3号機のサブドレン(施設内で集水・管理された地下水)のヨウ素131の濃度をグラフにしてみました。

2011年4月19日にから、5月3日にかけて急激に増えています。いや、増えていると言うよりは、新しくヨウ素131が出来ているみたいです。ところで
ここでで「ヨウ素131の検知は核実験や原子炉事故を意味する」と書いてありました。原発事故は確かにありました。ひと月前に!でも、ヨウ素131が新しく出ているので、4月19日直前にも「事故」が起こっていることになります。
どんな事故かって、再び原子炉にあったウランが燃え出し、ヨウ素131を作り出したとしか思えません。再臨界です。再臨界とは、一度止まった、核分裂反応(すなわち原子炉内のウランが燃えて熱を出すこと)が再び始まることです。しかも制御はきわめて難しいと思います。たぶん、核分裂反応が終了するまで、水で冷やし続けなればならないと思います。そうしないと、メルトダウンした塊が熱を持ち、格納容器を壊し、中にたまった大量の放射線物質(放射能)が外にでてしまうからです。だから、再臨界が起こる危険があっても水で冷す必要があると思います。
ところで
ここによれば、福島第一原子力発電所3号機には94トンのウラン燃料が詰まっているそうです。そのうち2.5%が核分裂を起こす(燃える)ウラン235だとすると、ウラン235は、94×0.025=2.35トンあることになります。
ここによりますと、1gのウラン235が出すエネルギーは、8.2×10
10Jです。1トンに換算すると、8.2×10
16Jです。2.35トンでは8.2×10
16×2.35=20×10
16Jです。
3号機に毎時6トン、年52、560トン(6t×24時間×365日)の水を注入し、100°Cで回収したとします。水1gが100°C温度が上がれば420Jの熱を回収できます。1tですと、その100万倍ですので、42000万Jになります。同じ書き方をすると4.2×10
8Jです。何年水を入れ続けンければないか
20×10
16J÷4.2×10
8Jです。あとは勝手に計算してみてください。
怖くてできません。たとえ単純計算であり、色々な要因を無視しているにしても!・・・・
スポンサーサイト
- 2011/05/31(火) 21:39:51|
- -
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0