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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

事故後、最大の価格差、4月の福島産アスパラガス

 4月アスパラガス価格を最大産地の北海道(1)と比較すると、1キログラム当たりで
  福島産  1,368円
  北海道産 1,935円
  福島産が△567円安
です(2)。2011年4月の価格差△430円よりも大きく、事故以降最大です。これは福島産に対する消費者の正しい理解が進んだ結果であり当然のことです。
 福島県を代表する野菜にアスパラガス、キュウリ、トマトがあります(3)。以下に福島産アスパラガスの東京中央卸売市場への月別出荷量を示します。
4月から本格化する福島のアスパラガス出荷
 ※1(2)を集計
 ※2 4月までは2008年から18年までの平均、5月以降は2008年から17年までの平均
 図-1 福島産アスパラガスの東京中央卸売市場への月別出荷量

 図に示すとおり福島産アスパラガスの出荷は4月から始まります。福島のアスパラガスのシーズンはキュウリやトマトより早く始まります。アスパラガス価格はその年度の福島産野菜価格の選考指標になります。
 福島のアスパラガス産地の一つに二本松市、本宮市、大玉村からなる安達地区(4)があります(5)。以下に位置を示します。
 事故から7年を経て汚染されている福島
※1(6)のデータを(7)に示す手法で3月11日に換算
 ※2 旧避難区域は(8)による。
 図―2 事故から7年以上を経て汚染されている福島

 図に示す様に福島では国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルト(9)を概ね超えています。福島のアスパラガスは汚染された地でも作られています。以下に安達地区の各年5月から翌年4月までの1年間の合計の葬式数を示します。
 以下に福島盆地が広がる市と町の各年1-4月の葬式(死者数)を示します。
 事故後に葬式が増えた福島・安達
※1(10)を集計
 ※2 各年5月から翌年4月の1年間
 ※3 震災犠牲者は(11)により、行方不明者を含み関連死を含まず
 図―3 福島・安達の各年5月から翌年4月の1年間の葬式(死者)数

 福島・安達の葬式(死者)数は
 事故前(2009年5月~翌年4月)1,064人
 近々(2017年5月~翌年4月) 1,207人
で13.4%増えていました。このような事が起こる確率を計算したら0.2%でした。

 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
 ※計算方法は(=^・^=)の過去の記事(12)による。
有意差検定表

 福島県のひらた中央病院が福島産米や野菜を避けるか、避けないかのアンケート結果を発表しています(13)。以下に結果を示します。
表ー1 福島産米や野菜を許容すかのアンケート結果
 ※ (13)を集計
福島産許容する割合が多い郡山市、少ない相馬・南相馬市

 表に示す通り、地域によって大きな差があります。相馬市・南相馬市では表に示す通り715人中530人の方(全体の74%)が福島産野菜を避けています。以下に相馬・南相馬市の同じく各年5月から翌年4月までの合計の葬式数を示します。
 震災犠牲者を除けば事故後も葬式が増えていない相馬・南相馬
※1(10)を集計
 ※2 各年5月から翌年4月の1年間
 ※3 震災犠牲者は(11)により、行方不明者を含み関連死を含まず
 図―4 相馬・南相馬市の各年5月から翌年4月の1年間の葬式(死者)数

 図に示すとおり震災犠牲者を除けばそれ程には増えていません。数値を記載すると
 事故前(2009年5月~翌年4月)  1,338人
 近々(2017年5月~翌年4月)   1,325人
でほんと変りありません。
 福島産アスパラガスは汚染され葬式が増えた安達は産地の一つです。そして、福島産野菜を避けている相馬・南相馬市では葬式が増えていません。福島県は福島産アスパラガスは「安全」だとしていますが(14)、消費者の理解が得られるのでしょうか?以下にアスパラガスの東京中央卸売市場の取引価格を示します。
価格差が最大となった福島産アスパラガス
 ※(2)にて作成
 図-5 アスパラガスの東京中央卸売市場の取引価格

 北海道は日本最大のアスパラガスの産地です(1)。北海道と福島を比較すると、事故前は図に示すようにほぼ同等の価格でした。事故後は福島産は大幅にやすくなりました、その後は1キログラム当たりで
  福島産  1,368円
  北海道産 1,935円
  福島産が△567円安
です(2)。2011年4月の価格差△430円よりも大きく、事故以降最大です。これは福島産に対する消費者の正しい理解が進んだ結果であり当然のことです。


<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島産を避けているのは福島の皆様も同じだと思います。
 福島県郡山市産米の全量・全袋検査数が125万件を超えました。福島県最大です(15)。同市の人口は約33万人なので(16)、市民が食べるには十分な量です。同市のお米はあさか舞とゆうブランド米で、おいしいそうです。もちろん「安全」です(17)。でも、福島県郡山市のスーパーのチラシには福島産米はありません。
他県産はあっても福島産米が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ
 ※(18)を引用
 図―6 福島産米が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県郡山市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)アスパラガスの生産量の都道府県ランキング(平成28年) | 地域の入れ物
(2)東京都中央卸売市場-統計情報検索

(3)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(4)福島県 - Wikipedia
(5)安達の農業 - 福島県ホームページ
(6)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日~11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(7)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(8)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(9)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(10)福島県の推計人口(平成30年5月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(11)平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(週1回更新) - 福島県ホームページ
(12)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(13)研究報告|ひらた中央病院 | 医療法人 誠励会 | 福島県 医療 介護 リハビリ
(14)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(15)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報
(16)JA郡山市の米「あさか舞」(コシヒカリ・ひとめぼれ)ネット通販サイト
(17)イトーヨーカドー 郡山店
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  1. 2018/06/06(水) 19:50:29|
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