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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島牛は10%安

 東京卸売市場の福島産牛肉が全体平均の10%安で推移してます。福島産牛肉は
 ①主要産地は汚染されている。
 ②主要産地では葬式が増えているが、福島産を拒絶しているであろう相馬・南相馬市では増えていない。
 ③他より低く出る検査で安全され出荷される。
 ④産地では放射能が舞い散っている
等の特徴があります。福島産牛肉の価格低下は消費者が福島産の特徴を正しく理解したためであり当然の事です。
 福島県が力を入れている農畜産物に牛肉があります(1)。以下に福島県の肉牛の飼育頭数を示します。
田村市、郡山市、須賀川市、二本松市で盛んな福島の肉牛飼育
 ※(2)を集計
 図―1 福島県の肉牛の飼育頭数

 図に示す様に田村市、郡山市、須賀川市、二本松市で多くなっています。一方で、南相馬市や相馬市は4市に比べ少ないっています。以下に位置を示します。
事故から7年以上経て汚染が広がる福島県田村市、郡山市、須賀川市、二本松市
 ※1(3)のデータを元に(4)に示す方法で5月1日に換算
 ※2 避難区域は(5)による。
 図―2 福島の牛肉産地と相馬・南相馬市

 図に示す様に福島の牛肉産地は国が除染が必要だとする0.23マイクロシーベルトを超えた地域が広がっています(6)。事故から7年以上が経過しましたが福島の肉牛は汚染された産地で飼育されています。
 これで本当に安全なのか心配です。福島県のひらた中央病院が福島産米や野菜を避けるか、避けないかのアンケート結果を発表しています(7)。以下に結果を示します。
表ー1 福島産米や野菜を許容すかのアンケート結果
 ※ (7)を集計
福島産許容する割合が多い郡山市、少ない相馬・南相馬市

 表に示す通り、地域によって大きな差があります。相馬市・南相馬市では福島産米と野菜を共に許容する方は7%ですが、牛肉産地の郡山市では46%の方が共に許容しています。表―1から郡山市等の牛肉産地では福島産を許容する方が多いと推定できます。一方で、相馬・南相馬市では許容する方は少ないと推定できます。これは牛肉も同じだと思います。
 以下に福島の牛肉の主要産地(田村市、郡山市、須賀川市、二本松市)の各年度(4月から翌年3月までの1年間)の葬式(死者数)を示します。
事故後に葬式が増えた福島の牛肉主要産地
 ※1(8)を各年度(4月から翌年3月)1年間で集計
 ※2 震災犠牲者は(9)により、行方不明者を含み関連死を含まず
 ※3 福島事故は2010年度に発生
 図―3 福島の牛肉主要産地(田村市、郡山市、須賀川市、二本松市)葬式数

 各年度の1年間の牛肉主要産地の葬式(死者)数は
  事故前年度(2009年4月から10年3月)4,930人
  事故7年目(2017年4月から18年3月)5,706人
で16%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら20兆分の1でした。

 表―2 偶然に起こる確率の計算結果
 ※計算方法は(=^・^=)の過去の記事(10)による。
有意差検定表

 福島県の発表(8)集計すると牛肉の主要産地ではない相馬・南相馬市の葬式数を集計すると
  事故前年度(2009年4月から10年3月)1,336人
  事故7年目(2017年4月から18年3月)1,332人
で殆ど変りません。
 福島の牛肉の主要産地では葬式が増えているますが、福島産を拒絶しているであろう相馬・南相馬市では増えていません。
以下に事故直後に福島産牛肉の検査結果を示します。
消費地の検査でのみ基準超が見つかった福島産牛肉
 ※1(11)を集計
 ※2 NDは検出限界未満を示す
 ※3 日付は牛さんがお肉になった日
 図―4 福島産牛肉の検査結果

 図に示す通り福島県の検査では見つからないのに「消費地」の検査では基準を超えるセシウムに汚染された牛肉が見つかりました。いわゆる「稲わら牛」問題です(12)。この対策として福島県は全ての牛を検査する全頭検査を実施しました(13)。ただし全頭検査で安全を担保するには福島県の検査が正しいことが必要です。
 以下にスズキの検査結果を示します。
隣県産では見つかっても福島産スズキからは見つからないセシウム
 ※1(11)を集計
 ※2 日付けは捕獲日
 ※3 NDは検出限界未満(みつからない事)を示す
 ※4()内は検査先
 ※5 淡水は除く
 図―5 スズキの検査結果

 図に示す通り岩手産、宮城産、茨城産や千葉産スズキからセシウムが見つかっています。ところが福島県が検査した福島県産からは見つかっていません。海が繋がっている汚染源がある福島産から見つからないとはおかしな話です。
 厚生労働省の発表(11)を見るとスズキ等の福島県産農水産物を出荷前検査を実施している福島県農業総合センターは福島県農林水産部に属します(14)。中立性に疑問がまります。福島産は他よりも低く出る検査で安全とされ出荷されます。
 これは牛肉も同じです。(=^・^=)は福島産汚染牛肉が市場に流出した原因は福島県の検査が他よりも低く出る検査だからと思っています。全頭検査になってもその状況は変わっていません。厚生労働省の発表(11)を見ると、牛肉について言えば流通品の検査はなくなりました。
 以下に福島県の牛肉主要産地の2016年11月から1年間で舞い降りた福島の放射性セシウムの量を示します。
放射能が舞い散る福島県田村市、郡山市、須賀川市、二本松市
 ※(15)に示す元データと手法で計算
 図―6 福島県牛肉主要産地の2016年11月から1年間に舞い降りた放射性セシウムの量

 図に示す様に福島県牛肉主要産地の広い範囲でセシウムが降り注いでいます。
 以上を纏めると福島産牛肉は
 ①主要産地は汚染されている。
 ②主要産地では葬式が増えているが、福島産を拒絶しているであろう相馬・南相馬市では増えていない。
 ③他より低く出る検査で安全され出荷される。
 ④産地では放射能が舞い散っている
等の特徴があります。
 それでも安倍出戻り内閣の官僚は福島産は「安全」であり、これを避ける事を「風評被害」と主張しています(16)。でも、彼らは平気で「嘘」を言います(17)。福島産が「安全」との彼等の主張を消費者が受け入れるか興味があります。以下に東京卸売市場の牛肉の取引価格を示します。
事故後に全体平均に比べ安くなった福島産和牛
 ※(18)にて作成
 図―7 牛肉の取引価格

 図に示す様に事故前に比べ、福島産は全体に比べ安くなっています。以下に価格差の推移を示します
 全体平均に比べ10%安で推移する福島産和牛
※1(18)にて作成
 ※2 (福島産取引価格-全体の平均取引価格)÷全体の平均取引価格
 図―8 福島産牛肉の取引価格

 図に示す通り、福島産牛肉は10%程安い状態が継続してします。当然の事です。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。牛肉は「国産」と売られる場合が多いと思います。「国産」なら業者さんは安い福島産を使うと思います。まして、福島県は福島産牛肉は「安全」だと主張しています(19)。「国産」とは福島産を含むです。福島の皆様は福島産に不安を感じるようです。
 福島県を代表すう食材のトマトとナメコがあります(1)。福島県いわき市では5月18,19日に安倍出戻り総理も出席して「島サミット」と呼ばれる国際会議が開かれました。参加者は同市のトマト畑を視察したそうです(20)。福島県いわき市はトマトの季節です。同市産のトマトは美味しく栄養満点だそうです(21)。福島県は福島産トマトは「安全」だと主張しています(19)。福島のナメコは年間を通し出荷されます(22)。福島県いわき市産ナメコは美味しくて「安全」だそうです(23)。でも、福島県いわき市のスーパーのチラシには福島産トマトもナメコはありません。
他県産はあっても福島産トマトとナメコが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ
 ※(24)を引用
 図―9 福島産トマトもナメコも無い福島県いわき市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県いわき市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(2)届出情報の統計-目的別索引-牛の個体識別情報検索サービス⇒【平成29年10月31日公表】  (毎年10月31日頃更新)⇒飼養頭数 牛の種別 市区町村別 平成29年9月末時点 ⇒Excelの福島県をホルスタイン種、ジャージー種、乳用種を除き集計
(3)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日~11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(4)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(5)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(6)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(7)研究報告|ひらた中央病院 | 医療法人 誠励会 | 福島県 医療 介護 リハビリ
(8)福島県の推計人口(平成30年4月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(9)平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(週1回更新) - 福島県ホームページ
(10)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(11)報道発表資料 |厚生労働省
(12)福島の肉用牛に出荷制限 政府、移動も禁止  :日本経済新聞
(13)福島牛販売促進協議会
(14)農林水産部 - 福島県ホームページ
(15)めげ猫「タマ」の日記 放射能が舞い散る福島(2017)
(16)第5回「福島県産農林水産物の風評払拭対策協議会」を開催します (METI/経済産業省)
(17)東京新聞:首相「獣医大学いいね」 加計理事長と15年2月面会 愛媛県が新文書:社会(TOKYO Web)
(18)東京都中央卸売市場-統計情報検索の産地を空欄および福島で検索
(19)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(20)『復興』着実な進展支持 「島サミット」閉幕、首脳宣言を採択:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(21)今月の農家さん vol.8 - JA福島さくらの情報サイト TORETATE
(22)福島県の旬(出回り時期) 野菜編
(23)なめこへのこだわり|いいカモくんの加茂農産
(24)イオンいわき店 | お買物情報やお得なチラシなど
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  1. 2018/05/22(火) 19:42:11|
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