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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

食品中の放射性セシウム検査のまとめ(6月1回)―福島スズキ漁再開、隣県のスズキからはセシウム―

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。6月1日までの食品中の放射性セシウムの検査結果が6から11日遅れで発表になったので(3)(4)(5)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。先回(6)に続き今回もしっかりセシウム入り汚染が見つかっています。しかも市場流出です。牛肉を除く検査結果の概要は以下の通りです。
  ①検査数 3,157件中59件の基準超え(全体の2%)
  ②平均は、1キログラム当たり8ベクレル、最大780ベクレル(群馬県産コシアブラ)。
 事故から7年以上経て市場流出が起こるセシウム汚染食品
  ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(7)を参照
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2018年6月1回)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値(8)超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県

 危険なセシム汚染が宮城、福島、群馬、新潟、長野で見つかっています。今週の発表から
 ① 宮城県産汚染ワラビが市場流出、15日間発表しません。
 ② 福島スズキ漁再開、隣県のスズキからはセシウム
 ③ 福島県はさやいんげんの安全宣言、主要産地の検査結果はありません。
 ④ 福島市産タケノコから過去タイのセシウム
 などの特徴が読み取れ福島産は安全とは言えません。

1.宮城県産汚染ワラビが市場流出、15日間発表しません。
 宮城県ワラビおよび新潟県産コシアブラで基準値を超えるセシウムを含む汚染食品が市場に流出しているとの発表がありました(10)(11)。特に宮城県産は基準値(8)の4倍近い1キログラム当たり360ベクレルのセシウムを含みます。何も知らない消費者が食べてしまう危険があります。すぐに公表すべきと思いますが、安部出戻り内閣の官僚は別の忖度をしたようです。

2.福島スズキ漁再開、隣県のスズキからはセシウム
 千葉県および茨城県産スズキからセシウムが見つかったと発表がありました(13)(14)。福島は6月1日にスズキの操業を再開しました(15)。福島産が気になります。以下に検査結果を示します。
隣県では見つかっても福島産スズキからは見つからないセシウム
 ※1(1)を集計
 ※2 日付けは捕獲日
 ※3 NDは検出限界未満(みつからな事)を示す
 ※4()内は検査先
 ※5 淡水は除く
 図―2 スズキの検査結果

 図に示す通り茨城・千葉産だけでなく、岩手産、宮城産のスズキからもセシウムが見つかっています。ところが福島県が検査した福島県産からは見つかっていません。
 千葉県産マトウダイからセシウムが見つかったと発表がありました(16)。以下に検査結果を示します。
隣県では見つかっても福島産マトウダイからは見つからないセシウム
 ※1(1)を集計
 ※2 日付けは捕獲日
 ※3 NDは検出限界未満(みつからな事)を示す
 ※4()内は検査先
 図―3 マトウダイの検査結果

 図に示すように千葉産だけでなく茨城県産からもセシウムがみつかっています。ところが福島県が検査した福島県産からは見つかっていません。
 スズキにしてもマトウダイにしても、福島隣県ではセシウムが見つかっているのに、福島県が検査した汚染源がある福島産からは見つかりません。海はつなっているのにおかしな話です。スズキやマトウダイなどの福島産の農水産物の出荷前検査は、厚生労働省の発表(1)を見ると、すべてを福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(17)が実施してます。中立性に疑問があります。福島産は他より引く出る検査で「安全」とされ出荷されます。


3.福島県はさやいんげんの安全宣言、主要産地の検査結果はありません。
 福島県は全国2位のさやいんげんの産地です(18)。6月に入りそろそろシーズンです(19)。福島県は福島産さやいんげんが安全であることを「検査」で確認したと発表しました(20)。
さやいんげんの安全宣言をする福島県
 ※(20)を引用
 図―4 さやいんげんの安全宣言をした福島県

 以下に福島県の市町村別のさやいんげんの生産量を示します。
田村、須賀川、会津美里、郡山、二本松が上位を占める福島のさやいんげん生産
 ※(21)より作成
 図―5 福島産さやいんげんの市町村別の出荷量(2007年)

 図に示す通り田村市がトップで、須賀川市、会津美里町、郡山市、二本松市が続きます。一方で相馬市や南相馬市の出荷量はそれほどには多くありません。以下に位置を示します。
事故から7年以上経て汚染が日理がる福島
 ※1(22)のデータを元に(23)に示す方法で6月1日に換算
 ※2 避難区域は(24)による。
 ※3 は今シーズンのさやいんげんの検査状況で(1)および(25)による。
 図―6 さやいんげんの検査状況

 図に示す通り事故から7年が経過しましたが国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(26)地域が広がっています。特に首位の田村市は避難地域が設定されていました(24)。福島のさやいんげんは汚染された地で栽培されます。
 以下にさやいんげんの主要産地(田村市、須賀川市、会津美里町、郡山市、二本松市)の各年1月~4月の葬式(死者数)を示します。
事故後に葬式が増えた福島のさやいんげん産地
 ※1(27)を集計
 ※2 各年1-4月の4ヶ月間
 ※2 震災犠牲者は(28)により、行方不明者を含み関連死を含まず
 図―7 さやいんげん主要産地(田村市、須賀川市、会津美里町、郡山市、二本松市)の各年1-4月の葬式(死者)数

 さやいんげん主要産地の4市1町の葬式(死者)数は
 事故前(2010年1月~4月)1,924人
 今年(2018年1月~4月) 2,191人  
で14%増えていました。このような事が起こる確率を計算したら0.003%でした。

 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
 ※計算方法は(=^・^=)の過去の記事(29)による。
有意差検定表

福島県のひらた中央病院が福島産米や野菜を避けるか、避けないかのアンケート結果を発表しています(7)。以下に結果を示します。
 表―2 福島産米や野菜を許容すかのアンケート結果
 ※ (30)を集計
福島産許容する割合が多い郡山市、少ない相馬・南相馬市

 表に示す通り、地域によって大きな差があります。相馬市・南相馬市では福島産米と野菜を共に許容する方は7%です。福島産さやいんげんを避けているかたも多いと思います。そこで比較のために相馬・南相馬合計の葬式数を集計してみました。相馬・南相馬市の葬式(死者)数は
 事故前(2010年1月~4月)478人
 今年(2018年1月~4月) 456人
で(27)少し減っていますが、統計的な差があるとまではいえません。
 汚染され葬式が増えた地で主に栽培される福島産さやいんげんは、確り検査してほしいともいます。ところが図―6に示すように福島の主要さやいんげん産地の4市1町の検査がありません。それでも福島県は福島産さやいんげんは検査で安全が確認されたと発表しました(20)。福島産は汚染がひどく葬式が増えた主要産地を避けた検査で安全とされ出荷されます。

4.福島市産タケノコからタイ最高のセシウム
 福島県福島市産タケノコから基準値(8)の3倍以上の1キログラム当たり310ベクレルのセシウムが見つかったと発表がありました(31)。以下に推移を示します。
事故から7年以上経て再上昇し過去タイを記録した福島市産タケノコ
 ※1(1)を集計
 ※2 日付けは収穫日
 ※3 NDは検出限界未満(みつからな事)を示す
 図―8 福島市産の検査結果
 
 図に示す通り事故以降の過去タイです。
 事故から7年以上を経ましたが、福島産はセシウム汚染が上昇し事故直後と同じ値を記録する物があります。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 ・市場流出してもすぐには公表されないセシウム汚染食品
 ・検査されていなくても検査で安全とされる福島産
 ・他所より低くでる検査で安全とされる福島産
 ・セシウム濃度が上昇する事がある福島産
(=^・^=)は不安なので「買わない、食べない、出かけない」の「フクシマ3原則」を決めています。でも、これって(=^・^=)だけではないようです。
 福島を代表する野菜にトマトがあります。福島県白河市も主要な産地です(32)。6月に入り福島もトマトのシーズンです(33)。福島県白河市当たりのトマトはほどよい酸味がトマト本来の甘みを引き立つそうです(34)。福島県は福島産トマトは「安全」だと主張しています(20)。でも、福島県白河市近郊のスーパーのチラシには福島産トマトはありません。 
他県産はあっても福島さんトマトがない福島県白河市近郊のスーパーのチラシ
 ※(35)を引用
 図―9 福島産トマトが無い福島県白河市近郊のスーパーのチラシ

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第1084報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)食品中の放射性物質の検査結果について(第1085報) |報道発表資料|厚生労働省
(5)食品中の放射性物質の検査結果について(第1086報) |報道発表資料|厚生労働省
(6)<めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(5月3回)―汚染コシアブラが各地で市場流出―/a>
(7)
めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(8)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(9)(3)中の「3 国立医薬品食品衛生研究所の検査結果」⇒検査結果(PDF:38KB)
(10)(9)中のNo5(宮城産)
(11)(9)中のNo16、17(新潟産)
(12)(5)中の「1 自治体の検査結果」⇒検査結果(PDF:1,191KB)
(13)(12)中のNo3024、3029(千葉産)
(14)(6)中の「1 自治体の検査結果」⇒「a href="http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11135000-Shokuhinanzenbu-Kanshianzenka/0000207261_4.pdf" target="_blank" title="検査結果(PDF:795KB)">検査結果(PDF:795KB)」⇒「No2985」
(15)スズキの試験操業開始 いわき市漁協相馬双葉漁協 | 県内ニュース | 福島民報
(16)(12)中のNo3022
(17)(5)中の「1 自治体の検査結果」⇒「検査結果(PDF:795KB)」⇒「No2985」
(18)さやいんげん サヤインゲン
(19)さやいんげん 会津みどり農業協同組合 野菜 産地 栽培 出荷
(20)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(21)(20)中のやさい編 [PDFファイル/179KB]
(22)作物統計調査1>市町村別データ>平成19年産市町村別データ>年次2007年中の「6-3 野菜(果菜類)⇒福島県⇒Excel」
(23)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(24)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(25)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(27)品目から探す | 福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報を「野菜⇒さ行⇒サヤインゲン、サヤインゲン(施設)で検索
(26)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(27)福島県の推計人口(平成30年5月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(28)平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(週1回更新) - 福島県ホームページ
(29)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(30)研究報告|ひらた中央病院 | 医療法人 誠励会 | 福島県 医療 介護 リハビリ
(31)(5)中の⇒「2 緊急時モニタリング又は福島県の検査結果」⇒「検査結果(PDF:868KB)」⇒「No388」
(32)福島県の旬(出回り時期) 野菜編
(34)高品質トマト(白河ブランド認定) ふくしま県南9uality
(35)イオン白河西郷店 | お買物情報やお得なチラシなど
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テーマ:どうでもいい報告 - ジャンル:日記

  1. 2018/06/10(日) 19:41:18|
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