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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

柏崎刈羽、設置許可合格6ヶ月、追加の審査会合が開けず

 柏崎刈羽原発が設置許可に2017年12月27日に合格しました。再稼働までには工事計画認可、保安規定の認可が必要です(3)。設置許可から半年が経過しましが、この間に審査会合が開かれておらず(4)、次のステップに進めません。
 柏崎刈羽原発は新潟県にある東京電力の原子力発電所です(5)。ただし、新潟での評判は良くないようです。6月10日に新潟県知事選挙が行われましたが(6)、選挙に合わせて朝日新聞が実施した出口調査で、柏崎刈羽の再稼働への賛否に絞った質問でも、反対(65%)が賛成(30%)をダブルスコアで上回わりました(7)。新潟の読者に事情を聴くと
 ・新潟に電気を供給してない東京電力の発電所である(8)。
 ・福島事故を起こした東京電力の発電所である(9)。
 ・2007年の中越沖地震では、火災(5)や放射能漏れ事故(10)をお越し、新潟県の海水浴客が半減する等(11)の被害を出しました。
2007年の柏崎刈羽原発火災映像を放送したBSN
 ※(12)を転載
 図-1 煙もくもく柏崎刈羽原子力発電所

6月10日に新潟県知事選挙が行われました。選挙の結果、与党系候補が当選しました(6)。前知事は野党系でしたので(13)、新潟県知事は野党系から与党系に代わりました。ただし、与党系の現知事も選挙公約では柏崎刈羽の再稼働には慎重な姿勢をしめしています。以下に選挙公報を示します。
再稼働慎重をうたう当選した現知事の選挙公報
 ※(14)をキャプチャー
 図―2 当選した現知事の選挙公報

 図に示す様に柏崎刈羽の再稼働への慎重姿勢を公約のトップに上げています。
 昨年12月27日の原子力規制員会は柏崎刈羽原発6,7号機の適合性審査(安全審査でない)のうち設置許可に合格しました(1)(2)。審査合格との報じられていますが、これで原子力規制員会の審査が全て終了した訳ではありません。
柏崎刈羽「合格」と報じるTV朝日
 ※(2)をキャプチャー
 図―3 柏崎刈羽合格と報じるTV朝日

 原子力規制員会の審査しには設計の妥当性を審査し、妥当であれば出される「設置許可」、設計に従っての工事の詳細を審査し、妥当であれれば出される「行為計画認可」、原発の運転規則を定めた保安規定を審査し、妥当であれば出される「保安規定認可」、最後に完成した原発を検査する「使用前検査」です(3)(15)。このうち、柏崎刈羽は合格していりのは「設置許可」だけです(1)(4)。再稼働にはこれとは別に立地自治体(柏崎刈羽の場合は新潟県、柏崎市、刈羽村(16))の合意が必要です(17)。
 ところが審査会合は「設置許可」が出た2017年12月27日(1)以降は開かれていません。半年近く、審査が止まったままです。日本の原発に大きく分けて加圧水側(PWR)と沸騰水型(BWR)があります(18)。柏崎刈羽は沸騰水型(BWR)の中では審査が優先されて進められていました(19)。報道によると東海第二はまもなく「設置許可」が事実上決まるようです(20)。原子力規制員長の会見(21)を聞いて入る限りは「設置許可」が決まれば、一気に「工事計画認可」「保安規定認可」に行きそうです。このままですと、東海第二に追い抜かれそうです。
 
<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 柏崎刈羽原発の再稼働について、日本経済新聞は
「花角氏(新潟県の新知事)にも現実を踏まえた対応を求めたい。柏崎刈羽原発の再稼働の可否は東電の経営を左右し、福島原発事故の被災地の復興にも影響を及ぼす。いたずらに判断を遅らせることは避けるべきだ。」
と論じていました(22)。柏崎刈羽の再稼働は東電の経営を安定化し、福島復興の為に必要なようです。東京電力は新潟に電気を供給していないので、東京電力の経営が安定化しても新潟県にはメリットはありません。再稼働すれば放射能が飛んでくるリスクを負うだけです。東京電力は株主総会で「地域の皆様との対話」を主張していました(23)。
 「地域の皆様との対話」を主張する東京電力
※(23)をキャプチャ
 図―4 「地域の皆様との対話」を主張する東京電力
 
 地域に皆様は電気を地域に電気を供給しない原発は廃炉を望んでいるようです。東京電力はいくら地域と対話しても、そのような話は汲み取らないと思います。東京電力は事故で福島を汚染しました。それなのに、福島を避ける行為を「風評被害」と断じています。
 風評被害を主張する東京電力
※(23)をキャプチャ
 図―5 「風評被害」と断じる東京電力

 こんな東京電力では福島の皆様は不安だと思います。
 福島を代表する野菜にキュウリがあります。二本松市も福島のキュウリの主要な産地です(24)。福島の直売所では「きゅうりまつり」が開催されました(25)。福島はキュウリの季節になりました。福島のキュウリは美味しいそうです(26)。福島県は福島産キュウリは「安全」だと主張しています(27)。でも、福島県二本松市のスーパーのチラシには福島産キュウリはありません。
 他県産はあっても福島産キュウリが無い福島県二本松市のスーパーのチラシ
※(28)を引用
 図―6 福島産キュウリが無い福島県のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県二本松市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)第57回原子力規制委員会 | 原子力規制委員会
(2)柏崎刈羽6・7号機が正式合格 東電では事故後初めて(17/12/27) ANNnewsCH
(3)原子力施設等の安全規制 - 原子力施設と法律 | 電気事業連合会
(4)柏崎刈羽原子力発電所 6・7号炉 関連審査会合 | 原子力規制委員会
(5)柏崎刈羽原子力発電所 - Wikipedia
(6)2018年新潟県知事選挙 - Wikipedia
(7)花角氏、再稼働反対票も取り込む 新潟知事選、出口分析:朝日新聞デジタル
(8)東京電力ホールディングス - Wikipedia
(9)福島第一原子力発電所事故 - Wikipedia
(10)柏崎刈羽原子力発電所6号機の放射性物質の漏えいについて|TEPCOニュース|東京電力
(11)[PDF]PDF形式 858 キロバイト - 新潟県
(12)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい東電原発(3月1週)―柏崎刈羽・安全審査の申請書を再提出―
(13)新潟県知事一覧 - Wikipedia
(14)めげ猫「タマ」の日記 福島第二廃炉、狙いは柏崎刈羽の再稼働
(15)新規制基準適合性に係る審査・検査の流れ | 原子力規制委員会
(16)新潟の原発立地自治体3首長、7日に会談  :日本経済新聞
(17)原発周辺自治体:再稼働の同意権要求5割 立地自治体と差 - 毎日新聞
(18)日本の原子力発電所 - Wikipedia
(19)柏崎刈羽原発の先行審査を再開 規制委方針  :日本経済新聞
(20)東海第2原発、来月「合格」へ 規制委の再稼働審査 - 共同通信
(21)原子力規制委員会 定例記者会見(平成30年06月27日) NRAJapan
(22)原発への不安をどう拭うか  :日本経済新聞
(23)動画アーカイブ|写真・映像ライブラリー|東京電力ホールディングス株式会社
(24)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(25)農産物直売所 みらい百彩館「んめ~べ」 ? JAふくしま未来 直売所「んめ~べ」のブログ
(26)東京新聞:みずみずしい福島産キュウリ 風評被害を吹き飛ばせ:ふくしま便り:東日本大震災(TOKYO Web)
(27)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(28)安達店 | ベイシア

 
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  1. 2018/06/28(木) 19:43:12|
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