一年前の今日(3月12日)、福島第一原子力発電所の1号機が水素爆発を起こしました(1)。その津波の高さを東京電力は「13.1m」と言っています。ある画像をみたとき、(=^・^=)はもっと多きのではと疑問をもちました。

(3)のオープイングをキャプチャー
図―1 福島第一原子力発電所を襲った津波(海側から撮影)
たんか、13.1mよりずっと高いような気がしてきました。 撮影場所を調べるため、google Earthで、再現したら以下のような図になりました。(=^・^=)は似ていると思います。

図―2 google Earthによる撮影場所の推定結果
撮影場所が分かったので、右側の丘の標高を国土地理発行の地図で調べました(4)。

データは(3)による。
図―3 津波が襲った付近の標高
丘の標高は30mでした。どう見ても丘の倍の高さはあります。そしたら
津波の最高の高さは60mになります。だから、福島並みの津波を防ぐには60mの防潮堤が必要だと思います。
どうしてこんなことが起こったか、(=^・^=)なりに調べてみました。そしたら、下のような図を見つけました。

データは(5)による。
図―3 津波が襲った付近の標高
津波には、「津波の高さ」と「溯上高」があるみたいです。津波の高さは「海」での津波の高さで、陸にあがると津波は陸を駆け上がり、「海」の高さより高くなるみたいです。そして、「遡上高」は<略>「津波の高さ」と同程度から、高い場合には4倍程度までになることが知られています。」(4)だそうです。津波の高さが13mでも、最大の高さ(溯上高)は52mになります。すると図―1の説明がつきます。
東京電力の資料(5)に可笑しな画像があったので紹介します。柏崎刈羽原子力発電所に「津波高さ」15m津波が押し寄せていますが、15mの防潮堤で阻止されています。

図―5 柏崎刈羽原子力発電所が襲ったら?(東京電力の可笑しな想定)
でも、津波は陸に向かっているので、防潮堤を乗り上げてるので浸水するはずです。でも、「遡上の高さ」を考慮したら、60mの防潮堤がないと、福島並みの津波には耐えられません。 東京電力は柏崎刈羽原子力発電所に15m防潮堤を設置するので、15mの津波に耐えられると言っています(6)。でも、溯上高が4倍になるとすると、耐えられるのは
15÷4=3.8m
でしかありません。
(=^・^=)の結論
福島第一原発を襲った津波の最大の高さは60m程度ある。同じ津波を防ぐには、高さ60mの防潮堤が必要である。
-参考にしたサイト様-
(1)
福島第一原子力発電所事故の経緯 - Wikipedia(2)
・福島第一原子力発電所この1年 ~安定化への取り組みを中心に(3)
Video: Inside Japan's Nuclear Meltdown | Watch FRONTLINE Online | PBS Video(4)
電子国土ポータル(5)
気象庁 | 津波について(6)
「柏崎刈羽原子力発電所の津波対策」動画を公開しました。(wmv形式:78.3MB)"
(6)
崎刈羽原子力発電所1、7号機の安全性に関する総合評価(一次評価)結果に係る報告書の経済産業省原子力安全・保安院への再提出について
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- 2012/03/12(月) 21:28:08|
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