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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

食品中の放射性セシウム検査のまとめ(6月3週)―福島県はモモの安全宣言、汚染が酷く葬式が増えている主産地の検査はしていません。―

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。6月15日までの食品中の放射性セシウムの検査結果が6日遅れで発表になったので(3)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。先回に続き今回もしっかりセシウム入り汚染が見つかっています(4)。牛肉を除く検査結果の概要は以下の通りです。
  ①検査数841件中14件で基準超え(全体の2%)
  ②平均は、1キログラム当たり6ベクレル、最大300ベクレル(福島県産ネマガリタケ)。
事故8年目でも見つかるセシウム汚染食品
   ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(5)を参照
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2018年6月21日発表分)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県

 危険なセシウム汚染食品が宮城、福島産から見つかっています。今週の発表から
 ・岩手県産ブリからセシウム、福島産は116件連続ND
 ・福島県はモモの安全宣言、汚染が酷く葬式が増えている主産地の検査はしていません。
 ・福島産ネマガリタケから過去最高のセシウム
などの特徴が読み取れ福島産は安全とは言えません。

1.岩手県産ブリからセシウム、福島産は116件連続ND
 岩手県産ブリからセシウムが見つかったと発表がありました(8)。福島産が気になります。以下に検査結果を示します。
近県では見つかっても福島産からは見つからないブリのセシウム
 ※1(1)を集計
 ※2 日付けは捕獲日
 ※3 NDは検出限界未満(みつからな事)を示す
 ※4()内は検査先
 図―2 ブリの検査結果

 図に示す通り岩手県産だけでなく、各県が検査した宮城、茨城、千葉県からも見つかっています。でも、福島県が検査した福島産ブリからはセシウムは見つかりません。厚生労働省の発表(1)を見ると2016年以降で116件連続で検出限界未満(ND)です。
  岩手県産ヒラマサからセシウムが見つかったと発表がありました(9)。茨城産、千葉産の検査結果を厚生労働省の発表(1)でみると2016年以降は1件以下なので福島産と比較してみました。
岩手産からは見つかっても福島産ヒラマサからは見つからないセシウム
 ※1(1)を集計
 ※2 日付けは捕獲日
 ※3 NDは検出限界未満(みつからな事)を示す
 ※4()内は検査先
 図―3 ヒラマサの検査結果

 図に示す通り岩手県が検査した岩手産からは見つかっているのに、福島県が検査した福島産からは見つかっていません。
 ブリにしてもヒラマサにしても、福島近県ではセシウムが見つかっているのに、汚染源がある福島産からは見つかりません。海はつなっているのにおかしな話です。ブリやヒラマサなどの福島産の農水産物の出荷前検査は、厚生労働省の発表(1)を見ると、すべてを福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(10)が実施してます。中立性に疑問があります。福島産は他より引く出る検査で「安全」とされ出荷されます。

2.福島県はモモの安全宣言、汚染が酷く葬式が増えている主産地の検査はしていません。
 福島を代表する果物にモモがあります(11)。福島県は今年も検査で「安全」が確認されたと発表しました(12)。
福島産モモの安全宣言をする福島県
 ※(13)を引用
 図―3 モモの「安全宣言」をする福島県

 福島のモモは、福島県全域で栽培される訳ではありません。福島盆地と呼ばれる狭い範囲で主に栽培されています。特に福島市、伊達市、桑折町は福島のモモの3大産地です(14)。以下に示します。
事故8年目になって汚染が広がる福島盆地
 ※1 (15)のデータを(16)に示す手法で6月1日に換算
 ※2 避難区域は(17)による
 ※3 福島盆地は(18)による
 ※4 モモマーク一つはモモの検査1件を示し、(19)による。
 図-4 福島のモモ産地と相馬市・南相馬市 

 図に示す通り福島盆地は国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(20)地域が広がっています。福島のモモは汚染された地で作られています。
 それでも福島県福島市はモモの購入数量が日本一です(21)。福島のモモ産地の皆様の健康が心配です。以下に福島のモモ産地(上位3市町、福島市、伊達市、桑折町)の各年1-4月の合計の葬式(死者)数を示します。
事故後に葬式が増えた福島のモモ産地
 ※1(22)を各年1-4月で集計
 ※2 震災犠牲者は死者・行方不明者を含み関連死を含まず(23)よる。
 図―5 福島のモモ産地(上位3市町、福島市、伊達市、桑折町)の各年1-4月の合計の葬式(死者)数

 図に示す通り事故後に増えています。数値を記載すると
  事故前(2010年1-4月) 1,383人
  今年(2018年1-4月)  1,599人
で16%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら0.008%です。以下に偶然に起こる確率を示します。
 
 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
 ※計算方法は(=^・^=)の過去の記事(24)による。
有意検定表

 福島県のひらた中央病院が福島産米や野菜を避けるか、避けないかのアンケート結果を発表しています(25)。以下に結果を示します。

 表ー2 福島産米や野菜を許容すかのアンケート結果
 ※ (25)を集計
福島産許容する割合が多い郡山市、少ない相馬・南相馬市

 表に示す通り、地域によって大きな差があります。相馬市・南相馬市では福島産米と野菜を共に許容する方は7%です。果物の調査結果はありませんが同様に避けていると推察です。モモの主要産地でなく、福島産果物を避けているであろう、相馬・南相馬市の1-4月の合計の葬式数は
 事故前(2010年1月~4月)478人
 今年(2018年1月~4月) 456人
で(22)少し減っていますが、統計的な差はありません。
 主要産地では無い相馬・南相馬市では葬式が増えていなにのに、汚染されている主要産地(福島市、伊達市、桑折町)では葬式が増えている福島のモモ、確り検査して欲しいと思います。以下に検査結果を示します。
福島市、伊達市、桑折町の検査結果が無い福島産モモ
 ※(19)を引用
 図-6 福島産モモの検査結果

 図に示す通り、主産地で汚染されており葬式が増えている福島市、伊達市、桑折町の検査結果がありません。
 福島産は汚染され、葬式が増えた主産地を避けた検査で「安全」とされます。

3.福島産ネマガリタケから過去最高のセシウム
 福島県産ネマガリタケから1キログラム当たり300ベクレルのセシウムが見つかったと発表がありました(27)。以下に推移を示します。
過去最高のセシウムが見つかった福島産ネマガリタケ
 ※1(1)を集計
 ※2 日付けは収穫日
 ※3 NDは検出限界未満(みつからな事)を示す
 図―7 福島産ネマガリタケの検査結果

 図に示す通り上昇し、事故以来の最高値を記録しました。
 福島県産リーフレタスから1キログラム当たり8.1ベクレルのセシウムが見つかったと発表がありました(28)。以下に推移を示します。
過去最高のセシウムが見つかった福島産リーフレタス
 ※1(1)を集計
 ※2 日付けは収穫日
 ※3 NDは検出限界未満(みつからな事)を示す
 図―8 福島産リーフレタスの検査結果

 図に示す通り上昇し、事故以来の最高値を記録しました。
 事故8年目になりましたが福島産はセシウムが上昇し事故以来の最高値を出しています。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 ・他所より低くでる検査で安全とされる福島産
 ・汚染の酷い主産地避けた検査で安全とされる福島産
 ・セシウム濃度が上昇する物がある福島産
 (=^・^=)は不安なので「買わない」「食べない」「出かけない」の「フクシマ3原則」を決めています。でも、これって(=^・^=)だけではないようです。
 福島県産サクランボのPRが福岡市で行われたそうです。好評との事です(29)。でも福島では違うようです。福島はサクランボの季節です。福島県福島市産のサクランボはつややかな赤い宝石の甘酸っぱさで人気があるそうです(30)。福島産は検査で「安全」とされます(31)。でも福島県福島市のスーパーのチラシには福島産サクランボはありません。
他県産はあっても福島産サクランボが無い福島県福島市のスーパーのチラシ
 ※(32)を引用
 図―9 福島産サクランボが無い福島県福島市のスーパーのチラシ

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第1088報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(6月2週)―福島でセシウム汚染食品が市場流出、49日間発表しません―
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)(3)中の「1 自治体の検査結果⇒検査結果(PDF:779KB)
(8)(3)中のNo21
(9)(3)中のNo22
(10)農林水産部 - 福島県ホームページ
(11)くだもの図鑑 ? くだもの消費拡大委員会
(12)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(13)(12)中のくだもの編 [PDFファイル/193KB]
(14)くだものづくりがさかんな福島盆地
(15)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(16)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(17)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(18)福島盆地 - Wikipedia
(19)品目から探す | 福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報を「果物⇒ま行⇒も⇒モモ、モモ(施設)で6月22日に検索」
(20)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(21)福島県・福島市|なるほど統計学園
(22)福島県の推計人口(平成30年5月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(23)平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(週1回更新) - 福島県ホームページ
(24)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(25)研究報告|ひらた中央病院 | 医療法人 誠励会 | 福島県 医療 介護 リハビリ
(26)(3)中の「2 緊急時モニタリング又は福島県の検査結果⇒検査結果(PDF:144KB)
(27)(26)中のNo315
(28)(26)中のNo368
(29)福岡で福島県産農産物PR 復興応援フェスタ、サクランボ人気:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(30)特産品を知る | JAふくしま未来について | JAふくしま未来
(31)検査体制 | 福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報
(32)ヨークベニマル/お店ガイド
6月24日追記
 本記事に関し、誹謗中傷をいただきました(A1)。誹謗中傷者はこちらの記事(A2)の誹謗中傷者と同じ方だと思います。
 本記事の内容は
①近県のブリやヒラマサの検査ではセシウムが見つかっているのに、福島県が検査した福島産からは見つかっていない。近県の検査との整合性が取れない。汚染源があるので、福島産が高く出る筈。低くでることはありえない。
 ②福島県はモモも検査で基準値以下と発表したが、主要産地の福島市、伊達市、桑折町の検査はしていない。おこは汚染されており、葬式が増えている。
 ③ネマガリダケ、リーフレタスでは過去最高のセシウムが確認された。本文には記載がありませんが昨年(2017年)と今年(2018年)の最高値を1キログラム当たりの値を記載すると
  ネマガリダケ
   昨年  44ベクレル
   今年 300ベクレル(約7倍に上昇)
  リーフレタス
   昨年 検出限界未満(ND)
   今年 8.1ベクレル
です。
 この「誹謗中傷」はこの記事を丸写しで掲載したブログのコメントとして書かれいます(A1)。直接にこの記事に投稿すればよいのですが、引用先にコメントする犬の遠吠えを選んだようです。誹謗中傷者様も自分で論理が破綻しているのは気づいているようです。
 誹謗中傷の内容と誹謗中傷である理由は以下の通りです。
①について
 誹謗中傷1 ブリにしろヒラマサにしろリーフレタスにしろ基準値を超えていない。騒ぐなら基準値を超えてからにしろ。印象操作しか能がないのか。
 誹謗中傷事由
 a)ここで問題なのは福島県の検査が信頼できるかです。同じようなものを測れば同じような値がでるはずです。でも、福島産だけは全数NDとゆう考え得る最低の値が出ています。本文記載の通り福島産の検査を実施してるのは、福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(10)です。福島県のコントロール下にあります。福島県知事は
 「(福島)県土再生に向けて力強く歩む姿をアピールした。」
そうです(A3)。
 福島県知事の「県土再生に向けて力強く歩む姿をアピールした。」と報じる福島民報
 ※(A3)をキャプチャー
 図―A1 福島県知事の「県土再生に向けて力強く歩む姿をアピールした。」と報じる福島民報

 図-4に示す様に福島では汚染が広がっています。(福島)県土再生にはそれでも「安全」を主張しなければなりません。なんらかの指示や忖度があっても不思議ではありません。
 b)この記事は6月21日発表分にスポットをあてましたが、近県ではセシウムが見つかるのに福島産からは見つからない(ND)である例は他にもいくらでもあります。以下にスズキの例を示します。
近県では見つかっても福島産スズキからは見つからないセシウム
 ※1(1)を集計
 ※2 日付けは捕獲日
 ※3 NDは検出限界未満(みつからな事)を示す
 ※4()内は検査先
 ※5 淡水は除く
 図―A2 スズキの検査結果

 図に示す通り茨城・千葉、岩手産、宮城産のスズキからもセシウムが見つかっています。ところが福島県が検査した福島県産からは見つかっていません。特に千葉産からは、1キログラム当たり66ベクレルのセシウムが見つかっています。誹謗中傷者様は
「基準値を超えてからにしろ。印象操作しか能がないのか。」
と主張されていますが、汚染源との距離を考えれば福島産からは基準値(1キログラム当たり100ベクレル(6))を超えている可能性があります。福島県は基準値超えを検出限界未満(ND)と発表している可能性すらありす。
誹謗中傷2
「>海はつなっているのにおかしな話です((=^・^=)の引用。
 海流に考えが及ばないのか、それともわざと言っているのか。」
海流が陸に直角に流れるとは思えません。そって流れているはずです。季節によって変動するとは思いますが、福島県沖では福島から宮城、岩手ないしは福島から茨城、千葉に流れるかです。図―2ないし図―A2に示す様に「宮城、岩手」ないしは「茨城、千葉」のどちらでもセシウムが見つかっています。海流がどちらにながれていても、福島産が低くでると結論は変りません。もし誹謗中傷様がこの記事を否定するなら「海流に考えが及ばないのか」では、海流はこれこれと主張し、この海流を考えれば「ほぼ同じ」とのロジックを展開すれば説得力があったと思いますが、しません。そのような事はできなからです。海流ならここで分かります(A4)。

②について
誹謗中傷2
「>このような事が偶然に起こる確率を計算したら0.008%です((=^・^=)の記事引用)。
 まだ「デタラメ死者数検定」をやるつもりか。
 http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/768.html#c3 のような指摘があるので、この指摘の」
誹謗中傷理由
 誹謗中傷者様ご引用のURLのコメントは誹謗中傷様自身の物と思われます。(=^・^=)なら(=^・^=)の記事を引用するする場合は堂々と(=^・^=)が書いた主張します。(=^・^=)は確りしたリファレスを付けることにいているので自信があります。それを誤魔化す誹謗中傷様は自分のコメントには自信がないようです。でこのURLで
「表―2相変わらずのデタラメ死者数検定だが、これがデタラメだと理解できない人はかなりの数学音痴だ。χ2 なんて言葉が出ただけで簡単に騙されるのだろうwww」
と主張しています。この記事では「表―1」が該当します。「χ2 なんて言葉」は出て来ませんが、これについては(=^・^=)の過去の記事(24)で説明しています。概要を書くなら
 福島ではウサギとカメの田んぼアートが登場したそうです(A5)。
福島に現れたウサギとカメの田んぼアート
 ※(A6)をキャプチャー
 図-A3 福島に登場した「ウサギとカメの田んぼアート」

 そこでウサギとカメさんの話で進めたいと思います。うさぎさんが1回、カメさんが7回勝ちました。うさぎさんは悔しくて仕方ありません。そこで、うさぎさんは言いました。
 「本当はおれの方が強いのさ、いまのは偶然だと」
そしたら、かめさんは言いました。
 「だったら、偶然に起こる確率を計算してみよう」
と言いました。計算してみてくださと、χ2値を使うχ22値は、
  期待値:変わらないとした起こるであろう値(8戦ですので、実力が同じならうさぎもかめも4勝です)
  実測値:実際に起きた値、うさぎは1、カメは7です。
  χ2値:(実測値-期待値)2÷期待値(A6)
    a)うさぎさんは(1-4)2÷4=2.25
    b)カメさんは(7-4)2÷4=2.25
 χ2
   全てのχ2値の合計です。この例では、
    2.25+2.25=4.5
 です。
 自由度:前年と今年、うさぎとカメなど2物を比べる場合は1です。
     O、A,B、ABのように4つを比べるなら3です。
     概ね比べるものの数ー1みたいです。
 これだけの数字が分かるとExcelでは、セルに
   =CHIDSIT(χ2和、自由度)
と入れると、簡単に偶然に起こる確率を計算できます(A7)。この場合、3.4%になりました。2と殆ど同じです。なお、統計の世界では偶然に起こる確率を「危険率」と呼ぶみたいです(A8)。(=^・^=)は、この計算過程を以下のような表にまとめていたりします。なお、(=^・^=)のExcel(バージョン014.0.6115.5003)では、CHIQ。DIST.RTです。

 表―A1 χ2和から、偶然に起こる確率を計算した例
brg120730a.gif

 本記事では2010年と18年1-4月で比べて葬式が増えたそうでないかを考えます。先の例に例えるなら
 2010年の葬式、ウサギさんの勝ち数
 2018年の葬式、カメさんの勝ち数
とすれば同じような計算できます。2010年と2018年の葬式を一つの集団(母集団)とみて、これを二つのグループ2010年と2018年の葬式の分けて多いか多くないかを比較しています。
 数学的手法には抵抗感がある方が多いと思いますが、事実関係を確認するには有益な方法です。数学音痴の方で興味がれば調べてみてください。

誹謗中傷3
 (=^・^=)の過去の記事(A)引用後に、そこでの集計について

牛肉産地 観測値 期待値  χ^2値
-------- ------ -------- ----------
2007年度 4445  4687.5  12.5453333
2009年度 4930  4687.5  12.5453333
期待値  9375  9375   25.0906667
------------------------ ----------
偶然に起こる確率(危険率) 5.4697e-07
となり、Dvz5pxVxe2 氏の計算の通りで、原発事故以前にもかかわらず確率は0.00000054697だ。めげ猫、これはいったいどういう事だ、説明してみろ。(笑)」
と主張しています。
誹謗中傷事由
 牛肉産地は二本松市、郡山市、田村市、須賀川市としていますが(A10)、牛肉産地の2007年度(4月~翌年3月)までの葬式数を集計すると「4445人」でなく「4623人」です。有意差がでるようの適当に数値をでっち上げた?どのみちデマです。
誹謗中傷4
「三春と大子はめげ猫によって除外されている」
誹謗中傷事由
 これは(A10)について扱ったものですが、郡山市の人口統計を扱っています。ここのは三春町は含まれていないので、除外するのが当然です。太子町は茨城県です(A11)。福島県内に比べ福島産に触れる機会は少ないと思います。郡山市は福島産米を給食に出していますが(A12)、大子町の給食は茨城産を優先しています(A13)
誹謗中傷5
「■ 郡山市
男 100.4
<略>
[ http://jp.gdfreak.com/public/detail/jp010120004010107212/3 ]
 
めげ猫の主張とは真逆で、相馬市と南相馬市は非常に悪い。いわき市も南相馬市と同じくらい悪い」
誹謗中傷事由
引用している「http://jp.gdfreak.com/public/detail/jp010120004010107212/3」は葬式が増えたでなく、葬式が多いと主張しいるです。死亡率は高齢化が進んでいると高くなるはずなので、死亡率の大小で事故前と事故後を比較することが出来ません。以下に以下に2018年1-4月の社会的増減(転入者―転出者)を示します。
20代前半女性で顕著な福島の社会減
 ※(A14)を集計転載
 図―A4 2018年1-4月の福島県の社会的増減

 高齢者の移動が少ない事が分かります。この集団は死亡リスクがたかので、葬式数で比較するのが妥当です。さらに死亡率の算出が大きめにでる方法をとっています。誹謗中傷者が引用先を見ると、死亡率を総務省 国勢調査及び国立社会保障・人口問題研究所 将来推計人口を母数にし、総務省 住民基本台帳に基づく人口動態及び世帯数で死者数を拾っています。南相馬市は多くの市民が市外に避難しています(A15)。人口は国勢調査を元に概ね南相馬市に住んでいる方ですが、死者数は住民基本台帳に基いているので市外に避難しているかたも加えられます。この集計は葬式が多めに出てきます。

誹謗中傷6
「各年における、福島市、伊達市、桑折町の初回の検査日は次の通りだ。
 
■2011年
福島市 H23.6.24 モモ ND ND 9.6
福島市 H23.6.24 モモ ND 13 13
福島市 H23.6.24 モモ ND ND ND
[ http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/10769.pdf ]
 
桑折町 H23.6.29 モモ ND 21 36
[ http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/10768.pdf ]
 <略>
>(19)品目から探す | 福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報を「果物⇒ま行⇒も⇒モモ、モモ(施設)で6月22日に検索」
 
と書いてあるが、6月22日までに初回の検査がされたのは、2013年6月12日の福島市、ただ1件だけだ。」
誹謗中傷理由
2011年5月21日伊達市産モモの検査結果が発表されています(A16)。厚生労働省の発表(1)をみると2016年までは5月中に伊達市産モモの検査結果が発表になっています。
「6月22日までに初回の検査がされたのは、2013年6月12日の福島市、ただ1件だけだ。」
は完全なデマです。今日は6月24日ですが、(19)でモモを検索しても福島市、、伊達市、桑折町の検索結果はできません。


<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島を安全と主張される方はデマを並べたり、根拠にならない事を根拠だと嘘を言い福は安全だと主張します。これでは福島の皆様が不安です。
 福島を代表する野菜にキュウリがあります。須賀川市が主要な産地です(A17)。露地栽培が主流です(A18)。今年も露地栽培の福島県須賀川市収穫がは今りました(A19)。
須賀川市産露地栽培キュウリの収穫開始を報じるFTV
 ※(A19)を引用
 図-A5 露地栽培のキュウリの収穫を報じる福島のローカルTV局(FTV)

でも、福島県の発表には須賀川市産露地栽培のキュウリの検査結果がありません(A20)。
 福島県の検査結果が無い須賀川市産露地栽培キュウリ
※(A20)をキャプチャー
 図-A6 須賀川市産露地栽培のキュウリを検査が無い福島県の検査
 
それでも、福島県は福島産は「安全」だと主張しています(A21)。当然ながら福島県相馬市のスーパーのチラシには福島産キュウリはありません。
他県産はあっても福島産キュウリが無い福島県須賀川市のスーパーのチラシ
 ※(A22)を引用
 図―A7 福島産キュウリが無い福島県相馬のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県相馬市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(A1)食品中の放射性セシウム検査のまとめ(6月3週)―福島県はモモの安全宣言、汚染が酷く葬式が増えている主産地の検査は… 赤かぶ
(A2)めげ猫「タマ」の日記 福島・遺伝的影響資料に「出生性比」が無し
(A3)福島民報を6月24日に閲覧
(A4)気象庁 | 海流に関する診断表、データ 日別海流
(A5)かがみいし2018田んぼアート|鏡石町公式ホームページ[福島県]
(A6)ローカルTime FNN被災地発...
(A7)カイ二乗検定 - Wikipedia
(A8)CHIDIST関数の使い方 初心者のエクセル(Excel)学習・入門
(A9)仮説検定 - Wikipedia
(A10)めげ猫「タマ」の日記 福島牛は10%安
(A11)大子町 - Wikipedia
(A12)JA郡山市|事業PR
(A13)6月22日(金) - 大子町教育ポータルサイト
(A14)めげ猫「タマ」の日記 2018年も若い女性が逃げて行く福島
(A15)避難の状況と市内居住の状況 - 南相馬市
(A16)食品中の放射性物質の検査結果について(第73報) |報道発表資料|厚生労働省中の「(別添5)(PDF:54KB)
(A17)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(A18)東京都 JA全農東京-月報 野菜情報−産地紹介−2014年5月
(A19)ローカルTime FNN被災地発...
(A20)(19)を「果物⇒ま行⇒も⇒モモ、モモ(施設)で6月22日に検索」でなく「野菜⇒か行⇒キュウリ⇒キュウリ(施設)、須河市で6月24日に検索」
(A21)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(A22)Webチラシ情報 | フレスコキクチ
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  1. 2018/06/24(日) 18:54:12|
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