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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島産カレイ復活(2018年1-4月)、要注意

 福島県松川浦漁港のカレイの水揚げ量は事故前(2002年)は日本第二位です(1)。カレイは福島を代表する魚です。福島産カレイの各年1-3月の東京中央卸売市場の出荷量(2)を見たら
 事故前(2010年1-4月) 134トン
 昨年(2017年1-4月)   38トン
 今年(2018年1-3月)   45トン
で、昨年に比べ倍近くに増え、事故前の3分の1を超えました。福島産カレイは復活しつつあり注意が必要です。
 福島県松川浦漁港のカレイの水揚げ量は故前(2002年)は日本第二位です(1)。カレイは福島を代表する魚です。以下に各年1-4月の東京中央卸売市場への出荷量を示します。
再び増加した福島産ヒラメの東京中央卸売市場への出荷量
 ※(2)を集計
 図―1 福島産カレイの東京中央卸売市場への出荷量

 図に示すように出荷量が回復しています。数値を記載すると
 事故前(2010年1-4月) 134トン
 昨年(2017年1-4月)   38トン
 今年(2018年1-3月)   45トンで、昨年に比べ倍近くに増え、事故前の3分の1を超えましたでも、「安全」か不安です。
 福島第一原発では幾つかの排水路があります。以下に示します。
福島第一構内から海に続く福島第一排水路
 ※(3)にて作成
 図―2 福島第一排水路

 以下に各排水路のセシウム137濃度を示します。
事故から7年以上経て法定限度を超えたセシウム137で汚染された排水が流れる福島第一排水路
 ※1(3)にて作成
 ※2 法定限度は(4)による。
 図―3 福島第一排水路のセシウム137

 図に示す通り事故から7年間、法定限度を超える汚染排水が流れて続けています。福島の海は汚染され続けています。厳格な検査が必要です。福島県相馬地方は福島県沿岸部に位置し北を宮城県に接しています(5)。以下の2017年度以降の相馬地方と隣接する宮城県産のマガレイの検査結果を示します。
宮城産では見つかっても福島・相馬産からは見つからないマガレイのセシウム
 ※1(6)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからい事)を示す。
 ※3 日付けは捕獲日
 図―4 マガレイの検査結果

 図に示しように宮城県等が実施した宮城産マガレイからセシウムが見つかっていますが、福島県が検査した福島産マガレイからはセシウムが見つかっていません。宮城県に比べ汚染源に近い福島産マガレイの検査結果低く出ています。似たような事はスズキやイラコアナゴでも起こっています(7)(8)。
 マガレイ等の福島産農水産物は福島県農林水産部に属する福島県農業総合センターです(9)。福島県の検査結果で全てが検出限界未満(ND)としても「安全」とは言えません。
 以下に各排水路の全ベータ濃度を示します。
福島第一構内から海に続く福島第一排水路
 ※1(3)で作成
 ※2 法定限度は(4)に示すストロンチウム90の基準値を(10)にて全ベータに換算
 図―5 福島第一路排水の全ベータ濃度

 図に示す通り事故から7年近く経ちましたが、福島第一から海へは法定限度を超える全ベータを含む汚染排水が流されています。福島の海は汚染され続けています。全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質で、全ベータの半分がストロンチウム90由来です(10)。当然ながらセシウムだけでなくストロンチウム90の汚染も心配です。
 ところが厚生労働省はストロンチウム90の検査は必要ないとしています。ストロンチウム90はセシウムに対し一定の割合を想定すればよいとの説明です。厚生労働省は放射性物質がセシウムだけなら1キログラム当たり120ベクレルまで「安全」であり、基準値は100ベクレルとしています(11)。するとセシウム20ベクレル相当がストロンチウム90等の放射性物質よる被ばく分です。1ベクレルの放射性物質を取り込んだとして
 セシウム137では  0.013マイクロシーベルト
 ストロンチウム90では0.028マイクロシーベルト
の被ばくをします(11)。この割合から考えると厚生労働省が想定しているストロンチウム90の限度は1キログラム当たりで
  9ベクレル(20×0.013÷0.028)
になります。現行の基準値を下回った食品から1キログラム当たり9ベクレルを超えるストロンチウム90が見つかれば、基準値以下でも「安全」とは言えなくなります。
以下に福島原発沖20km圏内の魚のストロンチウム90の検査結果を示します。
過去最高のストロンチウム90が見つかった今年の福島の魚
 ※(12)を集計
 図―6 20km圏内の魚のストロンチウム90の検査結果

 図に示す様に本年は過去最高となる1キログラム当たり30ベクレルのストロンチウム90を含む魚が見つかりました(13)。最高値を出した魚(クロダイ)セシウムは基準値以下の50.2ベクレルですので、危険なレベルのストロンチウ90です。この件は福島の魚はストロンチウム90が検査されていない限り「安全」とは言えません。
 福島県漁連は190種の魚介類を試験操業の対象にしています(14)。東京電力は福島第一原発から20km圏内でとれたお魚のストロンチウム90の検査結果を発表しています(12)。だたし1回でも検査結果があるのは190種類のうち、イシガレイ、カザミ、コモンカスベ、シロザケ、ババガレイ、ブリ、マアジ、マコガレイ、マゴチの9種類です。福島産マガレイの検査結果はありません。福島は安全とは言えない福島産カレイを出荷しています。注意が必要です。
 
<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島県の検査は本文記載の通り怪しげです。それでも、福島県の検査を根拠に福島産は「安全」だとされ、販売されています(15)。これでは福島の皆様は不安だと思います。
 福島を代表する野菜にトマトがあります(16)。福島県矢吹町ではトマトの出荷が始まりました。同町産のトマトは味が濃くフルーツのような甘さだそうです(17)。福島県は福島産トマトは「安全」だと主張しています(18)。でも、福島県のスーパーのチラシには福島産はありません。
他県産はあっても福島産トマトが無い福島県矢吹町のスーパーのチラシ

 ※(19)を引用
 図―7 福島産トマトが無い福島県矢吹町のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県矢吹町の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)カレイ - Wikipedia
(2)東京都中央卸売市場-統計情報検索中を「大分類⇒鮮魚、中分類⇒かれい類」で検索
(3)中長期ロードマップ|東京電力⇒中長期ロードマップの進捗状況⇒2018年5月31日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第54回事務局会議)⇒【資料3-6】環境線量低減対策(10.2MB)PDF
(4)サンプリングによる監視|東京電力中の「サブドレン・地下水ドレンに関するサンプリング」
(5)相馬地方広域市町村圏組合
(6)報道発表資料 |厚生労働省
(7)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(5月3回)―汚染コシアブラが各地で市場流出―
(8)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(4月2回目)―宮城産イラコアナゴからセシウム、福島産は事故以降は全てND―
(9)農林水産部 - 福島県ホームページ
(10)めげ猫「タマ」の日記 全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質
(11)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(12)報道配布資料|東京電力中の「201*年度 第*四半期採取分」
(13)2017年7月13日魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域> 2016年度 第4四半期採取分(PDF 756KB)
(14)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ中の「海産魚介類編 [PDFファイル/196KB]
(15)イオン:福島の魚を常設販売 首都圏5店舗
(16)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(17)トピックス | JA夢みなみ
(18)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(19)ヨークベニマル/お店ガイド
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  1. 2018/06/08(金) 19:43:00|
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