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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

NHKの嘘発信、福島産魚は高値、実は安値

 NHKは福島産魚について
  「震災と原発事故の前、福島県沿岸で水揚げされた魚は<中略>高値で取り引きされていました。」
と発信していました(1)。でも、福島を代表する魚であるヒラメ(2)の事故前の2010年4月の東京中央卸売市場の取引価格を見ると、1キログラムあたりで
 全国平均 1,809円
 福島産  1,367円
です(3)。福島産の魚は事故前から高値でなく安値で取引されています。NHKは「嘘」を発信しています。これではNHKは国民の知る権利(4)を担保しません。
 福島第一原発では幾つかの排水路があります。以下に示します。
福島第一構内から海に続く福島第一排水路
 ※(5)にて作成
 図―1 福島第一排水路 

 以下に各排水路の全ベータ濃度を示します。
事故から7年以上を経て汚染水を海に流す福島第一
 ※1(5)で作成
 ※2 法定限度は(6)に示すストロンチウム90の基準値を(7)にて全ベータに換算
 図―2 福島第一路排水の全ベータ濃度

 図に示す通り事故から7年近く経ちましたが、福島第一から海へは法定限度を超える放射能を含む汚染排水が流されています。 
 厚生労働省はストロンチウム90の検査は必要ないとしています。ストロンチウム90はセシウムに対し一定の割合を想定すればよいとの説明です。厚生労働省は放射性物質がセシウムだけなら1キログラム当たり120ベクレルまで「安全」であり、基準値は100ベクレルとしています(8)。するとセシウム20ベクレル相当がストロンチウム90等の放射性物質よる被ばく分です。1ベクレルの放射性物質を取り込んだとして
 セシウム137では  0.013マイクロシーベルト
 ストロンチウム90では0.028マイクロシーベルト
の被ばくをします(9)。この割合から考えると厚生労働省が想定しているストロンチウム90の限度は1キログラム当たりで
  9ベクレル(20×0.013÷0.028)
になります。現行の基準値を下回った食品から1キログラム当たり9ベクレルを超えるストロンチウム90が見つかれば、基準値以下でも「安全」とは言えなくなります。
以下に東京電力が実施している福島原発沖20km圏内の魚のストロンチウム90の検査結果を示します。
過去最高のストロンチウム90が見つかった今年の福島の魚
 ※(10)を集計
 図―3 20km圏内の魚のストロンチウム90の検査結果

 図に示す様に本年は過去最高となる1キログラム当たり30ベクレルのストロンチウム90を含む魚が見つかりました(13)。最高値を出した魚(クロダイ)セシウムは基準値以下の50.2ベクレルですので、危険なレベルのストロンチウ90です。福島の魚はストロンチウム90が検査されていない限り「安全」とは言えません。
 福島を代表する魚にヒラメがあります(2)。(=^・^=)の知る限り食品単品のストロンチウム90の検査を実施しているのは福島原発沖20km圏内の魚のみです。ただし、すべての魚種を検査しているわけではなく、ヒラメの検査結果はありません。
 それでも「試験操業」との名目で、原発事故前に主力だったすべての魚介類で「安全」だとして漁がおこなわれています(1)(11)。さらには福島で出店問題を抱える大手スーパーチェーン(12)は6月1日、福島県産の魚介類を専門に扱うコーナーを、東京と埼玉の計5店に開設しました(13)。これはNHKも発信しておます。NHKの発信では、福島のお魚を
「震災と原発事故の前、福島県沿岸で水揚げされた魚は『常磐もの』と呼ばれ、市場での評価が高く、高値で取り引きされていました。」
と発信していました(1)。(=^・^=)は福島のお魚がおいしいと思った事がないので、本当かなと思いました。そこで福島を代表する魚種であるヒラメの東京中央卸売市場の取引価格を調べて見ました。以下に各年4月のヒラメの取引価格を示します。
事故前から安値だった福島産ヒラメ
 ※(4)にて作成
 図-4 各年4月のヒラメの取引価格(東京中央卸売市場)

図に示すとおり福島産ヒラメは事故前から全国平均より低い価格で取引されていました。数値を記載すると事故前の2010年4月の東京中央卸売市場の取引価格を見ると、1キログラムあたりで
 全国平均 1,809円
 福島産  1,367円
です(3)。福島産の魚は事故前から高値でなく安値で取引されています。NHKは「嘘」を発信しています。これではNHKは国民の知る権利(4)を担保しません。
 

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 NHKは福島産について「安全なのに売れない」などとの発信も行っています(14)。NHKは本文に記載の通り「嘘」を平然の発信します。これを福島の皆様が信用するか興味があります。
 福島県を代表する農畜産物に牛肉があります(2)。福島の牛肉はおいしいそうです(15)。福島県は福島産牛肉は「安全」だと主張しています(16)。でも、福島県相馬市のスーパーのチラシには福島産牛肉はありません。
他県産はあっても福島産牛肉が無い福島県相馬市のスーパーのチラシ
 ※(17)を引用
 図―5 福島産が無い福島県のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県相馬市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)首都圏に「常磐もの」専門売り場|NHK 福島県のニュース
(2)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ(2)
(3)東京都中央卸売市場-統計情報検
(4)NHK受信料「合憲」=テレビ設置時から義務-「知る権利を充足」最高裁が初判断:時事ドットコム
(5)中長期ロードマップ|東京電力⇒中長期ロードマップの進捗状況⇒2018年5月31日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第54回事務局会議)⇒【資料3-6】環境線量低減対策(10.2MB)PDF
(6)サンプリングによる監視|東京電力中の「サブドレン・地下水ドレンに関するサンプリング」
(7)めげ猫「タマ」の日記 全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質
(8)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(9)報道配布資料|東京電力中の「201*年度 第*四半期採取分」
(10)2017年7月13日魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域> 2016年度 第4四半期採取分(PDF 756KB)
(11)試験操業の流れ - 福島県ホームページ
(12)【ふくしまプレミア】県都福島市が隣接・伊達市へのイオン進出に横やり 流出食い止めたい伊達市VS空洞化懸念の福島市(1/4ページ) - 産経ニュース
(13)イオン、福島産専門の鮮魚コーナー=東京・埼玉5店に開設:時事ドットコム
(14)「安全なのに売れない」~福島“風評被害“はいま~ - NHK クローズアップ現代+
(15)ふくしまの牛 おいしい店・買える店 | ふくしまのお肉 | JA全農福島
(16)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(17)Webチラシ情報 | フレスコキクチ
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  1. 2018/06/02(土) 19:42:46|
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