないと思います。
 福島県が力を入れている農畜産物に牛肉があります(21)。福島の牛肉は美味しいそうです(22)。福島県は福島産牛肉は「安全」だと主張しています(23)。でも、福島県いわき市のスーパーのチラシには福島産牛肉はありません。
他県産はあっても福島産牛肉が無い福島県いわき市のスーパーのチラシ
 ※(24)を引用
 図―6 福島産牛肉が無い福島県いわき市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県いわき市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)浪江町 - Wikipedia
(2)町民の避難状況 - 震災・原発事故からの復興 - 浪江町ホームページ
(3)町民の避難状況(平成30年3月31日現在) - 浪江町ホームページ
(4)福島第一原子力発電所 - Wikipedia
(5)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(6)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(7)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(8)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(9)「山火事と放射能」/AGARA 紀伊民報
(10)めげ猫「タマ」の日記 放射能が舞い散る福島(2017)
(11)町長の最近の主な動き(平成30年度上期) | 浪江町ホームページ
(12)平成29年度 - 広報なみえ - 浪江町ホームページ
(13)浪江町ホームページ トップページ
(14)福島県の推計人口(平成30年3月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(15)福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況について|プレスリリース|東京電力ホールディングス株式会社
(16)「あのとき、おなかに子供がいました」福島第一原発の女性オペレーターは、5年後も現場にいた
(17)福島民報
(18)風評に立ち向かう - 経済産業省・資源エネルhttp://vegetable.alic.go.jp/yasaijoho/santi/1009/santi1.htmlギー庁
(19)加計面会文書で柳瀬氏招致へ | 国内外ニュース | 福島民報
(20)めげ猫「タマ」の日記 「福島産は安全」には科学的根拠が無い
(21)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(22)福島牛販売促進協議会
(23)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(24)平尼子店 - 新鮮安い食品スーパーマルト
スポンサーサイト
  1. 2018/04/16(月) 19:51:05|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<福島第一今後3年間の廃炉費用は7,033億円 | ホーム | 住宅支援打ち切り1年、新潟の自主避難者は戻らず>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/tb.php/2498-33fc7899
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)