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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島甲状腺、悪性ないし悪性の疑いが209人、まだまだ増える

 昨日(7月8日)に福島県県民健康仮調査、第10回甲状腺検査評価部会が開かれ(1)、集計外の甲状腺がん患者が11人いることが発表されました(2)。これで悪性ないしは疑いの方の合計が209人になりました。これからも増えて行きそうです。
  チェルノブイリ原発事故で子供の甲状腺がんの多発が見つかりました(3)。これを受けて福島でも事故当時18歳以下だった子供を対象にした甲状せん検査が実施されています(4)。当初の想定は100万人当たり2,3人です(5)。これまでの発表(7)(8)(9)と今回の発表(2)をを集計すると累積で
 約30万人の検査で209人
の悪性ないし悪性の疑いの方が見つりました。1万人当たりにして7人です。当初の想定に比べ比べ極めて高い割合です。以下に推移を示します。
ドンドン増える福島甲状腺
 ※(10)を集計
 図―1 どんどん増える福島の甲状腺癌

 これについて福島原発事故の為とも(11)、そうでないとも主張があります(12)。  福島県の放射線リスクアドバイザーの高村昇氏は昨年3月に
 「県民健康調査で行われている『甲状腺検査』のうち先行検査で甲状腺がんあるいはその疑いと診断された方の発症頻度を地域別に比較したところ、避難区域等の13市町村(田村市や伊達市、川俣町含む)で10万人当たり33.5人、中通りで38.4人、浜通り(避難区域以外のいわき市、相馬市、新地町)で43.0人、会津地方で35.6人と甲状腺がんの頻度はほぼ同じであり、少なくとも事故当時に東京電力福島第一原発の近くにいらっしゃった方に甲状腺がんが多いということはありません。」
との寄稿文を福島県地方紙の福島民報に寄せています(13)。以下にこれに従った地域分けを記載します。
事故8年目も汚染されたままの福島
 ※1(14)のデータを元に(15)に示す手法で7月1日に換算
 ※2 避難地域等の13市町村は避難勧奨地点が設定された伊達市および緊急時避難準備区域のみの広野町を含む(16)
 ※3 福島県の区域分けは(17)による。
 ※4 浜通り、中通りは13市町村以外
 図―2 福島民報での甲状腺の区域分け

 今回の発表は(2)、2017年6月30日までに新たに避難区域等が設定された13市町村が4人、13市町村以外の中通りが4人、同じく浜通りが3人、会津が0人です。会津にはおらず地域に偏りがあります。そこで、これまでの発表と合わせ地域毎の悪性または疑いの方(以下罹患者とする(の割合(以下罹患率とする)を集計しました。
  13市町村 検査41,810人中、罹患者が39人で、罹患率は0,093%
  中通り 検査169,152人中、罹患者116人で、罹患率0.069%
  浜通り 検査 55,790人中 罹患者 37人で、罹患率0.066%
  会津  検査 33,720人中 罹患者 17人で 罹患率0.050%
で、会津は13市町村の半分です。このような事が偶然に起こる確率を計算したら
、統計的な差があるとされる5%を下回る3.1%でした。なお、検査は3回目までの結果が発表になっていますが、検査参加者が一番多かった1回目の検査で集計しました。以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。

 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
 ※計算方法は(19)による。
有意差検定表

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島事故での健康被害を公式に認めた例はないはずです。ただし、福島の甲状腺は事故の影響を否定しえないと思います。それでも、事故とは無関係との主張(13)が続けられそうです。その代わり、福島では「風評被害」を口実に報道干渉が平然と行われています(20)。これでは福島の皆さまは不安だと思います。
 福島を代表する果物にモモがあります(21)。福島の観光列車では福島産モモをつかったスイーツが出されています(22)。福島はモモの季節です。福島県福島市産のモモは糖度が高く濃厚な味わいだそうです(23)。福島県は福島産モモは「安全」だと主張しています(24)。でも、福島県福島市のスーパーのチラシには福島産モモはありません。
 他県産はあっても福島産モモが無い福島県福島市のスーパーのチラシ
※(25)を引用
 図―3 福島産モモが無い福島県福島市のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県福島市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)第10回甲状腺検査評価部会(平成30年7月8日)の資料について - 福島県ホームページ
(2)(1)中の「  資料3 甲状腺検査集計外症例の調査結果の速報 [PDFファイル/155KB]
(3)放射線被曝とがんとの関連性3 | トピックス | 日本臨床検査薬協会
(4)県民健康調査について - 福島県ホームページ
(5)第3回「県民健康調査」検討委員会(平成23年7月24日開催) - 福島県ホームページ中の当日配布資料
(6)第31回福島県「県民健康調査」検討委員会(平成30年6月18日)の開催について - 福島県ホームページ
(7)(6)中の資料3-2 県民健康調査「甲状腺検査【本格検査(検査2回目)】」結果概要<平成29年度追補版> [PDFファイル/8.77MB] 
(8)(6)中の 資料3-1 県民健康調査「甲状腺検査(先行検査)」結果概要 [PDFファイル/969KB]
(9)(6)中の 参考資料3 甲状腺検査結果の状況 [PDFファイル/181KB]
(10)「県民健康調査」検討委員会 - 福島県ホームページ
(11)「福島の子供の甲状腺がん発症率は20~50倍」 津田敏秀氏ら論文で指摘
(12)福島県における小児甲状腺超音波検査について
(13)放射線 放射性物質 Q&A 甲状腺がん 浜通りの割合高い? | 東日本大震災 | 福島民報
(14)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日~11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(15)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(16)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(17)福島県 - Wikipedia
(18)23-3. 有意水準と検出力 | 統計学の時間 | 統計WEB
(19)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(20)めげ猫「タマ」の日記 ビキニ環礁は福島の未来
(21)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(22)フルーティアふくしま | 東日本旅客鉄道株式会社 仙台支社
(23)フルーツを食す《福島のサクランボ・桃・梨・ブドウ・りんご》 - 福島市
(24)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(25)イトーヨーカドー 福島店
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  1. 2018/07/09(月) 19:48:02|
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