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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島の水産物、首都圏の5店で常時販売、安全なの?

 福島で出店問題を抱える大手スーパーチェーンが(1)、首都圏の店舗で福島県産水産物を陳列するコーナーを常設すると発表しました。福島県の担当者は
「福島産の安全性を理解してもらい」
と言っているようですが(2)、(=^・^=)なりに調べると福島産海産物は
①福島第一原発から海洋への放射能流出が続いている。
②他よりも低く出る検査で安全とされている。
③ストロンチウム90が検査されていない。
等の特徴があり「安全」と言うには無理があります。
 (=^・^=)の住む街にしつこく福島産を並べている不愉快なスーパーチェーンがあります。このスーパーチェーンは福島県伊達市に新規出店を計画していますが、それには福島県が許可が必要です(1)。当然ながら福島県にスリスリするはずです。そのスーパーチェーンが5月24日に首都圏の5店舗で6月1日から福島県産水産物を陳列するコーナーを常設すると発表しました(2)。
大手スーパーチェーンの福島産水産物販売を報じる福島民報
 ※(3)を5月25日に閲覧
 図―1 大手スパーチェーンの福島産魚販売を報じる福島県の地方紙・福島民報

でも、福島産の魚って安全なののか心配です。
 福島のお魚は「『常磐もの』として東京の築地市場などで高く評価された」等との喧伝がママなされます(1)(4)。福島を代表する魚にヒラメがあります(5)。以下に各年4月のヒラメの取引価格を示します。
事故前から安値だった福島産ヒラメ
 ※(6)を集計
 図―2 各年4月のヒラメの取引価格(東京中央卸売市場)

 図に示す様に事故前より福島産ヒラメは全国平均より安く取引されています。福島産魚は「常磐もの」として高く評価されてはいません。
 福島第一原発では幾つかの排水路があります。以下に示します。
福島第一構内から海に続く福島第一排水路
 ※(7)にて作成
 図―3 福島第一排水路

 以下に各排水路のセシウム137濃度を示します。
法定限度を超えたセシウム137に汚染された福島第一排水路
 ※1(7)にて作成
 ※2 法定限度は(8)による。
 図―4 福島第一排水路のセシウム137

 以下に各排水路の全ベータ濃度を示します。
法定限度を超えた全ベータ汚染水が流れる福島第一排水路
 ※1(7)で作成
 ※2 法定限度は(8)に示すストロンチウム90の基準値を(9)にて全ベータに換算
 図―5 福島第一路排水の全ベータ濃度

 図に示す通り事故から7年近く経ちましたが、福島第一から海へは法定限度を超える放射能を含む汚染排水が流されています。 
 それでも「試験操業」との名目で福島県が安全を確認したと主張する魚種を対象に漁がおこなわれています(10)。この試験操業に新たにスズキなど6種が追加になることになります(4)。法定限度を超える放射能を含む汚染水が海に流れ続けているのに本当に「安全」か心配です。以下にスズキの検査結果を示します。
隣県産では見つかっても福島産スズキからは見つからないセシウム
 ※1(11)を集計
 ※2 日付けは捕獲日
 ※3 NDは検出限界未満(みつからな事)を示す
 ※4()内は検査先
 ※5 淡水は除く
 図―6 スズキの検査結果

 図に示す通り岩手産、宮城産、茨城産や千葉産スズキからセシウムが見つかっています。ところが福島県が検査した福島県産からは見つかっていません。海が繋がっているのに汚染源がある福島産だけからは見つからないとはおかしな話です。
 厚生労働省の発表(11)を見るとスズキ等の福島県産農水産物を出荷前検査を実施している福島県農業総合センターは福島県農林水産部に属します(12)。中立性に疑問がまります。福島産は他よりも低く出る検査で安全とされ出荷されます。
 図―5に示す様に福島第一からは法定限度を超えた全ベータを含む汚染水が海に流れ続けています。
全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質で、全ベータの半分がストロンチウム90由来です(9)。当然ながらセシウムだけでなくストロンチウム90の汚染も心配です。
 ところが厚生労働省はストロンチウム90の検査は必要ないとしています。ストロンチウム90はセシウムに対し一定の割合を想定すればよいとの説明です。厚生労働省は放射性物質がセシウムだけなら1キログラム当たり120ベクレルまで「安全」であり、基準値は100ベクレルとしています(13)。するとセシウム20ベクレル相当がストロンチウム90等の放射性物質よる被ばく分です。1ベクレルの放射性物質を取り込んだとして
 セシウム137では  0.013マイクロシーベルト
 ストロンチウム90では0.028マイクロシーベルト
の被ばくをします(14)。この割合から考えると厚生労働省が想定しているストロンチウム90の限度は1キログラム当たりで
  9ベクレル(20×0.013÷0.028)
になります。現行の基準値を下回った食品から1キログラム当たり9ベクレルを超えるストロンチウム90が見つかれば、基準値以下でも「安全」とは言えなくなります。
以下に福島原発沖20km圏内の魚のストロンチウム90の検査結果を示します。
過去最高のストロンチウム90が見つかった今年の福島の魚
 ※(15)を集計
 図―7 20km圏内の魚のストロンチウム90の検査結果

 図に示す様に本年は過去最高となる1キログラム当たり30ベクレルのストロンチウム90を含む魚が見つかりました(13)。最高値を出した魚(クロダイ)セシウムは基準値以下の50.2ベクレルですので、危険なレベルのストロンチウ90です。この件は福島の魚はストロンチウム90が検査されていない限り「安全」とは言えません。
 以上をまとめると福島産海産物は
 ①福島第一原発から海洋への放射能流出が続いている。
 ②他よりも低く出る検査で安全とされている。
 ③ストロンチウム90が検査されていない。
等の特徴があり「安全」と言うには無理があります。 

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島県は出店許可をちらつかせ、安全とは言えない福島産を当該スーパーに販売させているみたいです。福島県のやりか方は悪質です。こんなところが「風評被害」を主張しても(16)、福島の皆様は信じないと思います。
 福島県相馬市産米の全量・全袋検査数が13万件を超えました(17)。同市は人口4万に満たない市(18)なので、市民が食べるには充分なりょうです。同市辺りのお米は年間を通して穏やかな気候の中で育まれた銘柄米です(19)。福島県は福島産は「安全」だと主張しています(20)。でも、福島県相馬市のスーパーのチラシには福島産米はありません。
他県産はあっても福島産米が無い福島県相馬市のスーパーのチラシ
 ※(21)を引用
 図―8 福島産米が無い福島県相馬市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県相馬市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。




―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)【ふくしまプレミア】県都福島市が隣接・伊達市へのイオン進出に横やり 流出食い止めたい伊達市VS空洞化懸念の福島市(1/4ページ) - 産経ニュース
(2)<イオン>福島の水産物、首都圏の5店で常時販売へ | 河北新報オンラインニュース
(3)福島民報
(4)6魚種6月試験操業 県漁連31日に正式決定 | 東日本大震災 | 福島民報
(5)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(6)東京都中央卸売市場-統計情報検索を「大分類:鮮魚」⇒「中分類:そのた鮮魚」⇒「品目(小分類):ひらめ(国内)」で検索
(7)中長期ロードマップ|東京電力⇒中長期ロードマップの進捗状況⇒2018年4月26日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第53回事務局会議)⇒【資料3-6】環境線量低減対策(9.52MB)PDF
(8)サンプリングによる監視|東京電力中の「サブドレン・地下水ドレンに関するサンプリング」
(9)めげ猫「タマ」の日記 全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質
(10)試験操業の流れ - 福島県ホームページ
(11)報道発表資料 |厚生労働省
(12)農林水産部 - 福島県ホームページ
(13)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(14)報道配布資料|東京電力中の「201*年度 第*四半期採取分」
(15)2017年7月13日魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域> 2016年度 第4四半期採取分(PDF 756KB)
(16)福島県風評・風化対策強化戦略について - 福島県ホームページ
(17)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報
(18)福島県相馬市ホームページ
(19)特産品情報 | 地区別くらし情報 そうま地区 | JAふくしま未来
(20)ふくしまプライド。
(21)Webチラシ情報 | フレスコキクチ中の「相馬店」
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