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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

除染土利用計画段階で購入拒否、風評被害?

 福島県二本松市で除染土を道路造成に再利用する環境省の実証事業で、予定地周辺の稲を使った家畜用発酵飼料を手掛ける市内の生産組合が、取引先から購入を拒まれているそうです(1)。これについて「風評被害」と報じられていますが(1)(2)、工事が始まっても関係者に通知される保証はなく、たとえ、計画段階でも危険が生じる可能性があれば、避けるの当然であり「風評被害」ではありません。
 福島では除染が進められていますが(3)、除染伴い東京ドーム(容量124万立方メートル)(4)の約18個分の2200万立方メートルの除染廃棄物が出ると見積もられています(3)。当面は中間貯蔵施設に運ばれることになっていますが、中間貯蔵施設は2045年3月までで、その後は福島県外で最終処分されることになっています(5)。膨大は除染廃棄物を再利用する計画が進められいます(6)。
 放射能汚染物の再利用には事故前からセシウム137で1キログラム当たり100ベクレルとの基準値が設けられています(7)。一方で国の責任で処分するとされる汚染物は1キログラム当たり8000ベクレルとなっています(8)。100ベクレルと8000ベクレルについては
 ひとこで言えば、
・100Bq/kgは「廃棄物を 安全に再利用できる基準 安全に再利用できる」
・8,000Bq/kgは「廃棄物を安全に処理するための基準 廃棄物を安全に処理するための基準 」
との説明が従前より環境省によってなされています(9)。この考えに沿えば1キログラム当たり100ベクレル以上のセシウム137に汚染された除染廃棄物は再利用ができず「廃棄物」として処理されなければなりません。ところが100ベクレルから8000ベクレルの放射能汚染物を再利用する計画が進められています(6)。
 福島県二本松市では除染で発生した土を道路で路床に利用する計画が進められています(10)。事業予定地の同市原セ才木(はらせさいき)地区では、畜産農家5戸でつくる安達太良飼料生産受託組合が生産主体では原料の稲は周辺を含む稲作農家約35戸から購入し、一部を販売しています。ところが、昨年飼料を販売した県内の大規模畜産農家から5月上旬、「そういう餌は要らない」と連絡があった。理由について「除染土再利用事業の影響を不安視する顧客から問い合わせがあった」といった趣旨の説明を受けたというそうです(1)。
 これについて福島発の報道は「風評被害」を主張しています。
除染土の再利用の計画段階で「風評被害」と報じる福島のローカルテレビ(FTV)
 ※(2)をキャプチャー
 図―1 除染土の再利用の計画段階で「風評被害」と報じる福島のローカルテレビ(FTV)

 (=^・^=)はこの7年間、福島を見ていると福島には誠実さが全くありません。(=^・^=)の見る限り福島はなんの科学的根拠もなく福島は「安全」、「風評被害」を喧伝しています。
 福島県福島市は福島県最大のサクランボ産地です(11)。以下に示します。
事故から7年以上過ぎて汚染されている福島
 ※1(12)のデータを元に(13)に示す方法で6月1日に換算
 ※2 避難区域は(14)による。
 図―2 本記事で取り上げる市や村

 図に示す通り事故から7年が経過しましたが国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(15)地域が広がっています。福島のサクランボは汚染された福島市で作られています。
 いかに福島市の各年1-4月の合計の葬式数を示します。
事故後に葬式が増えた福島県福島市
 ※1(16)を集計
 ※2 各年1-4月の4ヶ月間
 ※3 震災犠牲者は(17)により、行方不明者を含み関連死を含まず
 図―3 福島県福島市の各年1-4月の葬式(死者)数

 福島市の葬式(死者)数は
 事故前(2010年1月~4月)1,042人
 今年(2018年1月~4月) 1,235人
で19%増えていました。2010年と2018年に亡くなった方を一つのグループとして、これを2010年と2018年に亡くなった方の二つのグループに分けます。もし、葬式が増えていないなら同じ数になります。一方で2018年の葬式が増えているなら、2018年が多くなるます。葬式が増えていないとして、このような事が起こる確率を計算したら0.005%でした。福島市で葬式が増えていないとは言い難い状況です。以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。


 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
 ※計算方法は(=^・^=)の過去の記事(18)による。
有意差検定表

福島県のひらた中央病院が福島産米や野菜を避けるか、避けないかのアンケート結果を発表しています(19)。以下に結果を示します。
 表ー2 福島産米や野菜を許容すかのアンケート結果
 ※ (19)を集計
福島産許容する割合が多い郡山市、少ない相馬・南相馬市

 表に示す通り、地域によって大きな差があります。相馬市・南相馬市では福島産米と野菜を共に許容する方は7%です。果物の調査結果はありませんが同様に避けていると想像できます。そこで、比較のために相馬・南相馬についても集計してみました。
相馬・南相馬市の葬式(死者)数は
 事故前(2010年1月~4月)478人
 今年(2018年1月~4月) 456人
で(19)少し減っていますが、統計的な差があるとまではいえません。
 福島県葛尾村の子ども達が福島市でサクランボ狩りをしたそうです(20)。
葛尾村の子供達の福島市でのサクランボ狩りを報じるFTV
 ※(20)をキャプチャー
 図-4 葛尾村の子ども達のでサクランボ狩りを報じるFTV

 子供達が食べるので確り検査して欲しいと思います。以下に福島県の福島県福島市産の検査結果を示します。
検査結果が無い福島県福島市産サクランボ
 ※(21)を引用
 図―5 福島市産サクランボの検査結果

 図に示す通り検査結果が出て来ません。葬式が増え汚染されている福島市産のサクランボを福島県は検査していません。それを子供達に食べさせいます(20)。それでいて「風評被害」は確り主張しています(22)。福島は不誠実と言わざる得ません。
 除染土を利用する工事現場付近の稲で作る飼料の購入を計画段階でことわれたことを「風評被害」と報じられています(1)(2)。でも、福島が不誠実ですので。工事が始まって、購入者に伝達される保証はありません。近い将来に工事が始まり汚染土が運びこまれ、汚染される危険が生じることを考えれば、計画段階で購入を断ることは「風評被害」ではありません。当然の事です。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島は根拠もなく「風評被害」が叫ばれています。これでは福島の皆様は不安だと思います。
 福島を代表する農畜産物に牛肉があります(23)。美味しいそうです(24)。福島県牛肉は福島産は「安全」だと主張しています(25)。でも、福島県いわき市のスーパーのチラシには福島産牛肉はありません。
他県産はあっても福島産牛肉が無い福島県いわき市のスーパーのチラシ
 ※(26)を引用
 図―6 福島産牛肉が無い福島県いわき市のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県いわき市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。




―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)<除染土活用>はや風評 売れぬ飼料 二本松の道路造成事業、計画段階の被害に困惑 | 河北新報オンラインニュース
(2)ローカルTime FNN被災地発...
(3)最終処分量2万7000立方メートル 除染廃棄物 | 東日本大震災 | 福島民報
(4)東京ドーム (単位) - Wikipedia
(5)福島原発事故:中間貯蔵施設が本格稼働 - 毎日新聞
(6)除染土、農地再利用基準を決定 食用作物には使わず | 県内ニュース | 福島民報
(7)日本のクリアランス制度 (11-03-04-10) - ATOMICA -
(8)指定廃棄物について|放射性物質汚染廃棄物とは|放射性物質汚染廃棄物処理情報サイト|環境省
(9)[PDF]100Bq/kg と 8000Bq/kg の二つの基準の違いについて - 環境省
(10)めげ猫「タマ」の日記 「福島産は安全」には科学的根拠が無い
(11)めげ猫「タマ」の日記 福島・果物狩り始まる。検査結果がありません。
(12)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日~11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(13)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(14)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(15)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(16)福島県の推計人口(平成30年5月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(17)平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(週1回更新) - 福島県ホームページ
(18)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(19)研究報告|ひらた中央病院 | 医療法人 誠励会 | 福島県 医療 介護 リハビリ
(20)ローカルTime FNN被災地発...
(21)品目から探す | 福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報をあ行⇒お⇒オウトウ(サクランボ)、オウトウ(サクランボ)(施設)、オウトウ(施設)および福島市で検索
(22)福島県風評・風化対策強化戦略について - 福島県ホームページ
(23)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(24)ふくしまの牛 おいしい店・買える店 | ふくしまのお肉 | JA全農福島
(25)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(26)マルト 平尼子店のチラシ・特売情報 | トクバイ
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  1. 2018/06/11(月) 20:06:27|
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